富山には「何もない」と言われる理由
「富山って観光スポットが少ないのでは?」「富山観光に行きたいけど、もしかして何もない?」といった声を聞くことがあります。しかし、富山には”知られざる魅力”がぎゅっと詰まっていて、自然や街歩き、食などを巡りながら、気づけば一日があっという間に過ぎてしまう場所です。
実際に、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズが毎年発表している「その年行くべき世界の旅先」では、2025年版の52カ所に富山市がランクイン。 これは、日本から富山市と大阪市のみが選ばれたという、非常に名誉ある評価です。
また、季節ごとに見どころが変わるところも富山の大きな魅力です。春のチューリップ、夏の海や高原、秋の紅葉、冬の雪景色と、いつ訪れても新しい発見があります。
「何もない」と思われがちな富山ですが、実際には”自分だけの楽しみを見つけられる場所”なのです。
富山観光を楽しむ3つのポイント
初めて富山を旅する方は、どこから回ればいいか迷ってしまうことがあるかもしれません。
富山はエリアごとに見どころがはっきりしているため、ポイントを押さえるだけで自分に合ったペースで楽しめます。
富山観光をよりスムーズに、そして満足度高く味わうための3つのポイントを紹介します。
1.日数に応じてエリアを選ぶ
富山はエリアごとに魅力が異なるため、滞在日数に合わせて訪れる場所を絞るのがおすすめです。
【日帰りの場合】
富山市や高岡市など、アクセスが便利で街中の観光も楽しめるエリア
【1泊の場合】
立山や黒部の大自然に足を伸ばして、山岳観光や絶景スポットを満喫
【2泊以上の場合】
南砺や氷見など西部エリアも含めた周遊プランで、自然、歴史、海の幸までじっくり体験
滞在日数に合わせてエリアを選ぶことで、無理なく富山の魅力を味わえます。先に、行きたいエリアが決まっている場合は、エリアに合わせて滞在日数を決めるのもよいでしょう。
2.興味のあるジャンルで優先順位を決める
富山には自然、歴史、文化、グルメ、体験など、目的別に過ごせる観光スポットが豊富です。すべてを詰め込もうとすると満喫する前に疲れてしまうので、まずは自分が興味のあるジャンルを軸に旅を計画しましょう。
自然に触れたい方は山や海、公園などでのリフレッシュや、歴史や文化に興味がある方はお寺・神社や伝統建築を巡るなど、富山にはさまざまなジャンルの観光スポットがあります。食や体験を重視する場合は、地元の市場で味わえる新鮮な海の幸や、工房でのものづくり体験も思い出に残るでしょう。
興味に合わせて優先順位を決めるだけで、富山観光の満足度がぐっと上がります。
3.移動手段(公共交通・レンタカーなど)を事前に確認
富山の観光スポットは点在しているため、移動手段を事前に確認しておくことも大切なポイントです。
富山市内や高岡市中心部であれば、徒歩や公共交通を使って十分に観光が楽しめます。しかし、立山や黒部、南砺など郊外の自然や文化スポットを回る場合は、観光地どうしの距離が離れているうえ、路線バスや電車の本数が限られている場所も多くあります。そのため、レンタカーがあると移動がスムーズになり、時間を気にせず自分のペースで回れるでしょう。
また、路線バスやトロッコ電車など、観光に特化した公共交通も便利に利用できます。
富山市エリアの観光スポット
富山観光が初めての方にとって、まず訪れやすいのが富山市エリアです。近代的な街並みと文化的なスポットがぎゅっと集まっていて、アクセスも良好。美術館や公園、散策スポットなどがそろっています。富山市は歩いて巡れる場所も多く、気軽に回れるところが魅力です。
富岩運河環水公園

富山市で「富山らしさを感じたい!」という方にまずおすすめしたいのが、富岩運河環水公園です。水辺と緑が広がる気持ちのいい公園で、日本の歴史公園100選にも選ばれています。広い芝生や運河沿いの遊歩道は散策にちょうどよく、初めて訪れる方でも自然とリラックスできる空間です。
公園内には「世界一美しい」と称されるスターバックスや、おしゃれなレストランもあり、カフェ時間や食事を楽しむ場所としても人気があります。さらに「富山県美術館」が徒歩圏内にあり、アート散策の拠点にもぴったりです。富山と岩瀬を繋ぐ「富岩水上ライン」のクルージングでは、ゆったりと富山市の絶景を満喫できます。
夕暮れから夜にかけてはライトアップが始まるため、昼間とは違うロマンチックな雰囲気に包まれます。季節ごとに風景が変わるところも魅力のひとつで、まさに富山県を代表する観光スポットです。
「富岩運河環水公園」で味わえるランチは、こちらで紹介しています。
| 場所 | 富岩運河環水公園 |
| 住所 | 富山県富山市湊入船町 |
| アクセス | 〈車〉 「富山IC」より約20分 「富山空港」より約25分 〈電車〉 富山駅より徒歩10分 |
| 公式サイト | https://www.kansui-park.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/kansuipark/ |
| 問合せ先 | 076-444-6041 (富岩運河環水公園パークセンター) |
| 営業時間 | 終日 |
| 定休日 | なし |
| 駐車場 | 〈園内駐車場(無料)〉 駐車台数:3か所 計171台 ※利用時間9:00~22:00 〈立体駐車場(有料)〉 駐車台数:73台(入場から2時間無料、以降30分毎に110円加算) ※24時間入出庫可能 |
富山城址公園

富山城の跡地に広がる「富山城址公園」は、街の中心にありながら歴史と自然がゆったりと感じられるスポットです。園内には広い芝生広場やブランコなどの遊具も整備されていて、家族連れで気軽に立ち寄れるところも魅力です。
敷地内には富山市郷土博物館があり、映像や資料を通して富山の歴史をわかりやすく学べます。さらに、東洋美術を中心に展示する佐藤記念美術館や、趣ある和風庭園も見どころの一つです。
春には桜、秋には色づく木々、そして松川遊覧船から眺める四季折々の風景など、季節ごとに違う表情を見せてくれる、富山市中心部の定番観光スポットです。
「富山城址公園」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 富山城址公園 |
| 住所 | 富山県富山市本丸1 |
| アクセス | 〈車〉 「富山IC」より約15分 〈電車〉 市内電車「国際会議場前」から徒歩2分 〈徒歩〉 「富山駅」より約10分 |
| 公式サイト | https://joshipark.com/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/toyamajoshipark/ |
| 問合せ先 | 070-8529-6677 (受付時間9:00〜18:00) |
| 営業時間 | 終日 |
| 定休日 | なし |
| 駐車場 | あり(有料) くわしくはこちらをご確認ください |
富山市ガラス美術館

「富山市ガラス美術館」は、市の中心に位置する複合施設「TOYAMAキラリ」の2階から6階にある美術館です。立山連峰の山肌をイメージしたアートな外観は、館内に入る前から期待感を高めてくれます。
常設展では、富山ゆかりの作家をはじめ国内外の多彩なガラス作品をじっくり鑑賞できます。定期的に開催される企画展では、季節ごとのテーマや展示内容が変わるため、何度訪れても新鮮な発見があるでしょう。
館内には、ゆったり過ごせるカフェや、ガラスに関する書籍を揃えた図書コーナーもあります。アートと建築、そしてくつろぎの時間を同時に体感できる富山市の観光スポットです。
「富山市ガラス美術館」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 富山市ガラス美術館 |
| 住所 | 富山市西町5番1号 |
| アクセス | 〈車〉 「富山IC」より約20分 〈電車〉 市内電車「グランドプラザ前」下車後徒歩約2分 市内電車「西町」下車後徒歩約1分 〈バス〉 富山地鉄バス「西町」下車すぐ 富山地鉄バス「総曲輪」下車後徒歩約4分 |
| 公式サイト | https://toyama-glass-art-museum.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/toyamaglassartmuseum/ |
| 問合せ先 | 9:30~18:00(金・土曜は20:00まで) |
| 営業時間 | 076-461-3100 |
| 定休日 | 第1・3水曜、年末年始 |
| 駐車場 | なし ※周辺駐車場詳細 https://toyama-glass-art-museum.jp/visitor/#about_access |
富山県美術館
「富山県美術館」は、富岩運河環水公園の敷地内にある美術館です。
館内に足を踏み入れると、ピカソやシャガールなど世界的巨匠の名作から、シュルレアリスムや抽象美術、日本や富山ゆかりのアーティストの作品まで、多彩なジャンルが広がります。鑑賞の後は、館内のカフェやレストランでひと息つくのもおすすめです。

さらに、屋上にある「オノマトペの屋上」では、ひそひそ、ぐるぐるなどのオノマトペをテーマにしたユニークな遊具がたくさんあり、子どもから大人まで自由に楽しめます。晴れた日は、屋上から富山市の景色を一望できるところも魅力です。
「富山県美術館」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 富山県美術館 |
| 住所 | 富山県富山市木場町3-20 |
| アクセス | 〈車〉 富山駅北口より約3分 富山空港より約20分 「富山IC」より約15分 〈バス〉 「富山赤十字病院 県美術館経由」に乗車、「富山県美術館」下車すぐ |
| 公式サイト | https://tad-toyama.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/tad_toyamakenbi/ |
| 問合せ先 | 076-431-2711 |
| 営業時間 | 美術館:9:30~18:00(入館は17:30まで) 屋上庭園:8:00〜22:00 ミュージアムショップ:10:00〜18:00 |
| 定休日 | 水曜(祝日除く)、祝日の翌日、年末年始 ※屋上庭園は定休日なし(12月末~3月半ば冬季休園あり) ※臨時開館・休館する場合あり |
| 駐車場 | あり (103台) ※8:00~22:30 ※美術館もしくは環水公園の利用者は2時間無料 |
高岡・氷見・射水エリアの観光スポット
富山の西部に広がる高岡・氷見・射水エリアは、歴史と海の魅力が詰まったエリアです。高岡・氷見・射水エリアにある代表的な観光スポットを紹介します。
高岡古城公園(高岡市)

高岡市の中心部に広がる「高岡古城公園」は、東京ドーム約4.5個分の大きさを誇る自然公園です。高岡駅から徒歩10分圏内とアクセスも良好で、地元の方はもちろん観光客にも気軽に訪れやすいスポットです。
社団法人「日本公園緑地協会」による日本の都市公園100選にも選ばれており、四季折々の自然を満喫できる点も魅力のひとつです。特に春の桜は圧巻で、18品種約1800本の桜が咲き誇る様子は、日本さくら名所100選にも選ばれています。
さらに、公園内には茶屋やレストランのほか、小さな動物園や博物館、資料館などがあるところも特徴です。子どもから大人まで楽しめる施設が充実しています。
「高岡古城公園」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 高岡古城公園 |
| 住所 | 富山県高岡市古城1-9 |
| アクセス | 〈車〉 「高岡IC」より約10分 「小杉IC」より約20分 〈電車〉 「高岡駅」より徒歩10分 万葉線 急患医療センター前電停より徒歩3分 「中川駅」より徒歩4分 |
| 公式サイト | http://www.kojyo.sakura.ne.jp/ |
| 問合せ先 | 0766-20-1563 |
| 営業時間 | 24時間 (管理事務所8:30~17:15) |
| 定休日 | なし |
| 駐車場 | あり(無料) 北口駐車場68台、小竹藪駐車場51台 ※高岡市職員駐車場及び文化の森駐車場は土日祝祭日のみ利用可 |
曹洞宗高岡山瑞龍寺(高岡市)

高岡市にある瑞龍寺は、加賀前田家の二代目・前田利長の冥福を祈って、三代目・利常が建立した由緒あるお寺です。
境内には、高さ18mの迫力ある二重門「山門」、総重量47トンの鉛瓦屋根が美しい「仏殿」、そして利長の巨大な位牌が安置される「法堂」があり、大きな見どころです。また、左足を高く掲げる姿が力強い、トイレの神様として知られる「木造烏枢沙摩明王立像(もくぞううすさまみょうおうりゅうぞう)」など、思わず立ち止まって眺めたくなるスポットが点在しています。
「建物は完成と同時に衰退が始まる」という思想に基づき、あえて未完成にするために逆さまに取り付けた飾り金具があるところも、瑞龍寺ならではの見どころです。歴史や建築、ちょっとしたユーモアまで楽しめる、見応えたっぷりの高岡の名所です。
瑞龍寺については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 曹洞宗高岡山瑞龍寺 |
| 住所 | 富山県高岡市関本町35 |
| アクセス | 〈車〉 「高岡IC」より約10分 「小杉IC」より約15分 「砺波IC」より約25分 〈電車〉 「高岡駅」より徒歩10分 「新高岡駅」より徒歩15分 |
| 公式サイト | https://www.zuiryuji.jp/ |
| 問合せ先 | 0766-22-0179 |
| 営業時間 | 〈参拝時間〉 9:00〜16:30(最終入場16:00) 冬季(12月10日〜1月31日)は16:00閉門(最終入場15:30) ※大晦日は22:00〜26:00まで、元日は8:00〜16:00まで無料で参拝可 |
| 定休日 | 無休 |
| 駐車場 | あり(無料) 普通車約100台、バス13台 |
雨晴海岸(高岡市)

能登半島国定公園内にある雨晴海岸は「日本の渚百選」にも選ばれている、四季折々の美しい風景を満喫できる観光スポットです。
特に冬には、大気と海水の温度差で発生する水蒸気「気嵐(けあらし)」が立山連峰を背景に広がり、その幻想的な光景は思わず息を呑むほどの美しさです。元旦の初日の出を見に訪れる方も多く、日本全国から観光客やカメラマンが集まります。
海沿いにある「道の駅雨晴」からは、氷見線を走る電車と立山連峰の絶景を一緒に撮影できます。また、オーシャンビューを楽しめる「カフェISOMI」では、11:00〜14:00限定メニューの「黒部名水ポーク丼」や「白エビかきあげつき氷見うどん」、オリジナルの「雨晴サンデー」などここでしか食べられないグルメが盛りだくさん。海を眺めながら食べるひとときは、富山観光の特別な思い出になるでしょう。
「雨晴海岸」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 雨晴海岸 |
| 住所 | 富山県高岡市太田雨晴 |
| アクセス | 〈車〉 「高岡北IC」より約15分 「高岡砺波スマートIC」より約35分 〈電車〉 「雨晴駅」より徒歩約5分 〈バス〉 富山駅より「富山ぶりかにバス」約1時間「岩崎(雨晴海岸)」下車(※特定日運行) |
| 問合せ先 | 0766-20-1547 (高岡市観光協会) |
| 駐車場 | あり(道の駅雨晴駐車場) 無料、39台(大型車4台、小型車34台、身障者1台) |
氷見漁港場外市場 ひみ番屋街(氷見市)

「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」は、氷見漁港から直送された新鮮な魚介を使った寿司や、地元名物の氷見うどん、氷見牛など、富山ならではのグルメを味わえます。
富山湾で獲れた魚介やスイーツなどを購入できるお土産ショップも充実しており、食べ歩きやショッピングを兼ねた観光にもぴったりです。30店舗以上が集まる施設内には、氷見ならではの限定土産や鮮度を生かした加工食品が並び、見て回るだけでも満喫できるでしょう。
さらに、展望広場や展望台からは富山湾の美しい景色を一望できるほか、温泉施設や無料の足湯で疲れを癒すのもおすすめです。食、景色、温泉をまとめて満喫できる、氷見の人気観光スポットです。
「氷見漁港場外市場 ひみ番屋街」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 氷見漁港場外市場 ひみ番屋街 |
| 住所 | 富山県氷見市北大町25-5 |
| アクセス | 〈車〉 「氷見IC」より約8分 〈電車〉 「JR氷見駅」より 徒歩で約20分 タクシーで約5分 加越能バスで約12分 |
| 公式サイト | https://himi-banya.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/himi_banyagai/ |
| 問合せ先 | 0766-72-3400 |
| 営業時間 | 鮮魚・物販 8:30~18:00 フードコート 8:30~18:00 飲食施設 11:00~18:00 回転寿司 10:00~20:00 ※店舗・エリアにより営業時間が異なります。くわしくは公式サイトをご確認ください。 |
| 定休日 | 1月1日( 施設メンテナンスによる臨時休業あり) ※鮮魚施設は初競り市に準ずる |
| 駐車場 | あり(無料、バス10台・普通車220台) |
内川エリア(射水市)

内川エリアは、射水市にある”水のある暮らし”を間近で感じられるスポットです。海王丸パークから発着する「新湊観光船」に乗れば、船上からゆったり内川の景色を満喫できます。
川沿いには、昔ながらの家々や漁船が静かに浮かぶ風景が広がり、そのノスタルジックな雰囲気がイタリア・ベニスの運河を思わせることから「日本のベニス」と呼ばれています。初めて訪れる方でも、どこか懐かしい気持ちになれるでしょう。
水辺に寄り添うように、和テイストの茶屋やおしゃれなカフェ、古民家を改装した宿などが点在し、散歩の途中につい寄り道したくなるスポットがそろっています。
やつよし
「やつよし」は、八角形の特徴的な建物が目を引くかき氷店です。階段を上って店内に入ると、大きなガラス窓の向こうに、内川と奈呉の浦が出合う河口の風景が広がります。
かき氷は定番のほか、旬の果物など季節の素材を使ったメニューが中心で、天然氷ならではの口どけの良さも魅力。ブルーベリーピスタチオや、いちじくと白みそなど、季節限定の個性的な味にも出会えます。
「やつよし」については、こちらでも紹介しています。
Sea Bell
1950年代のアメリカを思わせる、明るくポップな雰囲気のカフェ「Sea Bell」。原色を使ったインテリアと軽快な音楽が流れる店内は、散策の途中に立ち寄りたくなる空気感があります。
定番メニューのホットドッグはプレーンをはじめ、ミートドッグ、カレードッグ、チリドッグの4種類がそろい、気軽に食事を楽しめます。季節限定でユニークなメニューが登場することもあり、訪れるたびに新しい楽しみがあるでしょう。
「Sea Bell」については、こちらでも紹介しています。
野村屋
「野村屋」は、草餅やおはぎ、おこわといった昔ながらの和菓子から、遊び心を加えたオリジナル商品まで幅広く手がける老舗和菓子店です。
看板商品のどら焼きは、定番から個性派まで種類が豊富にそろいます。富山ブラックラーメンをイメージした「富山ブラックどらやき」や、ホットケーキ風のメープル味が楽しめる「ムズムズどらやき」、地元・新湊の海王丸パークにちなんだ「海王丸どらやき」も、長く親しまれている定番のひとつです。
「野村屋」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 内川エリア |
| 住所 | 富山県射水市港町~八幡町 |
| アクセス | 〈車〉 「小杉IC」より約20分 〈電車〉 万葉線新町口より徒歩で約8分 「新湊観光船」についてはこちらをご確認ください |
| 問合せ先 | 0766-84-4649 (射水市観光協会) |
| 駐車場 | 内川観光専用駐車場あり(無料、4か所) ※くわしくはこちら |
海王丸パーク(射水市)

氷見市の海王丸パークは、県内外から年間約100万人が訪れる人気観光スポットです。
まず目を奪われるのが、海の上に大きく展示されている帆船「海王丸」です。その堂々たる姿は、写真に収めずにはいられません。海王丸が2月14日に進水したことから「恋人の聖地」にも認定されており、記念モニュメントの前で記念撮影をするカップルが多くいます。
ほかにも、体を動かせるアスレチックや、花の迷路「フラワーラビリンス」、海と立山連峰の絶景を見下せる展望台など、子どもも大人も楽しめる施設がたくさんあります。
家族でもカップルでも、のんびり散策しながら一日中遊べる、氷見観光の定番スポットです。
「海王丸パーク」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 海王丸パーク |
| 住所 | 富山県射水市海王町8 |
| アクセス | 〈車〉 「小杉IC」より約20分 〈電車〉 「海王丸駅」より徒歩約10分 〈バス〉 富山駅より「富山ぶりかにバス」で約45分、「海王丸パーク」下車 |
| 公式サイト | http://www.kaiwomaru.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/kaiwomaru_park/ |
| 問合せ先 | 0766-82-5181 |
| 営業時間 | 〈海王丸パーク〉 9:30〜17:00(16:30受付終了) 〈帆船海王丸〉 通常公開時間:9:30~17:00 (夏季~18:00、冬季~16:00など季節によって異なる) |
| 定休日 | 〈海王丸パーク〉 無休〈帆船海王丸〉 水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、船体整備期間(年2回) |
| 駐車場 | あり(無料、普通車600台・大型バス用7台) |
砺波・南砺エリアの観光スポット
富山の南西部に広がる砺波・南砺エリアは、豊かな自然と伝統文化が息づくエリアです。砺波・南砺エリアでおすすめの観光スポットを紹介します。
五箇山合掌造り集落(南砺市)

富山県の南西端に広がる五箇山エリアは、山々に囲まれた自然豊かな地域です。冬には2〜3メートルもの雪が積もる豪雪地帯としても知られ、四季折々の景色を満喫できます。
庄川沿いの40の小さな集落の中でも、「相倉合掌造り集落」と「菅沼合掌造り集落」は、昔ながらの合掌造りの家屋が今も美しい景観を保っています。1995年には岐阜県白川郷荻町とともにユネスコの世界遺産に登録されており、歴史的価値が高い観光スポットです。
相倉合掌造り集落には、100年から350年の歴史を持つ合掌造り家屋が立ち並び、現在も20棟ほどが現存しています。車で約15分の距離にある菅沼合掌造り集落は、9棟と小規模ながら趣ある風景が魅力です。
どちらの集落にも民宿や資料館があり、昔の暮らしや文化に触れながら散策できます。
「五箇山合掌造り集落」については、こちらで紹介しています。
| 場所 | 五箇山合掌造り集落(相倉・菅沼) |
| 住所 | 〈相倉合掌造り集落〉 富山県南砺市相倉 〈菅沼合掌造り集落〉 富山県南砺市菅沼 |
| アクセス | 相倉合掌造り集落 〈車〉 「五箇山IC」より約16分 〈バス〉 世界遺産バス「相倉口」バス停下車、徒歩5分 菅沼合掌造り集落 〈車〉 「五箇山IC」より2分 〈電車〉 「城端線城端駅」より五箇山バスで40分 〈バス〉 詳細はこちら |
| 公式サイト | 〈相倉合掌造り集落〉 http://www.g-ainokura.com/ 〈菅沼合掌造り集落〉 https://suganuma.info/ |
| 問合せ先 | 〈相倉合掌造り集落〉 0763-66-2123 〈菅沼合掌造り集落〉 0763-67-3008 |
| 営業時間 | 〈相倉合掌造り集落〉 8:30~17:00 〈菅沼合掌造り集落〉 4月~11月 8:00~17:00 12月~3月 9:00~17:00 |
| 定休日 | 〈相倉合掌造り集落〉 無休 〈菅沼合掌造り集落〉 12月31日、1月1日 |
| 駐車場 | 〈相倉合掌造り集落〉 あり(有料) 詳細はこちらで確認 〈菅沼合掌造り集落〉 あり(有料) 詳細はこちらで確認 ※駐車場入場は16:00まで |
チューリップ四季彩館(砺波市)

「チューリップ四季彩館」は、色とりどりのチューリップに囲まれた華やかな空間が特徴の観光スポットです。
高さ3.7メートルの曲げガラスの壁に、チューリップが500本並ぶ「チューリップパレス」や、約5,000本のチューリップが咲き誇る「パレットガーデン」など、歩くだけでわくわくするエリアがたくさんあります。

そして、四季彩館の隣には自然豊かな「砺波チューリップ公園」もあります。毎年春には「となみチューリップフェア」も開催され、大花壇の地上絵や円形花壇、チューリップタワー、壁一面にチューリップが咲く「花の大谷」など、見どころが盛りだくさんです。
「砺波チューリップフェア」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | チューリップ四季彩館 |
| 住所 | 富山県砺波市中村100番地1 |
| アクセス | 〈車〉 「砺波IC」より5分 「砺波スマートIC」より7分 〈電車〉 砺波駅より徒歩15分 |
| 公式サイト | https://www.tulipfair.or.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/tulipshikisaikan/ |
| 問合せ先 | 0763-33-7716 |
| 営業時間 | 〈常設展・企画展〉 9:00〜18:00 〈ミュージアムショップ(おみやげ)〉 9:00〜18:00 〈カフェ かくれ庵〉 9:00〜17:30(冬季は10:00〜17:00) |
| 定休日 | 公式サイトをご確認ください |
| 駐車場 | あり(無料) 四季彩館・美術館共用駐車場(約80台)、四季彩館北駐車場(約40台) ※チューリップフェア開催期間の駐車場は公式サイトを確認 |
立山エリアの観光スポット
立山エリアは、大自然と神秘の絶景が広がる魅力的なエリアです。立山エリアでおすすめの観光スポットを紹介します。
立山黒部アルペンルート(立山町)

立山黒部アルペンルートは、富山県の立山駅から長野県の扇沢駅までを結ぶ総延長37.2kmの山岳観光ルートです。徒歩や電車だけでなく、ケーブルカーや高原バス、ロープウェイ、電気バスなど、さまざまな乗り物を乗り継ぎながら長距離を巡ります。

ルートは、いくつかのエリアに分かれているのが特徴です。美女平エリアでは樹齢1,000年以上の立山杉がそびえており、雄大な自然のパワーを感じられます。室堂エリアの「雪の大谷」は、春になると高さ約20mの雪の壁が作られる一度は見たい名物エリアです。さらに、室堂エリアにある水深約15mの「みくりが池」も見逃せません。晴れた日には池に山々の景色が映り込み、幻想的な風景を体感できます。
毎秒10トン以上の水が水煙を上げながら放水される「黒部ダム」も圧巻で、屋上展望台やレインボーテラスなど、見る場所によってさまざまな角度の絶景を見られます。
立山黒部アルペンルートについては、こちらで紹介しています。
| 場所 | 立山黒部アルペンルート |
| 住所 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外11国有林 |
| アクセス | 〈車〉 富山県側:「立山IC」より約35分、「富山IC」より約40分 長野県側:「安曇野IC」より約60分、大町市内より約30分 ※アルペンルート区間はマイカー乗り入れ不可 〈電車〉 富山県側:「富山駅」より約1時間「立山駅」下車、立山ケーブルカー乗車 長野県側:信濃大町駅より約40分「扇沢駅」下車、関電トンネル電気バス乗車 |
| 公式サイト | https://www.alpen-route.com/index.php |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/tateyamakurobe_official/ |
| 問合せ先 | 076-481-1500 (立山黒部総合案内センター) |
| 営業時間 | 4月15日~11月30日 |
| 定休日 | 冬季閉鎖 |
| 駐車場 | 富山県側:立山駅駐車場 無料駐車場100台 臨時駐車場600台(無料、混雑時のみ対応) 長野県側:扇沢駐車場 無料駐車場230台、有料駐車場350台 臨時駐車場600台〜800台(混雑時のみ対応) |
称名滝(立山町)

「称名滝」は、高さ350メートルを誇る日本一の落差を持つ大迫力の滝です。
国の名勝・天然記念物に指定されているほか、「日本の滝百選」や「日本の音風景100選」にも選ばれています。滝の美しい景観と轟く水音は、まさに自然が作り出した芸術作品といえるでしょう。
称名滝の隣には、雪解けの時期や大雨の後だけ現れる幻の滝「ハンノキ滝」もあります。周辺には、食事やお土産を楽しめる無料休憩所も整っているため、気軽に立ち寄りながら滝の迫力を満喫できる観光スポットです。
「称名滝」については、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 称名滝 |
| 住所 | 富山県中新川郡立山町芦峅寺 |
| アクセス | 〈車〉 北陸自動車道「立山IC」より約50分、徒歩約30分 〈バス〉 富山地方鉄道立山駅「称名滝探勝バス称名滝行き」約15分、下車後徒歩約30分 ※称名滝探勝バス通行期間4月下旬~11月中旬 |
| 公式サイト | https://www.alpen-route.com/area/syomyodaki.php |
| 問合せ先 | 076-462-9971 (立山町商工観光課) |
| 営業時間 | 積雪状況等により通行止め期間あり 詳細はこちら 〈ゲートの開門時間〉 4~6月、9~11月:7:00~18:00 7~8月:6:00~19:00 ※夜間、荒天時通行止め ※冬期通行止め期間あり称名道路の通行時間桂台地点にゲートを設け、以下の通行制限(通行止)を実施 ・通行規制:連続雨量70mm、時間雨量30mm/h、風速30m 通行制限の詳細については、富山県富山土木センター立山土木事務所の公式サイトをご確認ください。 最新の通行規制情報は(公財)日本道路交通情報センターの公式サイトをご確認ください。 |
| 定休日 | 冬季閉鎖 ※2025年11月13日(木)から称名平駐車場〜滝見台園地までの遊歩道区間は通行止め(冬期閉鎖)、開通は2026年4月下旬(積雪状況によっては5月以降)予定 くわしくは立山町公式サイトをご確認ください。 |
| 駐車場 | あり(無料、247台) |
黒部・宇奈月エリアの観光スポット
黒部・宇奈月エリアは、雄大な渓谷美と温泉が楽しめる富山屈指の観光スポットです。黒部・宇奈月エリアでおすすめの観光スポットを紹介します。
黒部峡谷トロッコ電車(黒部市)

黒部峡谷トロッコ電車は、富山県黒部市の宇奈月駅から欅平駅まで、黒部川に沿って走る全長20.1kmの観光列車です。
片道約1時間20分の道のりでは、日本一深いV字峡谷の迫力ある渓谷美を間近に楽しめます。車両は窓のない開放型のトロッコタイプや、風を感じつつ座れる窓付きタイプなど、好みに合わせて選べるところもうれしいポイントです。
春の新緑や夏の涼風、秋の紅葉など、季節ごとに変わる峡谷の表情を楽しみながら、トンネルや橋を越えてのんびりと移動する時間は格別です。宇奈月温泉や黒薙温泉といった温泉地も途中にあり、観光や温泉と組み合わせて一日ゆったり過ごせるスポットです。
なお、2025年シーズンは、宇奈月駅~猫又駅間の一部区間折り返しのみの運行です。釣鐘駅、欅平駅へは行けませんが、黒部峡谷の大自然は存分に満喫できます。
黒部峡谷トロッコ電車について、こちらでも紹介しています。
| 場所 | 黒部峡谷トロッコ電車 |
| 住所 | 富山県黒部市黒部峡谷口11番地 |
| アクセス | 〈車〉 「黒部IC」より20分 〈電車〉 富山地方鉄道「新黒部」宇奈月温泉駅下車後、徒歩5分 |
| 公式サイト | https://www.kurotetu.co.jp/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/kurotetu_official/ |
| 問合せ先 | 0765-62-1011(黒部峡谷鉄道 営業センター) ※受付9:00〜17:00 |
| 営業時間 | 時刻表はこちらをご確認ください |
| 定休日 | 12月~4月下旬 |
| 駐車場 (2025年11月14日(金)時点) | あり(有料、約150台) 車:最初の6時間1,000円、駐車後24時間最大1,500円 バス:2,000円(当日1回) バイク: 500円(当日1回) くわしくはこちらをご確認ください |
宇奈月温泉(黒部市)

宇奈月温泉は、富山県黒部市にある温泉街で、黒部峡谷トロッコ電車の玄関口としても知られています。豊富な湯量と美しい自然に囲まれた温泉地で、街全体がゆったりとした温泉情緒に包まれているのが特徴です。
街の中心には足湯スポットもあり、宿泊しなくても温泉気分を手軽に楽しめます。また、宇奈月温泉駅周辺には土産物店やカフェもあるため、のんびり散策しながら富山の特産品やグルメに触れられます。
「宇奈月温泉街」にあるおすすめの温泉については、こちらで紹介しています。
| 場所 | 宇奈月温泉 |
| 住所 | 富山県黒部市宇奈月温泉 |
| アクセス | 〈車〉 「黒部IC」より15分 〈電車〉 「黒部宇奈月温泉駅」より電車で約25分 |
| 公式サイト | https://www.unazuki-onsen.com/ |
| 問合せ先 | 0765-62-1021(宇奈月温泉旅館協同組合) |
何もないと思っていた富山に、行きたくなる理由がある
富山は「何もない」と思われることもありますが、雄大な立山の景色や四季折々の自然、古い町並みや伝統工芸、海の幸や美術館など、見どころや体験は想像以上に豊富です。
のんびり散策したり、美味しいものを味わったり、季節ごとの絶景に出会ったりと、自分のペースで楽しめるのも富山の魅力のひとつです。
富山は訪れる方一人ひとりに、きっと「来てよかった」と思える瞬間が待っています。









































