南砺観光ドライブモデルコース|合掌造りと木彫り文化にふれる1日

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里山の風景と伝統文化を楽しむ、南砺の日帰りドライブ旅

南砺市は、里山の穏やかな景色と、合掌造りや木彫りといった伝統文化が息づくまちです。四季折々の自然が美しく、訪れるだけで心がほっと落ち着く風景が広がります。

「南砺ってどんな場所だろう?」「富山観光の途中で立ち寄ってみたいな」と思っている方に向けて、南砺の魅力をまとめました。

この観光モデルコースを参考に、のんびり里山の風景や文化に触れながら、豊かな時間を過ごしてみてください。

AM10:30 城端駅スタート

まずはJR城端駅から出発します。駅は、瓦屋根が印象的で、深い歴史を感じさせる外観が特徴です。

駅周辺は、城端の古い町並みや趣ある建物が点在し、車での移動前に街の雰囲気を少し感じられます。城端駅を起点に、1日観光ドライブ旅をスタートしましょう。

🚗車で約3分

AM10:35 「城端曳山会館」で伝統文化に触れる

引用:https://www.tabi-nanto.jp/archives/702

観光の最初に訪れるのは、南砺市の伝統文化を間近に感じられる「城端曳山会館」です。館内のロビーでは、毎年5月5日に城端神明宮で開催される城端曳山祭の様子を撮影した映像が上映されており、祭りの華やかさや熱気を楽しめます。

「城端曳山祭」とは、国の重要無形民俗文化財に指定され、さらにユネスコ無形文化遺産にも登録されている富山の伝統行事です。繊細な彫刻や鮮やかな塗装が施された6台の曳山と庵屋台が街を練り歩く様子は、何世代にもわたって受け継がれてきた匠の技の結晶といえるでしょう。

館内では、先人たちの技が光る曳山や庵屋台、華やかな傘鉾などが、広い展示室に並んでいます。数分ごとに切り替わる照明に加え、祭りの夜を思わせる庵唄が流れ、1年を通して祭りの雰囲気を体感できるところが魅力です。

まるで城端の町に祭りの夜がよみがえったかのような空間で、伝統の息吹を肌で感じられる観光スポットです。

「城端曳山祭」については、こちらで紹介しています。

場所城端曳山会館
住所富山県南砺市城端579-3
公式サイトなし
問合せ先0763-62-2165
営業時間9:00~17:00 (入館16:30まで)
定休日12月29日~1月3日
駐車場あり (無料)

🚗車で約15分(井波へ移動)

AM11:30 「井波彫刻総合会館」で職人技を間近で体感

引用:https://inamichoukoku.jp/hall/

「井波彫刻総合会館」は、南砺市井波の伝統工芸を体感できる観光スポットです。井波彫刻とは、井波地域を中心に発展してきた、250年以上の歴史を持つ木彫りの伝統工芸品のことをいいます。

井波彫刻総合会館の建物は、イギリスの建築家ピーター・ソルター氏による設計で、瑞泉寺の伽藍配置をモデルにしています。

施設内では、欄間や獅子頭、天神様の置物、仏像、エレキギターまで、多彩な木彫作品が計200点以上も展示されており、職人の技と創造性を間近で感じられるところが魅力です。伝統的なものから現代的なアレンジ作品まで幅広く楽しめ、展示だけでなく販売している作品もあります。

建物の前に広がる「芸術の森公園」では、自然の中に点在する彫刻作品を眺めながらのんびり散歩できます。木々に囲まれた公園内を歩けば、作品と自然が調和する独特の雰囲気に包まれ、より井波彫刻の魅力を体感できるでしょう。

場所井波彫刻総合会館
住所富山県南砺市(井波)北川733
公式サイトhttps://inamichoukoku.jp/hall/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/inamichoukoku/
問合せ先0763-82-5158
営業時間9:00~17:00 (入館は16:30まで)
定休日毎月第2・4水曜、年末年始
※祝日の場合は翌日休館
駐車場あり (無料)
※隣接する「道の駅 井波」駐車場を利用

🚶徒歩1分井波へ

PM12:30 道の駅 井波「和風レストラン きつつき倶楽部」でランチ

引用:http://kibori.co.jp/

井波の職人技を間近に感じたあとは、すぐ近くの「道の駅 井波」でひと休み。ここは、見て・食べて・体験して楽しめる、南砺観光の定番スポットです。

館内には、熟練の職人が木を削る姿を間近で見られる「匠工房」や、初めてでも気軽に挑戦できる「くりえーと工房」、木のぬくもりあふれるお土産が並ぶ「なんと楽市」などがそろい、井波ならではの魅力がぎゅっと詰まっています。

引用:https://www.instagram.com/p/Ch5zlgIvr2j/

ランチは「和食レストラン きつつき倶楽部」へ。うどんやそば、カレー、ラーメン、季節を感じられる料理など、誰でも楽しめるメニューが豊富にあります。がっつり食べたい人には、ボリューム満点の「爆盛り唐揚げ定食」や、1キロ越えの鶏肉が乗った「爆盛り炭火焼とり丼」、「帰ってきた爆盛りナポリタン」もおすすめです。爆盛りメニューは持ち帰りもできます。

そして、名物「風神10段ソフトクリーム」は、思わず写真を撮りたくなるほどインパクト抜群な見た目が特徴です。食事も体験もおみやげ選びもできる「道の駅 井波」で、観光の合間にのんびり過ごしてみてください。

場所道の駅 井波 和風レストラン きつつき倶楽部
住所富山県南砺市北川730
公式サイトhttp://kibori.co.jp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/michinoekiinamikiborinosato/
問合せ先0763-82-5757 (道の駅 井波)
営業時間11:00〜15:00 (L.O.14:30)
定休日毎月第2・4水曜
駐車場あり (無料)

🚗車で約30分

PM14:00 五箇山で「相倉合掌造り集落」を散策

午後の南砺観光は、山あいの静かな里、五箇山エリアへ。富山県の南西端に広がる五箇山は40ほどの小さな集落の総称で、昔ながらの日本の原風景が色濃く残っています。中でも五箇山の「相倉(あいのくら)」と「菅沼(すがぬま)」の2つの集落は、岐阜県の白川郷とともに世界遺産に登録された有名な観光スポットです。

相倉合掌造り集落では、20棟を超える合掌造りの家々が今も息づいています。集落の中には、地域の暮らしを紹介する民俗館や、お土産店、地元の味を楽しめる食事処もあります。

豊かな自然に囲まれた相倉合掌造り集落では、ゆったりとした時間が流れ、合掌造りのぬくもりや人々の暮らしを間近に感じられるでしょう。

五箇山の合掌造り集落については、こちらでも紹介しています。

場所相倉合掌造り集落
住所富山県南砺市相倉611
公式サイトhttp://www.g-ainokura.com/
問合せ先0763-66-2123
(世界遺産相倉合掌造り集落保存財団)
営業時間8:30~17:00
定休日無休
駐車場
(2025年11月13日時点)
あり(軽・普通 1,000円、中型以下3,000円、大型・バス5,000円)

🚗車で1分

PM15:30 道の駅たいら「五箇山和紙の里」で紙すき体験

引用:https://www.facebook.com/photo/

五箇山和紙の里にある「和紙体験館」では、伝統の手すき和紙づくりを気軽に体験できます。

はがき漉き体験では、好みの模様をあしらいながら自分だけのオリジナル和紙を作ることができます。完成したはがきに切手を貼れば郵送も可能で、旅の思い出を形に残せるアクティビティとして人気があります。

所要時間は、約20分〜30分(最大人数である30名の場合は約60分)です。料金は1人につき1,000円(2025年11月13日(木)時点)で、体験中は手が濡れるためハンカチを持参しましょう。

また、和紙の歴史を学びながら全国の有名和紙が見られる「和紙工芸館」のほか、五箇山の特産品などのお土産品を販売している「五箇山特産 朝あけ」、ご当地グルメを味わえる食事処「五箇山の味 ふるさと」もあります。

五箇山 和紙の里は、体験も買い物もできる、南砺観光には欠かせないスポットです。

場所道の駅たいら 五箇山和紙の里
住所富山県南砺市東中江215
公式サイトhttps://gokayama-washinosato.com/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/gokayama_washinosato/
問合せ先0763-66-2223
営業時間9:00〜17:00
(紙漉き体験は10:00〜15:00 ※要予約)
定休日年末年始
駐車場あり(無料、50台)

🚗車で約30分

PM17:00 城端駅到着でゴール

五箇山の合掌造り集落や和紙の里を満喫したあとは、城端駅に戻って日帰り観光の締めくくりです。

朝から夕方まで、伝統工芸や里山の風景、職人たちの息づかいにふれながら、南砺ならではの豊かな時間を過ごせたのではないでしょうか。旅の終わりには、どこか懐かしくて温かい気持ちが心に残ります。

南砺の伝統と自然に癒やされる、心豊かな1日旅

木彫り文化が息づく井波、世界遺産の五箇山、そして城端の曳山祭。南砺には、歴史と自然が調和した見どころが点在しています。1日観光ドライブでも、その深い魅力をしっかり感じられるはずです。

また、南砺観光は車だけでなく、レンタサイクルでゆっくりと町並みをめぐるのもおすすめです。風を感じながら、南砺の穏やかな景色を楽しむのも素敵な観光の思い出になるでしょう。

レンタサイクルについては、こちらの記事で紹介しています。

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トイエバ編集部

トイエバ編集部

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