黒瀬谷の新鮮野菜が並ぶ「菜菜こられ市」の魅力と楽しみ方を紹介！

菜菜こられ市とは？

八尾町の東部に位置する黒瀬谷地区では、毎月「菜菜こられ市」が開催されています。「菜菜」の名のとおり、黒瀬谷でとれたものを中心に新鮮野菜がずらっと並び、お手頃な価格で販売されています。

「菜菜こられ市」の始まりは平成11年。賑わいの場になればと黒瀬谷の方が自分で育てた野菜を持ち寄って開催され、回を重ねるごとに、おこわ、そば、コロッケ、プリン等の今や大人気となったオリジナル商品が増えていきました。

令和7年度開催からは、県内の飲食店やハンドメイドのお店が集まる「マルシェ」と、子どもから大人まで楽しめる「ワークショップ」も始まりました。今回は、そんな「菜菜こられ市」の楽しみ方を紹介します！

菜菜こられ市の楽しみ方

季節の新鮮野菜がずらり！

黒瀬谷公民館の軒下には、黒瀬谷でとれた野菜をはじめ、前日に富山県内市場から仕入れた新鮮な野菜やフルーツなど、約20種類以上が並びます。この日並んだ黒瀬谷産の野菜は、ルッコラロケット、ラディッシュ、新玉ねぎ。野菜収穫のピークである7月と11月には、もっとたくさんの種類が並ぶんだそう。

価格の安さも人気の理由の一つで、この日はきゅうり4本150円、トマト4個で250円、レタスは大きな1個で80円！毎月楽しみにしている主婦の中には、前日にスーパーで野菜の価格を下見をしてくる方もいるんだとか。

菜菜こられ市のスタートは午前9時。時間になると、開始前から並んでいた人たちが一斉にお目当ての野菜へ向かいます。

先月初めて来たという主婦の方は、「野菜の安さとみずみずしさに驚いた。もう病みつきになりそう！」と楽しんでいました。

野菜売り場の柱に置いてある「キラリ館」と書かれたカゴに購入したい野菜をつめて、スタッフの方に渡し清算してもらってください。特にきまった清算の列はなく、譲り合いでお願いします。

モチモチの金時おこわ

「金時おこわ」も、行列ができる人気商品です。黒瀬谷産のもち米「新大正もち」を使っており、甘じょっぱくもちもちとした食感にリピーターも続出！

菜菜こられ市の金時おこわは、ほっかほかの出来立てを食べることができます。金時おこわを購入するには、売り場で配布される整理券が必要です。すぐになくなってしまうので、最初にゲットしておくのがおすすめです。

黒瀬谷産の食材を使った！手作り総菜やスイーツ

黒瀬谷のスタッフの皆さんが、黒瀬谷の食材を使って手作りする「そば粉入りお好み焼き」や「コロッケ」、「プリン」などもおすすめです。

そばとタレの良い香りが食欲をかき立てる「そば粉入りお好み焼き」には、キャベツ、昆布、干しエビ、紅ショウガなどの具材がたっぷり入っており、満足感があります。ぜひあたたかいうちに召し上がれ。

あげたてコロッケは、毎月中身が変わります。春はたけのこや菜の花、今回はグリーンピース入りでした。こちらもぜひ、あげたてのほくほくを召し上がれ。

手作りプリンは、豆乳プリン、小豆プリン、かぼちゃプリン、紫いもプリンの4種類です。特に女性の方に大人気で、ぜひ全種類食べてほしいです。

黒瀬谷名物！手打ちそば

公民館の体育館内では、ひきたてのそば粉を使ったざる蕎麦を提供しています。当日その場で手打ちされた蕎麦は「二八蕎麦」で、コシがありとても美味しいです。

4名で100杯以上の蕎麦を準備します。中には20年以上蕎麦を打っているベテランも。体育館入口で食券を購入し、番号が呼ばれるまで席で待ちましょう。食いしん坊の方は、大盛りもありますよ！

マルシェを楽しもう

体育館内のマルシェには、カレーや焼き菓子などの飲食店から、ハンドメイドアクセサリーや骨董品が並びます。

この日のグルメは、大人にも子どもにも大人気のカレーライス「SLOW LIFE」や、細部までこだわった可愛いアイシングクッキーや焼き菓子の「icoOWL studio」、100パーセント八尾産牛乳で作ったアニマル柄のパン「キッチンkuu」などが出店！

黒瀬谷に住む久郷（きゅうごう）さんは、20年にわたりコレクションしてきた骨董品「越中丸山焼（えっちゅうまるやまやき）」を販売。どれもこれも愛着のある大事な品ですが、あまりにも量が多く、奥さんからの勧めもあり販売することに。越中丸山焼の歴史やその特徴についても、ぜひ尋ねてみてください。

テーブルいっぱいに並べられたたくさんのパーツから好きなものを選び、自分だけのオリジナルボールペンやキーホルダーを作ることができます。カラフルでキラキラしたパーツに、子どもたちは興味津々です！

マルシェの内容は毎月変わるものもあり、行くたびに新しい出会いがありそうです。

マルシェ出店者大募集！気になる方はお電話で！
076-455-1074（黒瀬谷公民館）

参加費無料！ワークショップに参加しよう

ワークショップはマルシェと同じく、体育館内で無料で参加することができます。

【キッズネイル】

はがせるジェルで安心！30分程度であっという間にかわいいネイルが完成します。

【ブリキバケツプチ寄せ植え】

可愛らしい多肉植物を、ピンセットで小さなブリキのバケツに植えていきます。オリジナルの寄せ植えは、より愛着がわきそうです。

そのほか、奥様方が興味津々な「小顔リフトアップマッサージ」、子どもに大人気の「アイシングクッキー講座」、健康が気になる方におすすめ「体に効く健康ウォーキング」などがありました。

こちらも毎月変わるものもあります。どのブースも体験できる人数が先着で決まっており、開催時間も決まっているので、事前に開催情報を確認してくださいね。

また来られ、黒瀬谷

「菜菜（さいさい）」には、また来てねという「再々（さいさい）」という意味もこめられています。一度訪れれば、黒瀬谷の自然豊かな景色、新鮮な野菜、ほっこりする手作り総菜、人のあたたかさに、あなたもきっと「また来たい」と思うはず。

黒瀬谷地区は人口減少・高齢化が進む地域で、約400世帯、約1,000人前後の方が暮らしています。菜菜こられ市は、黒瀬谷で生まれ育った人や黒瀬谷が大好きな人たちで運営されており、「黒瀬谷での人々の暮らしが、今後も続いてほしい」と願っています。

菜菜こられ市を運営する黒瀬谷喜楽里館運営委員会会長の大島さんも、その一人です。数年前に保育所と小学校がなくなってから、黒瀬谷の未来を願う気持ちは一層強くなったそう。

大好きな場所「黒瀬谷」をおもう人たちが運営する、魅力あふれる「菜菜こられ市」にぜひ行ってみてください！

駐車場

駐車場は、開催場所の黒瀬谷公民館前です。混みあうため、できるだけ乗り合わせで行くことをおすすめします。

今後の開催スケジュール

菜菜こられ市は4月〜12月までの間、毎月1回日曜日にあります！