砺波のドライブ観光モデルコース|花と自然を楽しむ1日旅

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花と自然に癒やされる、砺波の日帰り観光ドライブコース

砺波市は、四季折々の花と豊かな自然に囲まれた、穏やかな時間が流れるまちです。春にはチューリップフェアで知られる「花のまち」としても有名で、色とりどりの花々が街を彩ります。

この記事では、JR砺波駅を起点に、花や緑、昔ながらの街並み、おいしいグルメをのんびり楽しめる観光モデルコースを紹介します。自家用車やレンタカーを使って、初めて砺波を訪れる方でも安心して巡れるコースです。

「砺波ってどんなところだろう?」「富山旅行で立ち寄ってみたい」と思っている方に向けて、砺波の魅力をぎゅっとまとめました。観光モデルコースを参考に、花と緑に心癒されるひとときをお楽しみください。

AM11:00 JR砺波駅スタート

JR砺波駅では、駅名標にチューリップと砺波平野の散居村が描かれています。駅は改札がある有人駅のため、初めての砺波観光でも安心です。

それでは、砺波駅を出発点に花・自然・歴史を楽しむドライブ旅へ出かけましょう。

車で約5分

AM11:05 「チューリップ四季彩館」で花と光のアートを体感

引用:https://www.instagram.com/p/DHw9PE7TEHT/?img_index=1

砺波観光のスタートは、季節を問わずチューリップを楽しめる「チューリップ四季彩館」へ。

「ワンダーガーデン」エリアの中でも一際目を引くのが、高さ3.7メートルの曲げガラスの壁に、色とりどりのチューリップが500本並ぶ「チューリップパレス」。360度花に包まれるような幻想的な空間に、思わず息をのんでしまうでしょう。同じエリアには、約5,000本のチューリップが咲き誇る「パレットガーデン」もあります。

「アンダーファーム」エリアでは、こびとになった気分で土の中を探検できる「球根シアター」や、チューリップの原生地や砺波の栽培など歴史を知れる「チューリップの伝来」など、子どもから大人まで楽しく学べるエリアも設けられています。

館内にあるカフェ「かくれ庵」では、富山湾の名物・白えびを使ったかきあげ丼や、チューリップの花のシロップが入ったソフトクリームなど富山を感じられるご当地グルメも魅力です。

春だけでなく、いつ訪れても花と光が織りなすアートを体感できる、砺波らしさ満点の観光スポットです。

場所チューリップ四季彩館
住所富山県砺波市中村100番地1
公式サイトhttps://www.tulipfair.or.jp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/tulipshikisaikan/
問合せ先0763-33-7716
営業時間〈常設展・企画展〉
9:00〜18:00
〈ミュージアムショップ(おみやげ)〉
9:00〜18:00
〈カフェ かくれ庵〉
9:00〜17:30(冬季10:00〜17:00)
※ランチは11:30~14:00
定休日不定休(公式サイトを確認)
駐車場あり(無料)
四季彩館・美術館共用駐車場(約80台)、四季彩館北駐車場(約40台)

車で約15分

PM12:00 「庄川水記念公園」の足湯でほっと一息

引用:https://mizukinen.com/ashiyu.html

チューリップ四季彩館を楽しんだ後は、庄川地域の豊富な水をテーマにした「庄川水記念公園」へ。公園内にはいくつものエリアがあり、のんびり歩きながら見どころを巡れます。

美術や歴史に触れたい方には、庄川出身の彫刻家・松村外次郎の作品を展示した「庄川美術館」や、庄川と人との歴史を学べる「庄川水資料館」も見どころです。春には川沿いの遊歩道に18種類の桜が咲き誇り、花見スポットとしても人気があります。

中でもおすすめなのが、「庄川ウッドプラザ」の屋外デッキにある無料の足湯です。血行促進効果がある庄川清流温泉を使用しているため体全体が温まります。定期的に「チューリップの花びら足湯」「ゆず足湯」「りんご足湯」などのイベントも開催されており、旅の途中でほっとひと息つきたいときにぴったりの観光スポットです。

「庄川水記念公園」の足湯については、こちらでも紹介しています。

場所庄川水記念公園
住所富山県砺波市庄川町金屋1550
公式サイトhttps://mizukinen.com/index.html
公式Instagramhttps://www.instagram.com/mizukinen/
問合せ先0763-82-5696
(ウッドプラザ/足湯含む総合窓口)
営業時間庄川ウッドプラザ
3月1日~11月30日:9:00~18:00
12月1日~翌年2月末日:9:00~16:00
定休日年末年始
(特産館以外は12~2月の期間中 火曜定休)
駐車場あり(無料、300台)

車で4分

PM12:30 「旬彩いろり茶屋 鮎の庄」でランチ

引用:https://kawakin.jp/news/

足湯でゆったり温まった後は、旅館に隣接する食事処「旬彩いろり茶屋 鮎の庄」で、庄川の恵みを存分に味わいましょう。

お店では、地元ブランド「生粋の庄川鮎」を使った鮎料理を一年を通して楽しめるのが魅力です。新鮮な鮎の塩焼きと旬の食材を少しずつ丁寧に盛り付けた「月あかりの膳(15食限定・2日前までの要予約)」や、ランチ限定「あゆの庄御膳」など、贅沢なメニューがそろいます。

春から秋にかけては、囲炉裏でじっくり炭火焼きにした鮎の塩焼きが特におすすめ。香ばしさとふっくらした身が堪らない一品で、多くの観光客に愛されています。冬は丁寧に焼き上げる岩魚の塩焼きが評判で、寒い季節にぴったりの味わいです。

鮎料理以外にも、ホタルイカやブリ、蟹、五箇山豆腐など、富山ならではの郷土食材を取り入れたメニューが豊富にあります。お店に行く際は、電話またはネットでの予約が必要です。

場所旬彩いろり茶屋 鮎の庄
住所富山県砺波市上中野70
公式サイトhttps://kawakin.jp/news/
問合せ先0763-82-0257(川金代表電話)
営業時間ランチ 11:00~15:00
(最終受付14:00、L.O.14:30)
ディナー 17:00~20:30
(最終受付18:30、L.O.19:30)
定休日木曜、第2・4水曜のディナー
※祝日の場合は営業
※都合により臨時休業の場合あり
※冬期(12月~2月)は定休日や営業形態が異なる
駐車場「人肌の宿 川金」駐車場(普通車50台、バス2台)

車で9分

PM14:30 「庄川峡遊覧船」で富山の自然美を満喫

ランチで元気をチャージしたら、庄川峡の絶景を楽しむ遊覧船へ。庄川峡は県定公園に指定されており、雄大な自然と清流が作り出す景観を間近で楽しめる人気観光スポットです。なお、今回の観光モデルコースの発着は「小牧港」です。

「庄川峡遊覧船」には、2つのコースがあります。

引用:https://shogawa-yuran.co.jp/wp/timetable/

  • 大牧温泉コース(往復約60分):小牧ダムから大牧温泉までの往復コースで、船でしか行けない一軒宿として知られる大牧温泉観光旅館も眺めながら、ゆったり水上散歩を楽しめます。
  • 長崎橋周遊コース(周遊25分):短時間で手軽に渓谷美を楽しめるコースです。長崎橋をくぐった後にUターンして小牧港に戻ります。

今回の砺波観光では、じっくり景色を楽しめる大牧温泉コースに乗船します。片道約30分の道のりを往復し、春の新緑や夏の深緑、秋の紅葉、冬の雪景色など、四季折々の渓谷美を心ゆくまで堪能できるコースです。

また、遊覧船の運航時間は季節によって異なります。通常ダイヤ(4月1日~11月30日)・春ダイヤ(2月1日~3月31日)は14:30発の便、冬ダイヤ(12月1日~1月31日)は、ゆったりランチを楽しんだ後の15:20発の便がおすすめです。今回の観光モデルコースでは、通常ダイヤを想定しています。

料金は、大人3,400円(往復)・小人1,700円(往復)です。(2025年11月13日時点)

冬でも船室は暖房が完備されているため、雪景色を眺めながら暖かく遊覧を楽しめます。自然に囲まれた水上で、砺波ならではの絶景を存分に味わってください。

「庄川峡遊覧船」については、こちらでも紹介しています。

場所庄川峡遊覧船
住所富山県砺波市庄川町小牧73番地5
公式サイトhttps://shogawa-yuran.co.jp/wp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/shogawayuran/
問合せ先0763-82-0220
営業時間8:00〜17:00
定休日無休
駐車場あり(無料、40台)

車で約15分

PM16:00 「となみ散居村ミュージアム」で伝統文化に触れる

引用:https://www.sankyo-son.jp/sankyo

庄川峡の遊覧船で自然の景色を楽しんだ後は、砺波平野の文化にじっくり触れましょう。

砺波平野の散居景観は、日本の稲作農村文化を象徴する風景として知られ、この魅力を広く伝えるために「となみ散居村ミュージアム」が設立されました。館内は散居村の歴史や暮らし、古民家や現代の生活まで、4つの施設に分けて多角的に学べる施設になっています。

敷地内には、昔の農具や生活道具が並ぶ民具館をはじめ、地域の歴史や散居景観の成り立ちを紹介する情報館など、文化や歴史を学べるエリアが豊富にあります。伝統館や交流館では、散居村を象徴する伝統的家屋「アズマダチ」の建物を見学でき、かつての暮らしや建物の工夫を肌で感じられるところが魅力です。

館内だけでなく、施設周辺には散策できる遊歩道も整備されており、自然の中を歩きながら文化を感じられます。

季節ごとに企画展や特別展示も開催されているため、四季を感じる砺波ならではの文化を感じられるでしょう。砺波の農村文化と風景を体験できるスポットとして、富山旅の締めくくりに最適な観光スポットです。

場所となみ散村居村ミュージアム
住所富山県砺波市太郎丸80
公式サイトhttps://sankyoson.com/
問合せ先0763-34-7180
営業時間9:00~18:00 (入館は17:30まで)
※交流館の部屋利用は21:00まで
定休日水曜、祝祭日を除く毎月第3木曜、12月29日~1月3日
駐車場あり(無料、44台)

車で約5分

PM17:00 JR砺波駅到着でゴール

となみ散居村ミュージアムを楽しんだあとは、JR砺波駅に戻って今回のドライブ観光はゴールです。

午前から午後にかけて、花や自然、温泉や伝統文化まで、砺波の魅力をぎゅっと詰め込んだコースでした。砺波駅に到着すると、普段の生活とは違う穏やかな時間を過ごした余韻に浸れるでしょう。

花・温泉・自然がそろう砺波で、心に残る1日を

豊かな自然と水辺の景色、伝統文化が息づく砺波は、1日で多彩な魅力を体感できる街です。

今回紹介した観光モデルコースは、レンタサイクルを利用するのもおすすめです。砺波の田園風景や街並みをのんびり巡り、車では気がつかない発見も広がります。

花・温泉・自然がそろう砺波で、魅力を存分に感じながら自分のペースで観光してみてはいかがでしょうか。

レンタサイクルについては、こちらの記事で紹介しています。

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トイエバ編集部

トイエバ編集部

様々な富山の情報をお届けするトイエバ編集部です!

地域情報メディア、toiebaでは「グルメ」「住宅」「防災」「ペット」「観光」をテーマに、富山を知り尽くした地元のライターや防災に関する専門家、ただただペットを溺愛する飼い主など、多様なライターが集まるtoiebaが楽しくにぎやかに、そしてためになる情報をお伝えしていきます。

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