富山・氷見市の魅力とおすすめ観光スポット7選

  • 公開日:

氷見市はどんなところ?

富山県の北西部に位置する氷見は、豊かな自然や新鮮な海の幸を楽しめるエリアです。富山湾に面しており、四季を通じてさまざまな海の恵みを感じられる氷見市は、グルメ好きにも風景好きにもおすすめの観光スポットといえるでしょう。

なかでも、冬の味覚「ひみ寒ぶり」は全国的にも有名な名産品です。定置網漁で水揚げされ、一定の基準をクリアした寒ぶりだけが名乗れるこのブランドぶりは、一度食べたら忘れられない味わいです。

また、富山湾越しに望む立山連峰も、氷見市に訪れた際には見る価値がある絶景です。雄大な山々と青い海が織りなす風景は、万葉の時代から多くの人々の心をつかんできました。日の出や夕暮れ時には、まるで絵画のような光景が広がります。

氷見という地名の由来にも、古くからこの土地と人々が深く自然と関わってきたことが伺えます。立山の雪景色が見えたことから「氷見」と呼ばれた、という説のほか、狼煙の火を見張る場所だったことから「氷見」と名づけられたなど、いくつもの説が語り継がれています。

氷見市へのアクセス

氷見駅の外観

氷見市への行き方を、東京・大阪・名古屋に分けてくわしく紹介します。

東京から向かう場合

東京から氷見観光へ向かう際のアクセス方法について紹介します。

新幹線(所要時間:約3時間〜3時間30分)

・東京駅から北陸新幹線「かがやき」に乗車、富山駅で下車
 富山駅(あいの風とやま鉄道)から高岡駅到着後、JR氷見線に乗り換え
 (所要時間約3時間)

・東京駅から北陸新幹線「はくたか」に乗車、新高岡駅で下車
 新高岡駅(JR城端線)から高岡駅到着後、JR氷見線に乗り換え
 (所要時間約3時間30分)

飛行機

・レンタカーを利用する場合:羽田空港から富山きときと空港まで移動し、空港から車で氷見駅まで向かう(所要時間:約1時間50分)

・公共交通機関を利用する場合:羽田空港から富山きときと空港まで移動し、連絡バスで富山駅へ
 富山駅(あいの風とやま鉄道)から高岡駅到着後、JR氷見線に乗り換え(所要時間:約2時間30分)

車(所要時間:約5時間30分)

・練馬ICから氷見ICを経由して、氷見市内へアクセス

大阪から向かう場合

大阪から氷見観光へ向かう際のアクセス方法について紹介します。

特急列車と新幹線(所要時間:約3時間30分)

・大阪駅から特急サンダーバードに乗車、金沢駅で下車
 金沢駅から北陸新幹線「つるぎ」または「はくたか」に乗車し、新高岡駅で下車
 新高岡駅からJR城端線に乗り、高岡駅で下車、JR氷見線に乗り換え

車(所要時間:約4時間30分)

・吹田ICから氷見ICを経由して、氷見市内へアクセス

名古屋から向かう場合

名古屋から氷見観光へ向かう際のアクセス方法について紹介します。

特急列車と新幹線(所要時間:約3時間45分)

・名古屋駅から特急しらさぎに乗車、金沢駅で下車
 金沢駅から北陸新幹線「つるぎ」または「はくたか」に乗車し、新高岡駅で下車
 新高岡駅(JR城端線)から高岡駅到着後、JR氷見線に乗り換え

車(所要時間:約3時間)

・小牧ICから氷見ICを経由して、氷見市内へアクセス

氷見市で感じられる四季の魅力

氷見市は、四季折々でさまざまな魅力を感じられます。季節ごとの魅力を紹介します。

氷見の春

氷見市の桜
©(公社)とやま観光推進機構

氷見市の春は、桜や藤、ツツジなどの花々が街を彩ります。朝日山公園では桜が満開になり、昼間と夜桜両方を楽しめます。湊川沿いの桜並木や、余川古寺のエドヒガンザクラも春の氷見市を楽しむ見どころの一つです。

また、藤波神社や礒部神社では美しい藤の花が咲き誇り、ツツジや老谷の大椿も春の風物詩として知られています。氷見市の春は、花々と歴史的な景観が融合し、訪れる人々を魅了します。

氷見の夏

氷見市の祗園祭り
氷見市の祗園祭り

氷見市の夏は、賑やかな祭りと美しい海岸が魅力的です。毎年7月13日・14日に開催される「祗園祭り」では、神輿と太鼓台が市街地を巡行し、夏の訪れを告げます。また、8月第1週末には「ひみまつり」が開催されます。市民総出で魚提灯や獅子舞が披露され、最後は花火大会で盛り上がる夏に欠かせないイベントです。

また、氷見海岸では約19.5kmにわたる海岸線から立山連峰を望む絶景が広がります。夏は海水浴客でビーチが賑わい、子どもから大人まで多くの人々が訪れます。

氷見の秋

朝日山公園 ©(公社)とやま観光推進機構

氷見市の秋は、歴史と伝統が息づく季節です。朝日山公園のふもとにある上日寺には、創建時に植えられたと伝えられる国指定天然記念物の大イチョウがそびえ立っています。このイチョウは樹齢が長く、約24mの高さと12mの幹回りを誇り、雌株としては日本一の幹回りなのだそう。

また、氷見市は「獅子舞の里」としても知られ、約100の地区で獅子舞が演じられています。秋には、獅子舞の迫力ある演技とともに、氷見の秋の風物詩を楽しめます。

氷見の冬

ひみ寒ぶり ©(公社)とやま観光推進機構

氷見市の冬は、極上の味覚と美しいイルミネーションが魅力です。冬の訪れとともに漁が最盛期を迎える「ひみ寒ぶり」は、富山を代表とする魚として全国的にも有名です。鮮度抜群で脂がのった寒ぶりは、その締まった身ととろける味わいが絶品です。

氷見市中心部の湊川周辺では、約3万個のLEDイルミネーションが街路樹を彩り、冬の夜を華やかに照らします。

氷見市でおすすめの観光スポット7選

氷見市で特におすすめの観光スポットを7つ紹介します。

1.氷見温泉郷

氷見温泉郷

氷見温泉郷とは、約1500年前の海水が温泉になったもので、ナトリウム塩化物泉です。温泉は800〜1300メートルの深さから湧き出し、温度は約50℃前後で、しょっぱいのが特徴です。温泉の効能には、切り傷や火傷、慢性皮膚病、婦人病などがあります。

「くつろぎの宿 うみあかり」「なだうら温泉 元湯 磯波風」をはじめとする温泉旅館や民宿は約15軒あり、1300人が収容可能です。氷見温泉郷は「美人になる湯」として、女性に人気がある観光スポットです。

住所富山県氷見市
アクセス【車】
能越自動車道「氷見IC」より約20分
【電車】
JR氷見線「氷見駅」より徒歩約10分
問合せ先0766-74-5250(氷見市観光協会)
駐車場各旅館の公式サイトをご確認ください

2.観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」

観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」

観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」は、富山県高岡市と南砺市を結ぶJR城端線、また高岡市と氷見市を結ぶJR氷見線で運行される観光列車です。全席指定の1両編成で、車内は「走るギャラリー」として、井波彫刻や高岡銅器をイメージした装飾が施されています。

車窓からの美しい景色とともに、沿線の伝統工芸を楽しみながら、約55分で新高岡駅から氷見駅、約50分で高岡駅から城端駅まで景色を楽しみながら移動できます。

「ベル・モンターニュ・エ・メール」という名前は、フランス語で「美しい山と海」を意味し、名前の通り美しい景色を存分に堪能できる列車です。べるもんたについては、以下の記事でもくわしく紹介しています。

公式サイトhttp://berumonta.jp/
公式Instagramなし

3.氷見市漁業文化交流センター

ひみの海探検館(氷見市漁業文化交流センター)

氷見市漁業文化交流センターは「ひみの海探検館」の愛称で親しまれている、氷見湾の自然と漁業の魅力を体験できる施設です。

4面大型スクリーンを使ったVRシアターでは、「天然のいけす富山湾」や「氷見の漁師体験」を臨場感たっぷり楽しめます。また、AR技術を使った魚のプレート情報表示など、最新の体験展示も充実しています。

施設内の「ひみ岸壁市場」では、氷見漁港で水揚げされた新鮮な魚を使用した定食が提供されるなど、地元の味を堪能できるところも魅力です。

住所富山県氷見市中央町7-1
アクセス【車】・「氷見IC」より約8分・「氷見北IC」より約5分・「新高岡駅」より約30分【電車】・氷見駅よりタクシーにて約5分・氷見駅より加越能バスにて約12分・氷見駅より約20分
公式サイトhttps://himigyogyou.com/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/himigyogyoubunka/
問合せ先0766-74-8018
駐車場あり(無料) 乗用車100台、大型バス8台

4.氷見漁港場外市場 ひみ番屋街

ひみ番屋街 ©(公社)とやま観光推進機構

「ひみ番屋街」は、氷見漁港で水揚げされる新鮮な海の幸と地元グルメを楽しめる食文化発信施設です。氷見の特産品である新鮮なお寿司や氷見うどん、脂ののった氷見牛など、地元ならではの味を堪能できます。

また、鮮度を活かした加工食品や、他では手に入らない氷見のお土産も豊富に取り揃えています。さらに、富山湾越しに立山連峰を望む絶景の展望広場や、天然温泉を使った無料の足湯も人気の観光スポットです。

住所富山県氷見市北大町25-5
アクセス【車】「氷見IC」より約8分
【電車】・JR 氷見駅よりタクシーで約5分・JR 氷見駅より加越能バスで約12分・JR 氷見駅より徒歩で約20分
公式サイトhttps://himi-banya.jp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/himi_banyagai/
問合せ先0766-72-3400
駐車場あり 普通車220台、バス10台

5.氷見あいやまガーデン

氷見あいやまガーデン 引用:https://www.instagram.com/aiyamagarden/

約4万4千平方メートルの広大な敷地に、四季折々の花が咲き誇る自然豊かな庭園です。赤松やモミジなど、里山の木々と、丁寧にデザインされた花々が共存する氷見あいやまガーデンは、「100年ガーデン」として、時をかけて自然との調和を育んでいます。

春のチューリップ、初夏のバラ、夏のユリ、秋のダリアなど、訪れるたびに違った表情が楽しめ、季節の移ろいを五感で感じられる癒しの観光スポットです。

住所富山県氷見市稲積112-1
アクセス【車】・能越自動車道「氷見IC」より約10分・JR氷見線「氷見駅」より約12分(阿尾経由)
公式サイトhttps://www.aiyamagarden.jp/
公式Instagramhttps://www.instagram.com/aiyamagarden/
問合せ先0766-72-4187((株)花と緑の丘氷見)
駐車場あり(無料) 普通車110台、大型車10台

6.氷見魚市場食堂

氷見魚市場食堂 引用:https://www.instagram.com/himi_uoichiba/

氷見漁港の2階にある「氷見魚市場食堂」は、新鮮そのものの地元の魚を味わえる地産地消食堂です。2018年のオープン以来、1階の魚市場でその朝に競り落とされたばかりの鮮魚がそのまま厨房へと届けられ、抜群の鮮度と旨味を誇る料理が提供されています。

刺身定食や海鮮丼など、氷見ならではの贅沢なメニューが並び、氷見漁港でしか味わえない新鮮な海産物がお腹いっぱい堪能できます。まるで海の中にいるような感動を味わえる観光スポットです。

住所富山県氷見市比美町435 氷見漁港魚市場2階
アクセス氷見駅より車で3分
公式サイトなし
公式Instagramhttps://www.instagram.com/himi_uoichiba/
問合せ先0766-72-2018
駐車場あり

7.まんがロード

「まんがロード」は、氷見市比美町から中央町の商店街の通りのことを指します。

藤子不二雄Ⓐ先生の代表作「忍者ハットリくんカラクリ時計」や、原画を楽しめる「氷見市潮風ギャラリー」など、数多くの見どころがあります。街中には先生が考案した「氷見のサカナ紳士録」のモニュメントもあり、近づくとユーモアたっぷりに語りかけてくれるという楽しい仕掛けも見どころです。

2022年には「ビリ犬」「ウルトラB」「パラソルヘンべえ」のモニュメントが仲間入りし、まんがロードはますますにぎやかになりました。まるで作品の中に入り込んだかのような時間が流れる、観光スポットです。

住所富山県氷見市伊勢大町~北大町
アクセス【車】
能越自動車道「氷見IC」より約10分
【徒歩】
JR氷見線氷見駅より約15分
公式サイトhttps://himi-manga.jp/
(藤子不二雄Ⓐ先生まんがワールド公式サイト)
公式Instagramなし
問合せ先0766-74-8106(氷見市観光交流課)
駐車場なし

魅力が詰まった氷見エリアを満喫しよう

富山湾の恵みを感じる絶品グルメや、雄大な立山連峰を望む絶景、そして豊かな自然と温泉に癒される氷見エリアには、魅力がたくさんあります。

まんが文化や伝統芸能にも触れられ、季節ごとに異なる魅力を持つ氷見市は、ぜひ一度訪れたい富山の観光スポットといえるでしょう。

氷見市に訪れた際は、見て、食べて、体験して、特別な時間を満喫してみてください。

  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
トイエバ編集部

トイエバ編集部

様々な富山の情報をお届けするトイエバ編集部です!

地域情報メディア、toiebaでは「グルメ」「住宅」「防災」「ペット」「観光」をテーマに、富山を知り尽くした地元のライターや防災に関する専門家、ただただペットを溺愛する飼い主など、多様なライターが集まるtoiebaが楽しくにぎやかに、そしてためになる情報をお伝えしていきます。

  1. 富山・氷見市の魅力とおすすめ観光スポット7選

  2. 庄川温泉とは?効能やおすすめの温泉旅館・足湯も紹介

  3. ヒスイ海岸で絶景を楽しもう!ヒスイの見つけ方や魅力を紹介

RELATED ~関連記事~

PAGE TOP