近年、戸建て住宅を建てる際に、人気を集めているのが平屋です。平屋と聞くと昔ながらの家をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、最近ではおしゃれな平屋が20代、30代の若い世代から人気です。また50代、60代からは第二の人生(セカンドライフ)を送る家としても人気を集めています。
平屋が人気を集めているのはなぜなのでしょうか。平屋を建てるメリットとデメリットを実例と合わせてご紹介します。
富山でも平屋が人気の理由とは?

注文住宅で、こだわりを持った家づくりを大切にする富山県民に、今人気な住宅が平屋です。平屋とは、1階建ての家のことで、ワンフロアにすべての空間が収まっています。
階段がない住居のため、小さい子供から高齢者まで、ライフステージを問わず生活しやすい住宅として人気が高まっています。将来のライフプランを見据えて、一生住みたい家として平屋を好む方が増えてきているようです。
おしゃれな平屋にするためのポイント
最近ではおしゃれな平屋が増えていますが、どうすればおしゃれな平屋になるのか、気になる方も多いのではないでしょうか。おしゃれな平屋を建てるためには、次のポイントを抑えてみましょう。
外壁や屋根のデザインにこだわる
平屋の外観は、二階建てとは異なり特徴的なデザインがたくさんあります。外壁や屋根のデザインによって印象が変わります。
外壁の素材や色もさまざまあり、良く使用される素材としてはガルバリウム、瓦、ストレートがあります。耐久性、価格、色や形状のバリエーションなどの特徴で選択できます。
ウッドデッキや中庭にこだわる
リビングから地続きにウッドデッキをつくることで、優雅なスペースとして活用ができます。テラスやウッドデッキでは、バーベキューなど日光浴を楽しみながら過ごすことができます。
また、家の中央に中庭を設けて、採光や開放感を確保しながら、おしゃれな雰囲気を作ることができます。
シンプルな動線で空間設計にこだわる
二階がない分、設計の自由度が高い特徴がある平屋。効率よく負担のない生活動線をつくることができます。
リビングを中心に、キッチンから洗面所までの家事動線を考えたり、玄関までの生活動線を考えたり、シンプルな動線で空間を生み出すことで平屋の魅力を最大限に引き出すことができます。
おしゃれな平屋にするためのポイントを踏まえ、富山県で平屋を建てる際の参考になる平屋の事例を5つご紹介します。自分自身で建てたい注文住宅をイメージしながらお読みください。
平屋の実例①石友ホーム

おしゃれな平屋事例の1つめは、石友ホームです。石友ホームの平屋の特徴は、4D設計という考え方です。4D設計とは、①縦と横の広がり、②奥行き、③高さにより、空間全体を有効活用するだけでなく、④時間の使い方という「こころゆたかな暮らし」を加えた設計思想のことです。
平屋+αの家
特徴的な平屋スタイルを提案する石友ホーム。1階部分の平屋の良さに、ライフスタイルに合った2階を半分プラスした「平屋+αの家」の事例が多く紹介されています。
落ち着くサンクンリビングやリラックスできるヌックスペースのある家

1階部分は、LDKと水廻り・寝室等、全ての機能を集約。2階に子ども部屋のみ配した「平屋のように暮らせる」住まいは、家事時間を短縮し、家族の時間を充実させたい施主の希望を叶えるつくりになっています。
隣接するテラスから暖かな光が射し込むサンクンリビングは、床面が一段下がっていることで囲まれ感が安心を生み、家族が思い思いのスタイルでくつろぐことができます。


こぢんまりとした隠れ家のような居心地のヌックスペース、秘密基地のように子供の遊び場やおこもり感でリラックスできるスペースを演出しています。
日常の最適な生活動線を実現した家

1階だけで日常生活が完結できる間取りに加え、2階の+αの部分には、特別な”自分”の時間を過ごせる「隠れ家」がある平屋です。

リビングと一体になっていて、寝転がってくつろぐのに最適な日常使いができる和室。
寝室へと続く廊下をウォークスルークローゼットにすることで収納スペースの確保や、水廻り→ウォークスルークローゼット→寝室へと直行できるスムーズな家事動線により家事の時短につなげることができます。


石友ホームでは、これまでに培ってきた実績やテクノロジーより、お客様ひとり一人に合わせたライフスタイルを提案しながら設計してくれます。
さらには、家を建てる土地ならではの気候や風土に合った家づくりをしてくれるので、どんなニーズでも満たしてくれることでしょう。ライフスタイルを加味した住居設計を依頼したい方は、石友ホームを選んでみてはいかがでしょうか。
平屋の実例②オダケホーム
おしゃれな平屋事例の2つめは、オダケホームです。オダケホームは、自由設計注文住宅にこだわりを持ち、お客様の価値観やライフスタイルを踏まえた対応チームでトータルにサポートしてくれます。
子育てを楽しむ平屋

事例では、子育て夫婦のこだわりをワンフロアでスムーズな家事動線を実現した、おしゃれな平屋を実現しています。


LDKには、家族みんなでゆったりくつろげる畳コーナーや、断熱性能の高さと今後のメンテナンスがしやすい外壁と屋根も備えています。
趣味を楽しむほぼ平屋

事例では、1階の寝室で将来も安心して快適に暮らせる設計を実現し、趣味のロードバイクスペースを確保し、毎日の充実した暮らしがおくれるようなおしゃれな平屋となっています。
また、木質感とグレーのコーディネートで落ち着きのある空間を演出しており、リラックスできる設計となっています。


「家づくりは家族の幸せづくり」とスローガンを掲げるオダケホームは、家は家族の歴史を刻み、家族の幸せと想い出を育んでいくかけがいのない場所と捉えています。
そんな家を家族みんなにとって「気持ちいい」「暮らしやすい」と感じてもらえるよう、家づくりを通して家族の幸せづくりを実現してくれます。家族との暮らしをイメージしながら家を建てたい方はオダケホームに依頼してみてはいかがでしょうか。
平屋の実例③SHOEIの家
おしゃれな平屋事例の3つめは、正栄産業のSHOEIの家です。SHOEIの住宅シリーズには、フルオーダー注文住宅(SHOEIの家、重量木骨の家)とセミオーダー規格住宅(DECOの家、ACTUS LABO、無印良品の家)があります。
SHOEIは北欧インテリアショップACTUSの富山店と金沢店を運営しており、家づくり以上の暮らしのトータルコーディネートが可能である特徴があります。また、美しいデザインを支える建築技術を活用し、お客様と徹底的に議論をかさねた施工・仕様で、堅牢で耐久性の高い住宅を実現しています。
中庭で繋がる平屋・二世帯住宅の家

事例は、親世帯と子世帯それぞれ専用のインナーガレージを構えている平屋の二世帯住宅です。
親世帯と子世帯とを行き来できる居心地の良い中庭があり、軒やウッドデッキもあるため、気候の良い時期には外でお食事を楽しむこともできます。


親世帯側のLDKは、お一人住まいを想定し、コンパクトな間取り。子世帯のLDKは、リビング部分は吹き抜けのような天井高になっており、開放感を感じるつくりになっています。
ダイニングやキッチンの天井裏は小屋裏スペースとして、収納などができるようになっています。
ペットと暮らす平屋

事例では、お客様のご要望である、猫との暮らしを楽しめる家を実現した平屋となっています。
愛猫とのんびり過ごすことが出来るように、LDKにはキャットステップを設け、テラスは愛猫が気軽に外で日向ぼっこが出来るように壁で囲い、愛猫と家族が自然と集まれる空間になるような工夫が施されています。


SHOEIは流行りにとらわれない設計が強みで、飽きることのない美しく整理された空間作りが特徴です。美容室や飲食店などの店舗、介護施設などの設計を手掛けたノウハウを住宅建築にも活かし、常に進化し続けています。
さらに、構造スペックにもこだわり、見えない部分の力学デザインにも力を入れています。こだわり抜いたおしゃれな家作りを希望する方はSHOEIで家を建てることを検討してみてはいかがでしょうか。
平屋の実例④タカノ一条ホーム
おしゃれな平屋事例の4つめは、タカノ一条ホームです。一条の平屋では、いつも家族を感じられる安心感やムダの少ない生活動線など、ワンフロアならではの暮らしやすさを追求しています。
回遊できる動線で子育ても家事もラクになったり、老後も想定したバリアフリー配慮のプランだったり、お客様のライフスタイルに合わせた間取りやデザインが豊富です。
創作が好きなご夫婦のおしゃれな平屋

事例では、お客様は住み心地を重視しており、一条工務店の性能に魅力を感じて施工を依頼されました。勾配天井や高窓を確保した明るく開放的なリビングは中庭へつながっており、窓を開けるとさらに開放感が生まれます。
広いユーティリティには乾いた洗濯物をすぐに片づけられるよう大容量の収納が隣接されているので、日々の家事動線もしっかりと確保されているのがポイントです。
スタイリッシュでデザイン性がありつつシンプルな設計なので、こだわりのインテリアやクロスなどもおしゃれに馴染む内装となっています。


他にもゆったりとした玄関や充実したパントリーなど、こだわりがたくさん詰まったこちらの平屋は、タカノ一条ホームならではの性能を感じられます。
住まいの性能が高ければ高いほど、暮らしや生活がより豊かで快適になると確信するタカノ一条ホームが目指すのは、ダントツの住宅性能です。
住めば素晴らしい技術や性能を感じられること間違いなし。高性能の家づくりを希望の方は、タカノ一条ホームを候補に検討してみてはいかがでしょうか。
平屋の実例⑤玉家建設
おしゃれな平屋事例の4つめは、玉家建設です。玉家建設の平屋は、グランドスタイル(玉家の平屋)というブランドで展開しています。庭とつながり大地を感じて暮らせる安心感と
ワンフロアならではの使いやすさで、心豊かな暮らしを実現しています。
大人の雰囲気でくつろげる居心地豊かな住まい

事例では、家の中心には庭木を眺めながらゆったりと過ごせるLDKがあり、広々とした生活空間で昼間は大きな窓から差し込む太陽光を浴びられます。
さらに寝室は、それぞれ自分の時間が満喫できるよう広々とデザインされているため、家族との時間はもちろんひとり時間を大切にしたい夫婦には気に入ってもらえるでしょう。くつろぎたくなる大人な雰囲気で、居心地豊かな住まいです。


シンプル&リッチを設計思想としている玉家建設は、機能性に裏付けられたシンプルなデザインの住宅を得意としています。
使いやすい空間構成やゆとり・落ち着き・風格などをポイントとした心豊かな暮らしができる家づくりを希望の方は、玉家建設を検討してみてはいかがでしょうか。
アフターサービスも充実しているため、長期的にみても安心できるハウスメーカーと言えるでしょう。
平屋のメリット

平屋を選ぶのにはさまざまなメリットがあります。
バリアフリー
階段がなく、ワンフロアで動線のよい間取りを実現しやすいので、小さなお子さんや高齢者にも優しいバリアフリー設計がしやすい住宅です。階段からの転落がなくなるので、安全性も高くなります。
生活動線がスムーズ
上階への移動が必要ない平屋では、効率良く負担が少ない生活動線が確保できます。荷物を上階に運んだり、洗濯物を干すためにベランダに移動したりする必要もありません。
コミュニケーションが活発になる
家族全員が同じフロアで暮すことになるため、家族同士のコミュニケーションの機会は自然に増えます。それぞれ別のことをしていても家族の存在を感じられる空間は、家族全員の安心感にもつながるでしょう。
庭を作りやすい
上階がない分設計の自由度が高い平屋では、家の形をコの字型やロの字型にして庭を作るケースが多いです。
庭の代わりにリビングから地続きのウッドデッキスペースを設ければ、屋外と屋内が繋がり、さらに広さを確保できます。
ペットを飼っている人にぴったり
上階への移動がないのは、犬や猫などのペットを飼っている方には、大きなメリットを感じてもらえるでしょう。
飼っているペットの種類によっては、段差が負担になってしまうことも。その観点より平屋はペットにとっても暮らしやすい環境といえます。庭へとつながる小窓を設置すれば、ペットが自由に屋内と屋外を行き来できるようになります。
開放感ある天井が実現できる
上階がない平屋では、屋根の形状に合わせて部屋の天井を高く作れます。天井は高いほど家全体に開放感を持たせられるため、床面積を満足に確保できない場合、家を広く見せるのにももってこいの手法です。
縦空間を利用してロフトを設置したり、大きな照明器具を取りつけたりしてこだわりを実現させてみましょう。
ライフステージの変化に対応しやすい
夫婦世帯は趣味を楽しむ空間、子育て世帯は子どもの様子が見やすい空間、高齢世帯は安全を確認しやすい空間と、ライフステージに合わせた暮らしができます。
上階の部屋を子ども部屋や寝室として使っていたが、年齢を重ねるうちに階段が億劫になり使わなくなったということもありません。
耐震強度が強い
高さが出れば出るほど揺れやすく、地震によるダメージは大きくなる傾向があるため、1階しかない平屋は揺れにくく強い構造と言えます。
また、四角形に近い形であるほど衝撃を分散しやすくなるので、平屋の耐震性が強いのは、正方形や長方形のシンプルな造りにしやすい点もあります。
平屋のデメリット

一方で、平屋特有のデメリットについてもまとめておきます。留意点としては以下です。
十分な敷地面積が必要
平屋は上階がない分、1階にすべての空間を収めます。そのため、上階のある家と比較して広めの敷地面積が必要になります。
希望の広さを確保するためにはそれなりの敷地面積が必要になるため、エリアによっては面積確保に苦労する可能性があります。
採光が悪くなる場合がある
周りの住宅に高さがあると、平屋は他の家の影に入ってしまい採光を確保するのが難しくなります。
また、広い平屋では中央の部屋に日光を取り入れるのが難しい傾向にあるため、家をコの字型やロの字型にして中庭や天窓から光を取り入れるなど、間取り設計には十分に注意しましょう。
富山でおしゃれで快適な平屋を建てよう
今なぜ平屋が人気なのかについて解説しました。平屋には一階しかないからこその魅力がたっぷりとあります。家族の存在を感じられやすいLDKの間取りは、子育て世代からセカンドライフを満喫している世代にまで人気があります。
平屋と聞くと老後に住む家や二世帯住宅をイメージする方も多いかもしれません。しかし最近は、さまざまなライフステージに適した平屋が増えつつあり、かつては昔ながらの日本家屋のイメージだった平屋も、最近は個性的でおしゃれなものが増えています。
ぜひ富山でおしゃれな平屋を建てて、快適な暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。