「この仕事、意外と面白い。」垣根も越えた「人脈」が一番の誇りと語る、仕事の面白さ。|ケーブルテレビ富山

  • 公開日:

「この仕事、意外と面白い。」垣根も越えた「人脈」が一番の誇りと語る、仕事の面白さ。|ケーブルテレビ富山

「化学」の研究に苦労したあとに知った「通信」の面白さ。ケーブルテレビ富山の技術職は、“知らないことを面白がって学べる”人が力を発揮できる仕事です。

大学では化学を専攻し、研究に打ち込む中で「自分は研究者に向いていない」と気づき、大学4年から就職活動をスタート。そんな経歴を持つのが、2022年に入社した技術部のT.Nさんです。

「技術職って、黙々とパソコンに向かうイメージありません?」と笑うT.Nさん。実際は、お客様がいつも通りインターネットやテレビを使える“当たり前”を守るために、社内外と連携しながら運用・保守・改善を重ねていく仕事だといいます。

化学の世界から一転、地域の情報通信インフラを支える道を選んだ理由とは?そんな仕事のリアルと面白さに迫りました。

「わからないことがわかった」研究で見つけた、自分の“不向き”

インタビューに答えてくれた人

T.Nさん(2000年生まれ)
出身地:福井県敦賀市
趣味:家庭用ゲーム(RPG/FPSなんでも)
好きな食べ物:茶碗蒸し
マイルール:映画はエンドロールまで観る派/コーヒーは微糖派

— まずは自己紹介をお願いします。現在はどんなお仕事をされていますか?
T.Nさん「2022年4月に入社しました、技術部のT.Nです。入社してもうすぐ4年目になります。(2026年現在)
現在は、テレビ放送やインターネットの信号をお客様のご家庭まで届けるための『伝送路』【※1】や、社内・事業用のネットワークの管理・保守を担当しています。アンテナの切り替えなど放送系の仕事にも、たまに関わることがありますね」

【※1】伝送路:放送や通信の信号を伝達するためのケーブルや光ファイバー網のこと。

— T.N さんは大学で化学を専攻されていたんですよね。
T.Nさん「はい。富山大学の工学部で、応用化学を学んでいました。研究室では、高分子…いわゆるプラスチックに水を含ませると電気が流れやすくなる、という現象があって、『それはなぜなんだろう?』というのを調べる研究をしていました」

— なかなか専門的ですね! 研究は面白かったですか?
T.Nさん「いやー、しんどかったですね(笑)。まず、研究に使うプラスチックを原料から作るのに1ヶ月以上かかるんです。材料の割合を少しずつ変えながら10種類くらい作って。さらに、12時間かけてデータを取る、という作業を延々と繰り返して…。結局、僕の研究では『なぜ電気が流れるのか、わからないことがわかった』という結論で。しっかり落ち込みましたね(笑)。しばらく布団から動けなかったです」

— それはかなり大変な研究ですね。
T.Nさん「その経験で、『自分は研究に向いてないな』『化学を仕事にはできないな』って、ある意味すっぱり諦めがついたんです。もともと大学院に進学するつもりだったんですけど、急遽、大学4年から就職活動を始めることにしました」

就活開始は4年。「転勤なし」と「IT」で探したら…

— 4年生からだと、就職活動としては遅いスタートですよね。
T.Nさん「そうなんです。もともと大手を目指していたわけではないですが、ある程度条件を絞らないと探す時間もなかったので、『転勤がない』ことと、実家の福井には戻らず『富山や石川、長野など近隣の県』で働くことを条件にしました」

— 業界はどのように絞ったのですか?
T.Nさん「特にやりたいことが正直なかったんですけど、そういえば研究でプログラムを作るのが楽しかったな、と思い出して。それでIT系の業界で探してみたら、この会社がヒットしたんです」

— ITで検索して、ケーブルテレビ富山が。
T.Nさん「『なんでテレビ局が引っかかってきたんだろう?』って最初は思いました。でも中身を見たら、テレビだけじゃなくてインターネット事業もやっていると知って、『ああ、そういうことね』と。友達に話したら『テレビもやってるなんて面白そうじゃん』って言われて、『確かに!』と思って。それで受けてみることにしました」

— 他の会社は受けなかったんですか?
T.Nさん「実は、受けたのはうちの会社だけです。他の会社も見てはいたんですが、エントリーシートの締め切りがうちの最終選考より後だったので、まずはここに集中しようと。それで内定をいただけたので決めました。」

想像と違う?コミュニケーションが鍵を握る技術部の仕事

— 技術部というと、専門職で黙々と作業するイメージがありますが、実際はどうですか?
T.Nさん「僕も最初はそういうイメージでしたけど、全然違いますね。むしろ、すごく和気藹々としていて、コミュニケーションが活発です。『技術部って結構しゃべってるな』って思いませんでした?」

— たしかに、賑やかな印象でしたね。なぜそれほどコミュニケーションが必要なのでしょうか?
T.Nさん「僕が担当している伝送路の保守管理は、関わる人がすごく多いんです。例えば、道路工事で電柱を動かす『支障移設』という仕事では、施工業者さんや官公庁の方と打ち合わせをします。その内容を社内に持ち帰って、施工方法について上司に確認を取ったり、過去の事例を前任者に聞いたり…。一つの仕事が自分だけで完結しないので、必然的に会話は多くなりますね」

— まさに、チームで動いているんですね。
T.Nさん「そうですね。技術部で担当しているネットワークや伝送路の仕事って何が正解か、という絶対的な答えがないんです。だから、『方向性は間違ってないですよね?』と上司に確認するなど、常に会話しながら進めています。皆さんとても話しやすくてコミュニケーションで悩むことは無いですね」

— 学生さんから「理系じゃないと技術職は難しいですか?」と聞かれることも多いと思うのですが、その点はどう思いますか?
T.Nさん「“理系じゃないと難しい”ということはないと思います。実際、技術部には文系出身で活躍している人もいますし、仕事をしながら学んでいける部分が大きいです。一方で、理系で学んだことがムダになるわけでもなくて、数字や仕組みを知ることに抵抗がないとか、原因を切り分けて考える力はすごく武器になります。僕も実際そうですが、知らないことを面白がって覚えていけるかどうかが大事だと思いますね」

「当たり前」を支える達成感。仕事の成果が目に見える瞬間

— 技術部の仕事は裏方のイメージが強いですが、成果が目に見える瞬間はありますか?
T.Nさん「最近だと、社屋やサブセンター【※2】の監視カメラを新しくしたことですね。以前のカメラは画質が荒くて夜は何も映らなかったんですが、新しいカメラは赤外線機能付きで夜でも鮮明に映るようになりました」
【※2】サブセンター:各地域に放送・通信サービスを配信するための中継拠点。

— それによって、何が良くなったのでしょうか?
T.Nさん「防犯目的はもちろんですが、運用保守の負荷がかなり減りました。例えば、冬にサブセンターへ行く前に、事務所から遠隔で積雪状況を確認して『除雪が必要だから早めに行こう』と判断したり。何かあった時に、現地に行かなくてもすぐに状況が把握できるようになったのは大きくて、普段お客様には見えない部分ですけど、地域のインフラを支える重要な仕事の一つだと思っています」

— 縁の下の力持ちですね。
T.Nさん「今はインターネットが使えて当たり前の時代です。地域の通信インフラを提供する事業者として、お客様が『いつも通り使える』状態を守るために、放送や通信の設備・ネットワークを監視、異常があればログを見て原因を切り分け、協力会社とも連携しながらできるだけ早く復旧します。

さらに、止まりにくい仕組みにするために重要な設備は二重化したり、混雑で遅くならないように回線や構成を見直したり、新しい機器の検証もします。

一人で完結しない仕事だからこそ、「ちゃんと共有する」「迷ったら確認する」を大事にしています。そうやって周りの先輩方を頼りながら進めるうちに、自分の引き出しも増えて、視野が広がっていくところも面白いなと思います。

あとは何事もなく、お客様の毎日が当たり前に回っていること自体が、一番の成果かもしれませんね」

自分の裁量で、もっと便利に。仕事の楽しさは「自由」と「興味」から生まれる

— 仕事をしていて、テンションが上がるのはどんな時ですか?
T.Nさん「業務を効率化できた時ですね。今、複数の Excel ファイルで管理されている工事のデータを一つにまとめようとしていて。ただ、普通に作るとデータが重くなりすぎるので、マクロ【※3】を組んで自動化しようと考えているんです」
【※3】マクロ:複数の操作を記録し、自動的に実行させる機能。

— 面白そうですね!
T.Nさん「どういう仕組みにしようか、どうすれば必要なデータだけをうまく引っ張ってこられるか、と考えている時間も楽しいですし、マクロを実行して想像通りにバッて動いた時は、やっぱり気持ちいいですね。『おー、動いた!』みたいな。わからなかった数学の問題が解けた時の感覚に近いです。今はAIも活用しながら自分で作ったり。それでチームみんなの仕事が楽になると思うと、やりがいを感じます」

— この会社の仕事の楽しさは、どんな要素から生まれると思いますか?
T.Nさん「やっぱり、ある程度『自由』にやらせてもらえることですかね。この仕事には絶対的な正解がないので、8割くらいはセオリー通りに進めても、残りの2割は自分の考えや工夫を盛り込める。そこに面白さがあると思います。あと、自分が担当した電柱やケーブルが、街の風景として40年、50年と残っていく。それも、この仕事ならではのやりがいかもしれません」

業界や会社の垣根を越えた「人脈」が一番の誇り

— この仕事をしていて、一番誇りに思うことは何ですか?
T.Nさん「人脈が広がったことですね。ケーブルテレビ業界って少し特殊で、サービス提供エリアが決まっているので他社との競争があまりないんです。だからか、業界全体で『協力してもっと良くしていこうよ』という雰囲気が強くて。インターネット事業者は競合したりもしますが、それでも他社の通信会社の技術者ともすごく仲が良いのが面白かったりしますね」

— 素敵な関係ですね。
T.Nさん「キャリアアップやスキルアップを目指して通信業界内で転職する人も結構いるんですが、それもポジティブに捉える人が多くて、会社同士の繋がりがさらに強くなったりもします。困ったことがあったら、会社の垣根を越えて気軽に相談できる。そういう人との繋がりが、一番の財産であり、誇りですね」

— これから挑戦してみたいことはありますか?
T.Nさん「海外の通信事業者と話をしてみたいです。今はメールでのやり取りだけですが、英語で電話とかできたら面白くてかっこいいだろうなと。あとは、もっとインターネットそのものについて詳しくなりたい。漠然としていますが知らないことを知ることが面白くて、もっと探求していきたいです」

やりたいことがない君へ。まずは「やりたくないこと」を消してみよう

— 最後に、就職活動する学生さんへメッセージをお願いします。
T.Nさん「就職活動で『特にやりたいことがない』って悩んでいる人も多いと思うんです。僕もそうだったので。そういう人は、逆に『やりたくないこと』をリストアップして、それを消去法で考えていくといいんじゃないかなと。そうすれば、少なくとも『興味がないわけではない』ものが残るはず。その中で一番面白そうなものを選べばいいと思います」

— T.N さん自身も、そうやってこの会社にたどり着いたんですね。
T.Nさん「そうですね。僕も入社するまで『伝送路』なんて意識したこともなかったですけど、やってみたらすごく面白い。思っても無い意外なところに、自分の興味を引くものって転がっているんですよね。うちの会社は、一つの専門性を極めるというより、放送から通信まで幅広く関われるのが特徴です。だから、いろんなことに挑戦してみたい、食わず嫌いせずにやってみたい、という人にはすごく面白い環境だと思います。少しでも興味が湧いたら、ぜひエントリーしてみてください。お会いできれば、なんでも答えますよ!」

動画で見る「仕事」と「会社」

T.Nさんの1日を紹介する動画「ONE DAY」はこちらから

動画

「ケーブルテレビ富山って、何がある?」

動画
  • 記事を書いたライター
  • ライターの新着記事
トイエバ編集部

トイエバ編集部

様々な富山の情報をお届けするトイエバ編集部です!

地域情報メディア、toiebaでは「グルメ」「住宅」「防災」「ペット」「観光」をテーマに、富山を知り尽くした地元のライターや防災に関する専門家、ただただペットを溺愛する飼い主など、多様なライターが集まるtoiebaが楽しくにぎやかに、そしてためになる情報をお伝えしていきます。

  1. 「この仕事、意外と面白い。」垣根も越えた「人脈」が一番の誇りと語る、仕事の面白さ。|ケーブルテレビ富山

  2. 富山県にある犬の幼稚園|安心して預けられる施設5選

  3. 富山にある人気の医療脱毛8選|選び方のポイントや注意点を解説

RELATED ~関連記事~

PAGE TOP