
春から夏にかけて多くの人が訪れる「立山黒部アルペンルート」。その玄関口と呼ばれるケーブルカーの立山駅目の前に「LOCOMOTION COFFEE AND BED」はあります。
テラス席であれば、犬連れでカフェ利用が可能です!しかも雨でも大丈夫ということで、愛犬ルイちゃんと一緒にカフェタイムに行ってきました!
LOCOMOTION COFFEE AND BEDとは?
立山町芦峅寺のケーブルカー立山駅の目の前に位置する「LOCOMOTION COFFEE AND BED」は、観光案内所とカフェが併設されたゲストハウスです。
2018年に廃業した「旅館もちだ」の建物をリノベーションし、2022年にオープンしました!

富山県を代表する観光地、「立山黒部アルペンルート」への観光や登山客で賑わう立山駅。立山駅は年間約37万人が利用するといわれています。
特に、オープン当初からインバウンドの外国人観光客が多く、全体の7割以上を占めるそうです。


入口の前にはテラス席があり、リード装着でワンちゃんの同伴が可能です。
柱にはリードフックがあり、他にも水飲みボウルや自由に使える水道水など、ワンちゃんのための環境が完備されていました。

しかも、テラス席は大きく伸びた軒の下にあるので、雨を防ぐことができます。
雨が多い富山の梅雨の時期はもちろん、変わりやすい山の天気でも安心して利用が可能です。

お店から歩いて1分ほどの場所に「千寿ケ原駐車場」があり、270台まで無料で駐車できます。
周りもぐるっと自然に囲まれているので、ワンちゃん同伴の際は、お店に向かう前に軽く散歩をさせてから向かうとよいですね。
海外人も挑戦しやすい日本のカフェ飯


「LOCOMOTION COFFEE AND BED」のメニューは全て英語表記がされており、日本スタイルのカフェランチが楽しめます。
例えば「Japanese fried chiken」と書かれた「唐揚げプレート(税込1,430円)」や、「Japanese style tomato spaghetti」と書かれた「ナポリタン(税込1,320円)」など・・・海外の方もイメージが伝わりやすいですね。
また駅前という立地から、時間に余裕がない方にも短時間で提供できるようなメニューを揃えたといいます。
スパイスカレーランチ

ランチメニューには小鉢1品とスープ、ドリンクがセットになっています。この日の小鉢はキャロットソースがかかったキャベツのサラダでした。
メインは、沢山のスパイスと共に手作りで調理された「スパイスカレー」。骨付きの鶏肉をトマトやタマネギと一緒にじっくりと煮込んで作られています。
鶏肉がほろほろとやわらかく、噛むごとに口の中でほどけていきました。

辛さやパンチがあるカレーを想像していましたが、さほど辛さは感じられず、スパイスの風味を感じて玉ねぎやお肉の甘味が引き立ちます。
トッピングされているナッツ類で、食感のアクセントと香ばしさも楽しめました。添えてあるレモンを少し絞れば、爽やかさをプラスした味変もできるので白米がどんどん進みます。
食べてみると、見た目以上にボリュームがあってお腹いっぱいになりました!
外国人に大人気!抹茶ラテ

「LOCOMOTION COFFEE AND BED」に訪れる外国人客から、圧倒的に人気があるのというのが抹茶ラテです。
ホットとアイスが選べますが、特にアイスは2層に分かれた抹茶ソースとミルクの見た目が可愛く、オススメのドリンクです。
鼻から抜ける抹茶の芳醇な風味の中にも、甘さとミルクのコクを感じる一杯。登山後の疲れた体には、この甘さとミルクの優しさが染みること間違いなしです!

目の前の立山駅の賑わう様子や、駅周辺の自然をぼんやり眺めながらいただきました。
忙しく過ぎていく日々の生活から少し離れたところで過ごすと、時がゆっくり流れているような感覚になり、とても癒されます。
昔の柱が残る店内で旅の作戦会議を!

「LOCOMOTION COFFEE AND BED」カフェラウンジスペースは、日中はカフェの利用客のスペースに、カフェの閉店後は宿泊客のラウンジになります。
店内にはリノベーションをする際に残した、以前の建物の柱が窓枠や広い空間の支えに使われており、歴史を感じる古傷や修復跡も見られました。
店長の後藤さんは、「LOCOMOTION COFFEE AND BED」をスタートする際、新築ではなく空き家を「再生」することを意識し、残した柱に合わせて内装を決めたそうです。

カウンターの上には、歴史ある高岡の伝統着色工芸士が近年新しく生み出した着色技術のペンダントライトが使われていました。
新しい挑戦の変化と、ずっとあったものを変わらず大切にするという後藤さんの思いが感じられます。
立山駅に訪れる人たちを、この場所から長年見守ってきた「旅館もちだ」の歴史が刻まれた柱たち。そしてここから新しく時代を刻む「LOCOMOTION COFFEE AND BED」の時を超える融合が楽しめる店内です。

また店内には「立山観光案内所」が併設されています。
立山町役場内にしかなかった観光案内所が、「LOCOMOTION COFFEE AND BED」に新設されることによって、立山黒部アルペンルートをメインとして富山を訪れた観光客に、より多くの情報を提供できるようになりました!
観光ルートの相談に乗ってもらうことができるのはもちろん、移動に便利な電動カートや、電動アシスト付きマウンテンバイクE-BIKEをレンタルして称名滝などを巡ることも可能です。

「LOCOMOTION COFFEE AND BED」のカフェラウンジ内で、コーヒーを楽しみながらケーブルカーまでの時間を過ごしたり、家族や仲間と観光のプランを話し合ったりするのもいいですね。
世界中を旅した店長がこだわったドミトリー


「LOCOMOTION COFFEE AND BED」の2階部分には男女別のドミトリー(相部屋)と、和室タイプと洋室タイプの個室が用意されています。
また部屋の扉にはライチョウやオコジョ、カモシカなど富山や立山に由来の動物たちのイラストが描かれていました。
寝室はカーテンで仕切られ、水回りの設備などが共同であるドミトリーは、他の宿泊客との出会いや交流が魅力のひとつです。

店長の後藤さんは、自身の海外滞在の経験からドミトリーの良さに触れ、ゲストハウスの運営を夢に見たといいます。
周辺の旅館やホテルとはスタイルを変え、客の選択肢の幅を増やすために「LOCOMOTION COFFEE AND BED」はドミトリーのスタイルにすると決めました。
また、山岳観光客の荷物は大きくなりやすいということから、各ブースを広くしたり、女性の一人利用が安心できるよう、男女別のドミトリーにするなど、気配りやこだわりが詰め込まれています。

「LOCOMOTION COFFEE AND BED」のコンセプトは「日常の中にある、非日常」。
富山県外や日本国外の方ももちろんですが、富山の皆さんが週末の山登りやいつものランチにふらっと立ち寄ることで、日常から少し離れた特別な時間を過ごすことができるかもしれません。
店名 | LOCOMOTION COFFEE AND BED (ロコモーション コーヒー アンド ベッド) |
住所 | 立山町芦峅寺字ブナ坂42 |
営業時間 | 月~金 9:30~16:00 土日 8:00~16:00 |
定休日 | 冬季12~3月 |
公式サイト | https://www.lococab.com/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/locomotion_cab |
駐車場 | 敷地内 カフェ専用駐車場2台 「千寿ケ原駐車場」利用可能 |
電話番号 | 076-456-4680 |
予約可否 | 可 |
決済方法 | 現金、電子マネー、QRコード |