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【CAKE SHOP chito – ちとせ菓子店】富山市新庄のケーキ屋さん

数あるスイーツのなかでも、代表的なものといえば、やはりケーキですよね。大切な人の誕生日や友人への手土産に。そして、毎日頑張っている自分へのご褒美にと、私たちの生活に潤いを与えてくれるのは、やっぱり甘―いケーキ。美味しいケーキを食べると心が満たされて幸せな気分になりませんか。そこで今回紹介するのは、2023年にオープンしたばかりの洋菓子店「CAKE SHOP chito」です。優しい味と評判のケーキは、午前中で完売することも多いそうです。その人気の秘密に迫ってみましょう。

可愛い「まち」のケーキ屋さん

CAKE SHOP chito 外観

国道41号線新庄交差点を右折すると三叉路があるので、真ん中の道を進みます。300メートルほど進むと左側にアパートがあり、一階部分がCAKE SHOP chitoです。

CAKE SHOP chito 内観

大きな窓から外の光を十分に取り込んだ明るい店内。とても清潔感がありますよね。

CAKE SHOP chitoの商品ラインナップ

ショーケースに並ぶのは、定番の苺ショートケーキやシュークリームなど5種類ほど。けっして数は多くありませんが、それぞれにこだわりが詰まっています。

苺のショートケーキ

苺ショート 580円(税込)

CAKE SHOP chitoの看板商品、苺ショートのこだわりに迫ってみましょう。

一つ目のこだわりは「無添加」「無着色」です。苺ショートに限らず、全てのケーキが無添加、無着色ですよ。

二つ目のこだわりは、富山県産の苺を使っていることです。甘みと酸味のバランスの良さを重視して、大きさも均等なものを選んでいます。

三つ目のこだわりは、こちらのスポンジです。生地にはハチミツが練り込まれていて、しっとりとした、きめ細かな仕上がりになっています

そして、使用しているハチミツは、富山市の呉羽丘陵で蜜蜂を飼っている「はちみつや」さんのハチミツ。自然そのままの非加熱、こだわりの逸品です。
はちみつや公式HP:https://hachimituya.jp/

ココアスポンジの苺ショート 580円(税込)

苺ショートは、ココアスポンジバージョンもあります。こちらも厳選された苺と、ハチミツが隠し味の、しっとりふわふわのスポンジが使われています。

麹チーズケーキ

糀チーズケーキ 500円(税込)

口の中で広がる豊かな香りと濃厚な味わいのチーズケーキは、小麦粉の代わりに糀を使っています。富山市内の「新村こうじみそ商店」とのコラボ商品です。

麹のパウダー

「新村こうじみそ商店」に依頼して、特別にパウダー状に加工した糀。

焼き上がったばかりの糀チーズケーキ。美味しそうな焼き色ですね。

アイデアの一つとして始めた糀チーズケーキですが、小麦粉アレルギーの方が買い求めに来ることも多いそうです。

チョコレートケーキ

チョコレートケーキ 550円(税込)

チョコレートの濃厚な甘さと、はちみつを練り込んだスポンジが絶妙に調和して、一口食べると口いっぱいに その美味しさが広がります。

季節のケーキ

シャインマスカットショート 600円(税込)

こちらはシャインマスカットを贅沢に使った季節限定のケーキです。残念ながら2月末までの商品となります(早期終了の場合あり)

さくら 580円(税込)

シャインマスカットからバトンを引き継いだのが、こちらの可愛らしいケーキ。その名も「さくら」です。苺が香るスポンジと苺の生クリームをあしらった春を感じさせる一品で、口どけがなめらかで上品な味わいです。

特別な日に、大切なあの人へ

デコレーションケーキ(生クリーム4号 3300円〜)

お誕生日など特別な日をお祝いするデコレーションケーキは要予約です。糀チーズケーキのデコレーションケーキ(4号 2500円〜)も注文できますよ。受け渡しは定休日でも対応可能ということで、直接お店に問い合わせてください。

ケーキ以外の商品

シュークリーム 280円(税込)

ケーキのほかに人気なのがシュークリームです。

もちもちとした生地の中には、カスタードと生クリームを混ぜ合わせたクリームがたっぷりと入っています。

なめらかプリン 340円(税込)

自家製のプリンは、バニラを入れずに純粋に卵の味が伝わる仕上がりになっています。クリーミーでなめらかな食感で、いつまでもその余韻を味わいたくなります。こちらのプリン、いつも店頭に並ぶわけではないそうなので、出会えたらラッキーですよ。

手作りの焼き菓子も豊富に取り揃えています。ちょっとした手土産や、おやつにいかがでしょうか。

ショートケーキのスポンジに使用している「はちみつや」のハチミツも店頭販売しています。

取材させていただいた日曜日は、朝からたくさんのスイーツファンが訪れて、午後2時にはケーキが完売しました。午前中の来店がおすすめです。

脱サラで夢を実現

代表の宮森雅也さんは、27年間務めた大和富山店を49歳で早期退職しました。洋菓子店でアルバイトをしながら製菓専門学校に通い、念願だった自分のお店「CAKE SHOP chito」を2023年にオープンさせました。毎朝、午前3時30分からケーキ作りをしています。

お店の名前「ちとせ菓子店」は「千歳飴のように、細く長く粘り強い店にしたい」との思いと、奥様の名前「千歳」さんから名付けました。

店の看板は、親しみやすいように「chito(ちと)」としました。実は、千歳さんの愛称が「ちと」だからというのも理由だそうです。仲睦まじい素敵なご夫婦ですね。

千歳さんは会社勤めをしていますが、仕事が休みの日にはお店を手伝っています。

「夫の夢が叶い、心から喜んでいます。今後も楽しみながら、健康に気をつけて頑張ってほしいと思います」と、妻の千歳さんは宮森さんにエールを送ります。

<店主 宮森さんからのメッセージ>
「いま、私が思っているのは感謝の気持ちです。お客様が毎日でも来店していただけるような、皆さんから愛される店を目指して、今後も頑張っていきます」

お店の定休日は火・水・木です。もっと営業してほしいな、と思ってしまいますが、実は宮森さん。その3日間もほとんど休むことなく、スポンジ作りなどの仕込みをしています。

「一人でケーキ作りをしているので数に限りがあります。売り切れた後に、店に来られたお客様の残念な顔を見ると、本当に申し訳なくて心が痛みます」と、仕込み中にポツリと呟いた宮森さん。「やさしい味だね」と評判の「CAKE SHOP chito」のケーキ。その隠し味は、きっと宮森さんの優しさなのでしょうね。

住所富山県富山市新庄町157-1 HANAハイツ101
電話090-4328-9575
営業時間10:00~17:00
定休日火曜日、水曜日、木曜日
支払方法現金のみ
駐車場5台
公式Instagramhttps://www.instagram.com/chitose_kashiten/
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けん

けん

「見聞きして感じたことを大事にしたい」がモットーです。

富山生まれの富山育ち。長年、メディア関連の仕事に携わり県内各地を飛び回ってきました。 現場に足を運び、人と会って話をするのが大好きです。富山の魅力あふれる場所や素敵な人の情報を発信していきます。

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