うな新とは?

県道314号沿いの黒部市前沢にある民宿 うな新。創業はおよそ50年前、店主の松井守さんの妻 つね子さんの母が始めました。


懐かしい昭和の佇まいが特徴で、1日に4組、最大で15人ほどの素泊まりから食事付きの宿泊をメインに、会食、テイクアウトなどさまざまな利用に応えてくれます。
うな新の最大の魅力は宿で出される食事にあります。刺身など黒部の新鮮な海の幸をリーズナブルにお腹いっぱいに食べられるのはもちろん、予約に合わせて仕上げるうなぎ料理は一度食べるとやみつきになるおいしさです。
完全予約制で出される うな新のうなぎ料理

うな新のうなぎ料理に使われるのは全て国産のニホンウナギ。身と皮のバランスが良い中くらいのサイズの生きたうなぎをさばいて新鮮な状態で提供しています。
うなぎを締めて血を抜き、さばいて焼き上げるまでおよそ1時間。1匹1匹状態を確かめながら丁寧に仕上げています。そのため食事は予約制とし、2日前までの注文をお願いしています。

座敷からは小さな池を囲む庭を望むことができ、水の音を感じながらゆっくりと食事を楽しめます。
サクッとした歯ごたえが楽しい(鰻重 松)

おかみのつね子さんが母と長年に渡り作り続けてきた うな新 一番人気のメニューです。重箱に積み重なったうなぎは見た目にもうれしい一品です。

うなぎを蒸さないで仕上げる関西焼きでじっくりと焼き上げたうなぎは、サクッとした皮の香ばしさがたまりません。
地元の立山酒店の醤油をベースに長年継ぎ足してきた秘伝のタレは、キリッとしたコクの中にやさしい甘みがあり、うなぎをさっぱりと食べさせてくれます。

ご飯は魚津産のコシヒカリ。地下130メートルから組み上げる黒部の名水を使い、うなぎの焼き上がりに合わせてガスで炊き上げています。そうすることでご飯のおいしさがより引き立つそうです。




うなぎの肝串はうなぎをその場でさばいているからこその産物。旨味のつまった肝はプリプリとした食感で鰻重とは違うおいしさを楽しませてくれます。
このほか小鉢の煮物は、昆布と煮干しを贅沢に使ったダシが野菜の甘みを引き立てる上品な仕上がり。なめこと豆腐を基本にしたお吸い物もダシが効いた優しい味わいです。
また漬物は店主の手作りでうなぎに合う粕漬けとぬか漬けを選んでいます。料理に使う野菜のほとんどは自家栽培のもの。旬の果物が付くのもうれしいところです。
祖父母の家に遊びに行ったような宿

およそ50年前に建てられた うな新の建物は田舎の祖父母の家に遊びに行ったような懐かしさに包まれています。
1階は食事処、2階は宿泊用の部屋に分かれ、部屋からは広がる黒部の自然を楽しめます。畳が敷かれた食事処は落ち着いた雰囲気でゆっくりと料理を味わうことができます。


宿泊用の客室は大小4つあり、個人の旅行客から団体客までそれぞれの用途に応じて利用することができます。一人旅で連泊したりスポーツ大会に参加する学生チームが毎年宿泊したりと常連客も多く、宿は1年を通して賑やかです。
また企業の忘年会や法事の会食など、食事のみの利用も受け付けています。宿泊、食事どちらも電話で予約することができます。ホームページを参考に気軽に相談してみてください。

おいしいの声を日々の原動力に

現在は松井さん夫婦に息子の妻 由紀子さんも加わって民宿を盛り上げています。これまで長く続けてこられたのは、お客さんのおいしいの声やありがとうの笑顔があったからこそと話します。
これからも目標は変わらずおいしい料理を食べてもらうこと。まずは食事、そして宿泊を楽しんで、うな新の魅力に触れてみてはいかがでしょうか。
店名 | 民宿 うな新 |
住所 | 黒部市前沢2657 |
公式サイト | https://www.minsyukuunashin.com/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/minsyukuunashin/ |
営業時間 | 9:00〜18:30 民宿は18:00までにチェックイン、翌10:00チェックアウト |
定休日 | 年末年始 |
駐車場 | 8台 |
問合せ先 | 0765-52-1635 |
予約可否 | 完全予約制 電話で2日前までに予約 |
決済方法 | 現金のみ |
座席数 | 15席ほど |