toiebaナビゲーターの島田理奈です!今回は富山市民俗民芸村にある「とやま土人形工房」で、絵付け体験をしてきました!とやま土人形の魅力と周辺のおすすめスポットを、合わせてお届けします♪
とやま土人形工房とは?

富山市民俗民花民芸村の中にある、とやま土人形工房。ここでは土人形に絵付け体験をすることができます。
とやま土人形は富山の産業や伝統、風俗を取り入れた富山の伝統民芸品です。一つ一つ手作りされているとやま土人形は、素朴だけどどこか愛らしい民芸品として江戸時代末期から縁起のいいものとして親しまれています。
1993年に「富山の伝統的郷土玩具を守り伝え、人々に紹介するため」とやま土人形工房が作られました。
土人形に絵付け体験!

まずは受付で好きな形を選びます。
ベースの種類は、土人形(招き猫、抱き雛)・音の鳴る土鈴(ふくろう、オラガザウルス、鯉のぼり、里ノ助、ライトレール)・貯金箱(貯め猫、貯め犬、貯め福)などがあり、どれを選んでも体験料金は880円(税込)です!
その他にはその年の干支の土鈴もあり、毎年8月ごろから来年の干支の土鈴が選べるようになります。毎年干支の絵付け体験をするのもおすすめです!
種類が沢山あって悩みましたが…私は招き猫を選びました!

絵付け体験をする2階の工房では、体験だけではなく工房で働いているスタッフの皆さんが制作作業をされています。お話をしながら和やかに作業されており、とてもアットホームな空間です。

まず最初に、招き猫の見本を見せていただきました!全てベースの色は白ですが、全身を黒く塗った黒い招き猫もいます!目の形や色使いだけで全然違うように見えるので、とても面白いです!
見本を真似するも良し、オリジナルの絵付けをするも良しです!

絵の具はこちらを使います。色はそのまま使っても、混ぜて使っても大丈夫ですよ♪
筆は、細・中・太の3種類が用意されており、絵の具が固まってしまった場合はスポイトを使って1滴ほど水を垂らすと使いやすくなります。

それでは!こちらの真っ白な招き猫さんに色をつけていきます!

最初の一筆目はドキドキです…!
色を付ける順番などはなく、好きなように絵付けを楽しみましょう。

優しい顔をイメージして…まずは目から色をつけてみます!

一度色をつけ出すと凄く楽しくて…気がつくと夢中で色をつけていました!
黙々と絵付けをしていると、体験担当のスタッフさんが何度か見にきて「可愛いねー!いい感じだねー!」と声をかけてくださるので、嬉しくてますます筆が進みます♪

絵の具はすぐに乾くのでちょっとイメージと違ったなと思ったら白色を上から塗って直すこともできますよ!

自由に絵描いたり、色を混ぜて好きな色を作ったり…


完成です!顔はニコニコ笑顔の招き猫さんに!
完成すると、制作作業をしていたスタッフの皆さんも作品をみにきてくれて、「優しい顔の猫ちゃんだねー!」と声をかけてくださりました♪

背中には大好きなひまわりを描いて、夏をイメージしてみました!今日の服に合わせてリボンを緑にしたのもこだわりポイントです♪自宅の玄関に飾って、幸せを招き入れたいと思います!
集中していてあっという間の1時間でした。デザインにこだわりたい方はもっと時間をかけてもOKです!完成した作品は、箱に入れてそのまま持ち帰ることができます。
土人形や土鈴の販売

1階の販売コーナーでは、2階の工房でスタッフの方が作った作品を販売しています。絵付け体験後に立ち寄る方はもちろん、作品の購入目的で来店される方も多いそうです。

色々なお顔や柄の作品が並んでいます♪

どの作品もその作品にしかない温かみがあって…中でもミニ干支セットは自宅に並べて飾りたくなる程可愛かったです!手作りだからこそ、同じものは2つと無いという特別感も魅力のひとつです。
こちらの工房で作られた作品はCICやととやま、カナル会館にも出店されているそうなので、是非チェックしてみてくださいね。
予約方法や注意点
絵付け体験をする場合は、電話にて事前に予約をしましょう。10名以下であれば事前予約なしでの体験も可能ですが、混み具合によっては体験できない場合もあるので事前予約がおすすめです。
工房での体験は定員15名までとなっていますが、団体予約(〜約30名)で予約することもできます!
体験に年齢制限はなく、筆を持つことができれば何歳からでも体験できるので、お子様と一緒にオリジナルの土人形を作るのもいいですね♪
体験中は絵の具が服につかないよう注意が必要です。汚れても大丈夫な服装を心がけましょう。エプロンの無料貸出もしているため、心配な方や小さなお子様はご利用くださいね!
温かさ溢れる、とやま土人形工房。

工房で作品を作っているスタッフの皆さんは終始とても和やかな雰囲気で、絵付け体験を通して楽しい時間を過ごせました。
絵付けに正解はありません。楽しみながら思いのままに、自由に色をつけてください。あなただけの気に入った作品ができるといいですね♪

沢山こだわった分、とっても愛着が湧きました〜!
周辺のおすすめスポット

とやま土人形工房がある富山市民俗民芸村には、茶室円山庵や民芸館など、おすすめスポットが盛り沢山です!とやま土人形工房で体験した後は、是非周辺を散策してみてくださいね。
茶室 円山庵
とやま土人形工房のすぐ近くにある茶室円山庵。入り口の木の門をくぐって庭を進むと、茶室円山庵に着きます。
大正9年に富山の茶人「金子宗峰」によって建てられた円山荘。その中にあった茶室「録寿庵」が、戦後今の場所に移築し増改築され、昭和56年に今の形の茶室「円山庵」ができました。

円山荘は中には入れませんが、窓から覗くことができますよ!
円山庵の隣に今もある大正時代に建てられた円山荘は、材木やふすま、ガラスにこだわった素晴らしい建物だと言います。
一般開放はしておらず中に入ることは出来ませんが、窓から覗くことができるので、是非覗いて見てみてくださいね。

特別に少しだけ中を見せていただきました!こちらは円山荘の茶室「録寿庵」

鯉が泳いでいるようなデザインもあり、古くからのこだわりが随所に感じられます。

茶室円山庵ではお抹茶(和菓子付き)を、一服500円(税込)で楽しむができます。

立礼席と書かれたお部屋へ…失礼します!

茶室は立礼席となっており、お抹茶を飲むときのルールなどはありません。椅子に座って談笑しながら、気軽にお抹茶を楽しめます。
お抹茶はあまり頂く機会がないので、楽しみです♪
お抹茶は少しほろ苦さはありますが飲みやすいです。季節によって変わる和菓子は、ほどよい甘さがお抹茶と相性抜群でとても美味しいですよ。
室内は冷房が完備されており、外の暑さを忘れるほど、心休まるひとときを過ごせます。観光に来る外国人の方はもちろん、近所の方がリピーターとなり友人と憩いの場として来店されるているのも納得です。

また、窓からは綺麗な庭が見え、季節によって桜や紅葉、富山ならではの雪景色などがみられ四季折々の景色が楽しめます。そのため毎年4月や11月は、1日に100人以上の人が訪れるそうですよ。
営業時間は9:00〜17:00となっており、入店は16:30までです。是非、茶室円山庵でお抹茶を楽しみながら、日本の美しさを感じてくださいね。
民芸館


こちらの民芸館は明治2年(今から約130年前)に岐阜県の飛騨市に建てられ、昭和40年に今の場所に移築されました。
建物の中には美術品ではなく、使い慣らされた日用品や日々の暮らしに深く関わってきた、時香盤(お香の燃える速度で時間を測る時計)や船箪笥(航海用に丈夫に作られた鍵付きの箪笥)などの生活用品が陳列されています。

開館時間は9:00〜17:00となっており、入館は16:30までです。民芸的な美しさが見出された品物を、是非見に行ってみてくださいね。

とやま土人形工房や茶室円山庵へ行く際は、富山市民俗民芸村の駐車場をご利用ください。
施設名 | とやま土人形工房 |
住所 | 富山市安養坊118-1 (富山市民俗民芸村内) |
公式サイト | 無し |
公式Instagram | 無し |
営業時間 | 1階 販売コーナー 9:00〜16:30 2階 体験工房 10:00〜16:00 (最終受付15:00) |
定休日 | 年末年始 (12/28〜1/4) |
駐車場 | 有り ※富山市民俗民芸村駐車場 |
問合せ先 | 076-431-4464 (FAX:076-431-4463) |
予約可否 | 可 |
決済方法 | 現金のみ |