玄米&海洋深層水デトックスカフェ「ハレとケ」とは?

富山県滑川市瀬羽町。旧宮崎酒造や味噌・醤油醸造の神田屋など、江戸時代の面影を残す旧家が立ち並ぶ瀬羽町通りに「ハレとケ」はあります。

「ハレとケ」のこだわりは、玄米ごはんと天日塩。
天日塩は、滑川沖・水深333メートルから取水された海洋深層水を、天日に干してゆっくり乾燥させてつくる塩のこと。カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富なことから“塩なのになぜか甘く感じる”そうです。


「ハレとケ」では、ケの日(平日)に、“健康の土台をつくるランチ”を、ハレの日(週末)に“食を思いっきり楽しむランチ”を提供するという、コンセプトがとっても面白いカフェなんです!お店の入口にかけられる提灯が目印です。
これまで「ハレの日ランチ」を食べたことがあった私。「ケの日ランチ」は、いかなるものか!?
訪れた平日のお昼時は、会社員のグループや赤ちゃん連れのママ友達、ご夫婦連れでほぼ満席状態。みなさん和やかに会話を弾ませながら食事を楽しんでいましたよ。
「ハレとケ」の食べるを楽しむ“メリハリ”メニュー
①健康の土台をつくる!「ケの日ランチ」
平日の「ケの日ランチ」は、玄米ごはんと汁物、漬物の「基本食」に、黒板に書かれた本日のメニューから、お好みの主菜や副菜を選ぶシステム。
セレクトメニューは、日替わりで、肉や魚の主菜、野菜をたっぷり使った副菜など常時4~5品が登場するそうで、どれにしようかな~?と、迷う楽しみもあります。


玄米ごはんはモッチモチ、汁物も具沢山なので「基本食」だけでも食べごたえ十分です!が、私は「ふくらぎのカマ天日塩焼き」と「さつまいもとブロッコリーの白和え」、「長いもレンコンサラダ」をチョイス。

料理が出てくるまでの間、喉を潤すこのお水にも注目です!ひと口、含ませればとろみがあるのでは?と思わせるほどのまろやかさに驚きます。
さすが、滑川が誇る海洋深層水!玄米ごはんと汁物にはマストでこの海洋深層水を使っているそうですよ。


天日塩で味付けされた焼き魚は、ギュッと旨みが感じられる一品。私は最後まで、レモンをかけずに食べきってしまいました。

この日の汁物は、白菜や大根、人参やキノコ類などなど、野菜がたっぷり入った「深層水塩トン汁」。
昆布やイワシ、鰹、シイタケのダシがほんのり香るトン汁は、天日塩が野菜の旨みを引き立てたやさしい味わい。胃にゆっくりと染みわたります。


豆腐の味がしっかりと感じられる「さつまいもとブロッコリーの白和え」は、白みそと練り胡麻、天日塩で味付け。マヨネーズの酸味が効いている「長いもレンコンサラダ」にも天日塩が隠し味に使われています。
「ほとんどの料理に天日塩を使っているので、すぐになくなっちゃう」と店主の鍋谷さん。現在「ハレとケ」では、自家製の天日塩つくりにも取り組んでいて、今後、販売する予定だそうですよ。
②食を思いっきり楽しむ!「ハレの日ランチ」
土日の「ハレの日ランチ」は、玄米ごはんと汁物、漬物の「基本食」に、さまざまなお惣菜とプチデザートが全てセットになった、ボリューム満点のおまかせランチ。

体調やその日の気分で分量を決められる「ケの日ランチ」と、充実の「ハレの日ランチ」。平日と、週末でメリハリのある食事を楽しめるのが「ハレとケ」の魅力です。
「毎週、水曜と日曜に来店なさるご夫婦がいらして、メニューが重ならないようにするのが精一杯」と鍋谷さん。
お惣菜のレパートリーはとても豊富ですが、温かくほっこりするおかずは、特別に学んだものではなく、まさに“シェフじゃなく主婦の料理”だそうです。
③ん!?塩で甘い!「天日塩もなかアイス」
スイーツの中でもオススメなのが「天日塩もなかアイス」。アイスにも、つくる工程で滑川産海洋深層水の天日塩が使われています。
ほんのり塩味が、一層の甘さを引き立てるアイスは、ミルクと抹茶、ほうじ茶の3つのフレーバーがあります。


かわいいもなかの皮の柄も、いろいろ変わるそうですよ!
④大人気!“玄米ごはん”と“玄米おむすび”

食事中、「こんなに美味しい玄米ごはん、食べたことがな~い」と、隣の席から聞こえてくるほど評判の高い「ハレとケ」の玄米ごはん。
玄米独特のこうばしい香りとコク。たまらないモチモチ食感。噛むほどにジワリと広がる旨みと甘味。私も激しく同感です!
「玄米ごはん」は、鍋谷さんのご主人の実家(朝日町)から取り寄せた玄米に、立山町産の黒米や赤米をブレンド。滑川産海洋深層水とその天日塩、純米酒を加えて、圧力鍋でじっくり1時間かけて炊き上げています。この炊き方が、モッチモチ食感の秘訣なのだとか。

こちらも、食事中に何度も買い求めにくるお客さんがいた、「玄米おむすび」。もっと気軽に、もっと手軽に玄米ごはんを楽しんでもらおうと、冷凍真空パックで商品化したものです。

玄米と雑穀のみのシンプルなおむすび「玄米素子」をはじめ、「ゴーヤ之輔」「大葉うめ子」「坪川ほたる」などなど、具材にひっかけたネーミングに思わず笑ってしまうおむすびが全部で6種類。ひとつ、ひとつ手で握っています。
きっかけは、玄米生活
鍋谷さんと玄米との出会いは、およそ10年前。いろいろな体調不良が重なり、何かひとつ身体にいいことをしようと決めて、玄米生活をはじめたそう。
ちょうどその頃、同じく瀬羽町通りで「じんでんや」という雑貨屋さんを営んでいたそうです。その通りに、出店や訪れる人たちが続々と増えてきた時期でもありました。
「通りに人が集まってきたので、ちょっと休憩したり、飲食できる場所が必要になってきて」

玄米生活をはじめてから、すこぶる調子がいい!と身体の変化を実感したことから、
ずっと想いをあたためてきた“玄米ごはん屋さん”「ハレとケ」を開くことにしました。
昭和レトロな雰囲気の中で楽しんで!


当時の看板をそのままに残し、老舗昆布店をリノベーションしてはじめた「ハレとケ」。オープン時は、キッチン前のスペースのみでしたが、次第に座席が足りなくなり、奥の間をDIYで拡張したそうです。


店内で使われている調度品や食器は、譲り受けたり、鍋谷さんが集めたものばかり。雑貨屋さんを営んでいた鍋谷さんのセンスに触れることができます。

滑川の瀬羽町通りの風情にぴったりの、昭和レトロな雰囲気が漂う「ハレとケ」で、みなさんも身体を整える“メリハリ食”を楽しんでみてくださいね!
店名 | 玄米&海洋深層水デトックスカフェ ハレとケ |
住所 | 富山県滑川市瀬羽町1884 |
公式サイト | https://hare-ke.jp/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/haretoke333/ |
営業時間 | ケの日(水・木)、ハレの日(土・日) 11:00~14:00(LO) |
定休日 | 月・火・金曜日 |
駐車場 | 滑川市まちなか散策無料駐車場 |
問合せ先 | 090-2833-7734 |
予約可否 | 可 |
決済方法 | 現金、クレジットカード、QRコード |
座席数 | テーブル26席 |