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【能作】錫の器で楽しむアフタヌーンティーが人気!

能作とは?

能作は大正5年(1916年)に創業した、富山県高岡市の鋳物メーカーです。
「鋳物」とは、高温で溶かした金属を型に流し込み、冷やして固めた製品のことをいいます。加賀藩主の前田利長が高岡に鋳物師(いもじ)を呼び寄せたことから、「高岡銅器」の歴史が始まり、1975年には国の伝統的工芸品に指定されました。

能作は高岡の鋳物メーカーとして長い歴史を持ちながら、2002年より自社ブランド「能作」製品の開発を進めてきたことで、富山県外の方だけでなく外国の方からも人気です。

特に「錫100%」の製品は、当時誰もやったことがない挑戦として注目を集めました。錫のやわらかさを生かし、少し力を加えると自由に曲げることができる食器やインテリアは、アイディア次第でいろいろな使い方ができるためとても魅力的です。

今回は、能作の魅力をたっぷり体験できる能作の本社工場に行ってきました。

能作オリジナルアフタヌーンティー

能作オリジナルアフタヌーンティー 税込2,750円/1名
※写真は2名分です

本社工場にはカフェ「IMONO KITCHEN」が併設されており、スマホ画面やカタログで見ているだけでは伝わらない、実際に使ってみてわかる能作の錫製の器の魅力を知ってもらうための場所となっています。気になった器があれば、隣のショップで購入することもできますよ。

特にオリジナルアフタヌーンティーは若い女性に大人気。色鮮やかでおしゃれな料理が、錫のプレートのやわらかな輝きでより一層華やかに見えます。アフタヌーンティーはお値段が高いイメージもありますが、能作のアフタヌーンティーはなんと3,000円以下。見た目の華やかさに加えて、実際に食べてみるとお値段以上の満足度でした。

アフタヌーンティーのメニュー

上段

【上段のラインナップ】パウンドケーキ、抹茶のサブレ、チョコチップスコーン

パウンドケーキはベーキングパウダーを使わず、時間をかけて卵液を泡立てることで生地をふくらませています。そのため、中までしっとり焼きあがっています。

使用プレート:プレート – Edge – S(税込8,250円)

中段

【中段のラインナップ】海老のカクテルビーンズサラダ、野菜のキッシュ、ジャガイモミルフィーユグラタン、鴨のパストラミとチーズのカナッペ

海老のカクテルビーンズサラダには白だしのジュレがかかっており、キラキラとしてより華やかです。特にジャガイモのミルフィーユグラタンは、一口サイズなのに口いっぱいにクリームソースとジャガイモが広がって、とても美味しかったです。

使用プレート:プレート – Edge – M(税込13,200円)

下段

【下段のラインナップ】ティラミス、ショコラテリーヌ、サンマルク、カシスムース、レモンのスクエアシフォン、小さなショートケーキ

一口サイズで、たくさんの種類のスイーツを一度に楽しめるのが、アフタヌーンティーの醍醐味。6種類のケーキそれぞれ、細部までシェフのこだわりがつまっています。フルーツやケーキは季節によって変わります。

使用プレート:プレート – Edge – L(税込19,800円)

アフタヌーンティーの器

アフタヌーンティースタンド

アフタヌーンティーに使われている食器も、購入することができます。アフタヌーンティースタンドと、プレート3枚のセットで税込55,000円です。自宅でアフヌン、いかがですか?

アフタヌーンティーセットのお皿は丸みがあり、ふちが曲がっていることでさらにやわらかさを感じました。取り分け用の六角形のお皿は、丸いお皿とは違ってかっこよさがありますね。外側の平らな部分は曲げて使用することもでき、また違った雰囲気になりそうです。
使用プレート:つまみ皿 – TAKAKU – L(税込8,250円)

錫は熱伝導性が良いため、あたたかい紅茶には能作のカップではなく、長崎県の伝統工芸「波佐見焼」の陶磁器カップを使用しています。ソーサーは能作の錫製のもので、伝統工芸のコラボとなりました。
使用カップ:ティーカップ&ソーサー – Edge – 1ヶ入(税込11,000円)

店内のお水用のカップも、錫100%製です。熱伝導性が良いため、冷たいお水でカップもすぐに冷たくなり、飲んだ時の口当たりも冷たく感じます。暑い夏にはぜひ使いたいカップです。
錫の食器は金属のにおいも気にならず、また抗菌作用もあるそう。安心して使用でき、職人さんが一つひとつ手作業で作っている、あたたかみのある食器であることがよくわかりました。購入したい…!

店内の様子

IMONO KITCHEN入口

店内はカウンター席やテーブル席など70席。大きな窓に囲まれていてあたたかい雰囲気があります。

テーブル席

窓から見える緑もきれいです。

NOUSAKU CUBE

NOUSAKU CUBE内の席には、キッズスペースがあります。壁の錫製のタイルは、1枚ずつ職人さんの手で立体的な曲げ加工をされたそうです。

小さなお子様連れの方も、周りを気にせずゆっくり過ごすことができます。お子様用の椅子もあります。ランチメニューには「お子様ベーグルセット」もあり、おもちゃもついてくるため、子どもも退屈しないですね。

窓から見える景色も、アフタヌーンティーをより一層特別なものにしてくれます。

IMONO KITCHEN料理長 西田さん

IMONO KITCHENで提供するメニューの他、製品カタログ用の撮影での盛りつけも担当しています。料理にもこだわっていますが、それが能作の販促の一角を担っていることにやりがいを感じているそうです。様々な企業とのコラボイベントも実施しており、いろいろなことに挑戦できる環境が楽しいと話してくださいました。

能作本社で楽しめること

工場見学

能作の鋳物製品がどのようにできているのかを知ることができる、工場見学も実施しています。平日のみ、ガイドさんが30分かけて解説しながら案内をしてくれます。(工場見学は日曜・祝日・年末年始がお休み。土曜は不定休)

製品の型作りから、溶かした金属を流し込み、できあがった製品を削り・磨いていく作業を職人さんが分業して行っており、それぞれの手作業を間近で見ることができます。

料金無料
所要時間約30分
開始時間11:00/13:00/14:00/15:00/16:00
休業日日曜・祝日・年末年始※土曜は不定休
予約方法予約フォーム:https://nousaku-kanko.resv.jp/電話:0766-63-0001(電話受付時間 9:00~17:00)
公式サイトhttps://www.nousaku.co.jp/factory/tour/

鋳物製作体験

ぐい呑みや箸置き、小皿などの錫アイテムを製作をすることができます。工場見学で鋳物の魅力をいっぱい知ったあとは、実際に自分で体験してみるのがおすすめです。小学生以上から参加できるため、親子で参加しても思い出になりますね。製作したものはその日のうちに持ち帰ることができます。

料金税込550円~税込4400円※アイテムによって異なります
所要時間30分コース(動物箸置き、花箸置き)90分コース(ぐい呑み、小鉢、小皿、箸置き)
休業日年末年始
予約方法予約フォーム:https://nousaku-kanko.resv.jp/reserve/calendar.php?direct_id=2&x=1730277983電話:0766-63-0001(電話受付時間 9:00~17:00)
公式サイトhttps://www.nousaku.co.jp/factory/imono/

ファクトリーショップ

カフェや工場見学で気になった商品は、ファクトリーショップで購入することができます。

能作は全国に直営店を19店舗もち、オンラインショップからも商品を購入することができますが、本社ファクトリーショップにしかない限定品もあります。本社工場ならではの、アウトレット品コーナーも!

能作の魅力にふれよう!

能作の器で楽しめるアフタヌーンティーの他、能作の本社工場について紹介しました。カフェで実際に製品を手に取って使ってみたことで、想像していたよりも錫がやわらかくあたたかみのあるもので、また料理を華やかにしてくれるものであるとわかりました。

また、工場見学や鋳物製作体験を通して「能作」や「鋳物」への理解を深めることができ、さらに製品を使ってみたいという気持ちになります。

ぜひ皆さんも能作本社工場で、能作製品の魅力にふれてみてください!

店名能作 IMONO KITCHEN
住所富山県高岡市オフィスパーク8-1
公式サイトhttps://www.nousaku.co.jp/factory/cafe/
Instagramhttps://www.instagram.com/nousaku_official/
営業時間10:00~18:00(LO17:30)
定休日年末年始
駐車場普通車32台、大型バス用2台
問合せ先0766-63-0050
予約可否座席の予約は不可
アフタヌーンティーは事前予約制
決済方法現金、クレジットカード、各種QRコード決済
席数70席

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みのり

みのり

食いしん坊OL/ショップカードコレクター

生まれ育った富山と、富山の美味しい食べ物が大好き。週末は富山県内の飲食店、カフェ、居酒屋をはしご。行きたいお店や食べたいものがありすぎて「胃袋が足りない…!」が口癖。趣味は、記念に行った先のショップカードを集めること。

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