「生米パン jam(ジャム)」とは?
「生米パン jam」は、富山市立西田地方小学校から程近い、閑静な住宅街の一角にあるパン屋さん。富山県で初めて“生のお米”から作る、小麦・卵・乳製品 不使用のパンとスイーツの専門店です。


自宅の1階を一部改装して作ったお店の入口は、かつて勝手口だった場所。
看板犬のジャムちゃんをモチーフにしたロゴマークが目印です。


ピーンと立ったジャムちゃんの耳にも、パンにも見えるマークがとってもキュート!
扉に手を伸ばすと、焼き立ての甘いパンの香りが漂ってきてワクワクします。


ところで“生米パン”って、いったいどんなもの!?
米粉ではなく、生のお米からどうやってパンを作るの?
「初めて食べた時は、私もビックリしたの。あ、これは正にパンだ!って」
そう話すのは、店主の古川香澄さん。もともとパン作りが趣味だった香澄さんは、お子さんが幼い頃、苦手な野菜を練り込んだパンをよく焼いていたそう。
そんな「パン大好き一家」の香澄さんを驚かせた“生米パン”とは!?

生米パンは、浸水させた生のお米を、材料とともにミキサーにかけてペースト状にし、イーストを加えて発酵・焼きあげたパンのこと。
やさしいお米の甘みと独特のふわふわモッチリ食感、そして翌日まで続くしっとり感が特徴です。
使っているのは青森県産のブランド米「まっしぐら」。粘りの強い富山県産コシヒカリに比べて、パンに適した性質を持っているそうです。


「生米パンjam」では、小麦・卵・乳製品を使わない3大アレルゲン対応のパンやスイーツが並ぶのですが…ラインナップを見ればメロンパンや抹茶コロネ、シフォンケーキやマルゲリータピザまで。
クッキー生地は?クリームは?チーズはどうなってるの?私の頭の中は、ふたたび不思議な期待感でいっぱいになったのでした。
「生米パン jam」驚き技あり!パン&スイーツ
早朝3時頃から生米パンを焼き始めるという香澄さん。
常時9〜10種類ほど並ぶパンも、オープンと同時にお客さんがやってきて、早い時には、ものの30分で品薄になってしまうほどの人気です。
①「メロンパン」の不思議

メロンパンの最大の特徴といえば、ふわふわのパン生地の上のサクサク食感クッキー。でも、卵やバターなどは使っていません。
アーモンドプードルや米粉、コーンスターチ、甜菜(てんさい)糖を「生米パンjam」オリジナルの配合で、サックリ感を実現させたメロンパンです。
②「抹茶コロネ」の不思議

こんがりと焼けたフォルムが愛らしいコロネ。コロネはとがった先から食べる派の私。口に運べば、ふんわりモチモチやさしい甘さがひろがるパンの味!
生米のペーストをどうやって成形するのかも謎なのですが、さらに驚いたのが、中までみっちりと詰まった抹茶クリーム。
濃厚でぽってりとした、抹茶が香るよく知るカスタードクリームの風味です。

しかし、ここにも卵や牛乳、生クリームは使われていません。
豆乳や抹茶などを加え、ミキシングした生米を火にかけてクリーム状に仕上げる技術は魔法のような再現度です。
③「シフォンケーキ」の不思議

香澄さんのご主人が、「本当に驚いた!」と絶賛したシフォンケーキ。
まさに絹のようなキメの細かさで、口当たりもふんわりしっとりしています。

アレルギーがあってケーキが食べられないという人のために作ったスイーツで、泡立てた卵白で生地を膨らませるかわりに、水に浸し戻した大豆を使って再現しているそうです。もう、驚きしかありません!!
このほか、スイーツにはイチゴやメープルのマフィンが登場したり、柚餅子(ゆべし)やどら焼きといった和菓子の試作も重ねているそうですよ。
完全予約制のピザランチ
「生米パン jam」がオープンしたのは、2025年11月のこと。そのプレオープンの頃から要望の多かったランチを、今は完全予約制で提供しています。(予約は来店日の2日前まで)
また、席に空きがある時は、コーヒーや紅茶(各400円)、ソフトドリンク(300円)と一緒にパンやスイーツのイートインが可能です。
①マルゲリータセット

ピザの王道、マルゲリータ。生地の上でトロリととけるチーズが何でできているのか、気になって仕方がありません。
思わず前のめりで香澄さんにたずねると「なんちゃってチーズよ~」とニッコリ。


見た目もチーズ、食べてもやっぱりチーズ。まるで焼きたてのクリームチーズのような濃厚な味わいに、驚きが隠せませんでした。
“なんちゃってチーズ”は、もち米と豆乳、オリーブオイル、レモン汁から作られていると聞いて、二度ビックリ!
ピザの生地もふわふわモッチリと食べ応えがあって、お腹がいっぱいになります。

月替わりで登場するこの日のスープは、旬の春キャベツのスープ。
豆乳と少しの塩、グルテンフリーのコンソメとしょう油が使われています。やさしい素材の甘さが口いっぱいに広がります。

サラダに添えられるのは、酸味をおさえたニンジンとタマネギのドレッシング。
市販のドレッシングには小麦粉が使われていることもあり、「生米パン jam」では香澄さんが手作りしています。
②照り焼きチキンセット

「生米パン jam」特製マルゲリータと人気を二分する、肉系ピザの「照り焼きチキンセット」。
グルテンフリーのしょう油や甜菜(てんさい)糖で甘じょっぱく仕上げた鶏もも肉と、“なんちゃってチーズ”がたっぷりトッピングされています。
希望を叶える生米パンとスイーツを
香澄さんが“生米パン”を作り始めたきっかけは、ご主人の古川公成さんが、40代で発症した小麦アレルギーでした。
米粉のパンは確かにある。でも、米粉100%のパンは翌日には固くなってしまう…
家族みんなでおいしく食べられるパンを探し求める中で出会ったのが“生米パン”でした。
平日は、医療関係の仕事に従事しながら週末は東京の教室へ通い、その独自の製法を習得。
「アレルギーを持っていても、パンが食べたいと思っている人に“生米パン”を届けたい」
そんな想いを強めた香澄さんは、小麦・卵・乳製品を一切使わないパン屋さんをオープンしました。

実は、公成さんは自宅で疾病予防の健康施設「スタジオTOMOE」を運営する運動の専門家。富山市のフレイル予防体操を監修するなど、地域の健康づくりを支えるプロフェッショナルです。


「食」と「からだ」をつなぐ場所に…。
そんな願いを込めて「生米パン jam」は「スタジオTOMOE」に併設して誕生しました。

「初めてマルゲリータを食べました」と喜ぶ中学生や、「本当に助かります」と話す親御さんの切実な声に触れるたびに、香澄さんは「生米パン jam」の必要性を強く実感しているそうです。




「生米パン jam」は、みんなの体と心にやさしい、ふわふわ・もっちりのパンをそろえて、今日も温かくむかえてくれます。
| 店名 | 生米パン jam |
| 住所 | 富山市長柄町2-6-3(スタジオTOMOE内) |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/namakome.jam_official/ |
| 営業時間 | 【パン販売】 11:30~17:00 ※売切れ終了 【ランチ・完全予約制】 ※来店日の2日前まで 火・水・金曜日 ①12:00~13:30 ②13:00~14:30 土・日曜日 ①12:30~14:00 ②13:30~15:00 |
| 定休日 | 月・木曜日、祝日 ※詳細はInstagramにて |
| 駐車場 | 7台 |
| 問合せ先 | 070-8522-0780 |
| 予約可否 | 可 (公式LINE、電話にて) |
| 決済方法 | 現金、クレジットカード、電子マネー、QRコード |
| 座席数 | カウンター4席、テーブル4席 |