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富山の郷土料理といえば?代表的な5つを紹介

富山県の代表的な郷土料理を厳選して紹介します。富山湾で採れるホタルイカ、さば、ブリをはじめとした有名な特産物を使って作られる郷土料理は、地元民はもちろん観光客にも一度は味わっていただきたいものばかり。旅行の醍醐味といえば地元のグルメ旅!という方はぜひチェックしてみてください。

富山の代表的な郷土料理を5つご紹介

皆さんは富山県の郷土料理といえば、何を思い浮かべるでしょうか。

富山県に訪れたことがない方でも、ホタルイカ、さば、ブリなど有名な海の幸がいくつか思い浮かぶ方もいると思います。自然豊かな富山県では、そんな海の幸や野菜などをふんだんに使った、地元でしか味わえない郷土料理がたくさんあります。全国でも有名なものから地元民しか知らないものまで、これを押さえておけば間違いなしの富山県の郷土料理を5つ紹介します。

富山の春を代表する料理「ほたるいかの酢味噌和え」

出典:農林水産省Webサイトhttps://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_1_toyama.html

ほたるいかの酢味噌和えは富山の春を代表する郷土料理で、古くから県内全域で親しまれています。ぎっしり詰まったワタの程よい甘味と酸味の効いた酢味噌のバランスが絶妙で、一度食べると箸が止まらないおいしさ。ごはんのおかずとしてはもちろん、お酒との相性もばっちりです。

ほたるいかといえば、青白く発光する姿を想像される方も多いのではないでしょうか。ほたるいかの発光器は腕の先と腹側にあり、数センチの小さな身体についている発光器は全部で約1,000個もあるのだとか。主に網で引き揚げられる際に神秘的な光を放つほたるいかですが、発光する理由は、外敵に対する威嚇・幻惑・仲間とのコミュニケーション・餌寄せのためなどといわれています。

人々を魅了する青白い光は「富山湾の神秘」とも呼ばれており、4〜7㎝という小さな体のほたるいかが産卵のために大群で浅瀬に押し寄せて、浜に打ち上げられる衝撃で発光することで見られる光景「ホタルイカ群遊海面」として国の特別天然記念物にも指定されています。

そんなほたるいかは、毎年3月頃になると産卵のため富山湾沿岸に押し寄せます。水揚げする際、一般的な方法としては船で網を引き回す「底引き網」が使われるのに対して、富山湾では「定置網」によって漁獲されるため、ほたるいかの胴体を痛めず、鮮度が保たれた状態で水揚げされるのです。新鮮なほたるいかは、茹でるとプリっと身が膨らみ綺麗なピンク色に。一口食べると中のワタが溢れ出し、濃厚な味わいが口の中いっぱいに広がります。

【ほたるいかの調理方法】

水に塩を加え沸騰させたらほたるいかを入れてゆで上げ目を取る(水産加工業者や料理店などではゆでてから目を取るが、家庭では食べる時に個人個人で取るが多い)。ワケギもゆで水気を取り食べやすい長さに切る。ワケギをほたるいかに添えたら、味噌、酢、辛子、砂糖などを合わせた辛子酢味噌をかける。ワケギのほか、ワカメ、ミョウガ、ショウガなどを添えるのもおすすめ。

(引用:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_1_toyama.html

富山は押しずしも有名!ます寿司、笹寿司に「おせずし」

ます寿司や笹寿司など、魚介をふんだんに使った押し寿司の名前は一度は耳にしたことがある方も多いと思います。今回紹介する「おせずし」もその中の一つで、「押しずし」がなまったことが名前の由来といわれています。富山県の中でも魚津市、黒部市、入善町、朝日町の新川地区などで親しまれている郷土料理で、ハレの日や仏事の時のおもてなし料理として昔から地元民に愛されています。

お祝いの席では一升のお米を使って大きなものを作ることもあるそうですが、普段の食卓では食べやすい小さめのサイズで食べられることが多いのだそう。きれいな四角い形もおせずしの特徴の一つです。

おせずしは、昔「魚ご飯」といってご飯の間に魚を挟んで食べていたことから始まったといわれています。その後、日持ちのために酢を使うなど時代とともに改良を重ねていき、現在のおせずしになりました。中はサバの身を使って作るのが一般的ですが、家庭によってはアジ、ニギス、サケなど様々な魚が使われており、家庭によってアレンジが加えられている郷土料理です。

一見すると白と黒のシンプルな見た目からは淡白な味を想像しますが、一晩寝かせることで新鮮なサバの脂と酢飯が溶け合い富山の海を感じられる一品です。

【おせずしの調理方法】

二杯酢を入れてご飯を炊き上げたら、砂糖と塩を混ぜて冷まし三等分にしておく。サバは焼いたら身をほぐし、酢などを合わせた調味液に漬けておく。押し型の内側に酢をふり、底板に酢飯を平たく広げたら、魚のほぐし身を散らす。さらに酢飯を重ね、板のりをのせたら上から仕切り板を置く。1段目と同じ要領で、2段目と3段目もご飯、サバ、海苔を重ねたら上蓋をして重しをのせて一晩置いたら完成。サバなど魚のほぐし身とともに、クルミや木の芽などを入れても美味しい。

(引用:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_8_toyama.html

富山・砺波平野の日常食「よごし/ごま味噌和え」

茹でた野菜を刻み、味噌と和えて炒めた料理で、富山県の中でも砺波市などの西部地域で昔から親しまれている郷土料理です。「よごし」という珍しい名前は、その昔、夜に作り置きをしたものを翌日の朝に食べることから「夜越し」の意味で「よごし」と呼ばれるようになったのだそう。

野菜は一般的に大根葉が使われることが多かったものの、時が経つにつれてナスやいもじ(里芋の葉)、干し野菜が使われるなど、季節や家庭によってアレンジが豊富な料理となっています。味付けも地域によって違いがあり、自分なりのアレンジを気軽に楽しめるのも魅力です。

「よごし」は、文化庁が取り組む、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化に讃えられる「伝統の100年フード部門」に2023年に認定されるなど、昔から今もなお愛され続ける伝統的な郷土料理です。

【よごし/ごま味噌和えの調理方法】

たっぷりのお湯で大根葉をゆでる。ゆで上がったら流水で洗って、しっかりと水気を絞るのがポイント。ごま油をひいたフライパンで炒めたら、味噌や砂糖などで味を調える。唐辛子を入れるとピリッとした辛味が加わり、さらに美味しく仕上がる。どんな野菜も立派なおかずにしてくれる。

(引用:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_14_toyama.html

特別な日に食べられるご馳走!「べっこう/えべす」

鮮やかな見た目で色や形がべっ甲の「かんざし」に似ていることから「べっこう」と名付けられたという、富山県東部で親しまれている郷土料理です。「えべす」と呼んでいる地域もあり、南砺市などの県西部では和菓子のゆべしに似ていることから、そのまま「ゆべし」という名で通っているのだとか。お正月やお祝いごと、またお盆や仏事など、大勢の人が集まるときには、おもてなし料理のひとつとして欠かせない郷土料理の一つです。

地域により様々な呼び名があるべっこうですが、味付けも県東部と西部で地域ごとに異なっています。県東部は甘さが際立つ味わいからおやつとして食べる人も多いそうですが、西部では甘さを抑えてしょっぱい味付けで食べることが多く、ごはんのおかずとして親しまれているのだとか。

古くから家庭料理として親しまれているべっこうですが、地元のスーパーで販売されていたり学校の給食でも出てくることも珍しくありません。べっこうを作る機会がない家庭でも手軽に食べられるので、子どもの頃からの馴染みある味として富山県民の間で愛されています。

同じ料理でも地域によって異なる味付けは、富山に行ったら一度は食べてみたいものです。定番である卵以外にも最近はカニや野菜など、伝統を受け継ぎながら様々なアレンジで地元の方々から愛されています。

【べっこう/えべすの調理方法】

棒寒天を30分ほど水に浸したら、ちぎってよく絞る。鍋に水とともに入れ火にかけて、弱火で煮溶かす。溶けたら、醤油やみりんなどの調味料を加える。火を止めて溶きほぐしておいた卵を、糸を引くように流し込み型に入れて冷やす。

(引用:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_30_toyama.html

富山は寒ブリが美味しい!「ぶり大根」

出典:農林水産省Webサイト(https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_4_toyama.html

今や日本の伝統料理として愛されているぶり大根は、地域問わず富山県全域で親しまれている郷土料理です。富山県では晩秋から初冬にかけて猛烈な風と激しい雷が鳴り響く時期があります。この時期にブリが最盛期を迎え、ブリの漁が始まる合図でもあることから「ぶりおこし」と呼ばれています。特に氷見市で捕れるブリは、味の良さから「ひみ寒ブリ」としてブランド化もされているほど美味しいことで有名です。

富山の寒ブリは特に脂がのっていて身が締まっており、平成8年には富山県漁業協同組合連合会にて「富山県のさかな」として選定されました。また「富山湾の王者」として商標登録もされるなど、昔から人々に親しまれてきたブリは今や富山県を代表する魚として、県内のみならず日本全国の人々から愛されています。

ブリは成長とともに呼び名が変わる「出世魚」でもあることから縁起物として重宝されており、お祝い行事に欠かせない食材です。ブリは捨てるところがほとんどない魚のため、アラを使ったぶり大根もじっくり煮込むことでブリのおいしさがギュッと凝縮され、身体の芯から温まる一品です。

【ぶり大根の調理方法】

ブリのあらは水洗いしたら熱湯にくぐらせ血合いやぬめりを取る。ダイコンは厚めに輪切りにする。鍋にブリ、ダイコン、酒を入れ、煮立てる。煮上がったらあくをとる。ダイコンが柔らかくなったら醤油や砂糖などの調味料を入れ味が染みるまで煮込んでゆく。一晩置くとさらに味が染み込み、こっくりとした味わいに。家庭によって、醤油ベースではなく、味噌ベースの味付けをすることもある。

(引用:https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/37_4_toyama.html

富山の郷土料理を食べてみよう!

今回は、自然豊かで美味しい特産物が豊富な富山県で味わえる郷土料理を紹介しました。

富山といえば黒部ダムや雨晴海岸など有名な観光スポットが多くありますが、実はおいしい特産物もたくさんあります。有名どころである海の幸は、お刺身として食べる方が多いと思いますが、富山ならではの新鮮な食材を使った郷土料理を味わうこともオススメです。旅行先での楽しみの一つである、その土地でしか食べられない郷土料理を堪能することで、思い出に残る贅沢な富山旅行を満喫してみてはいかがでしょうか。

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トイエバ編集部

トイエバ編集部

様々な富山の情報をお届けするトイエバ編集部です!

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