【喫茶チェリオ】富山市総曲輪のゆっくり過ごせるレトロ喫茶！

喫茶チェリオとは？

富山市総曲輪にある「喫茶チェリオ」は、昭和10年（1935年）に創業した喫茶店です。創業時から変わらない、昔ながらのスパゲッティやピラフ、甘味メニューなどが大人気！幅広い世代の方に愛され続けています。

チェリオのおすすめメニュー

昔ながらの優しい味わい「ナポリタンスパゲッティ」

喫茶店といえばナポリタン！喫茶チェリオの人気メニューの1つです。

ケチャップソースは少し酸味のある優しい味わい。ベーコン、玉ねぎ、ピーマン、マッシュルームは大きめにカットされ食べ応えがあります。

できるだけ油がお皿につかないよう、洗う手間を省くために思いついた初代店長のアイディア。
ナポリタンとの相性も良く、今も同じように提供しています。

お好みで粉チーズやタバスコをかけることもできます。粉チーズをかければよりまろやか、タバスコをかければトマトの酸味をより感じることができました。

優しい苦味が特徴的な「ブレンドコーヒー」

喫茶店にきたら、コーヒーもかかせません。チェリオのブレンドコーヒーは、4種類の豆をブレンドしています。

こちらも初代店長が研究を重ねており、他のお店ではあまり使われていない苦みが特徴的な「ロブスタ種」を少しブレンド。私は今まで飲んだことがないような優しい苦みを感じました。飲みやすくとても美味しかったです。

自家製あんこの「甘味スイーツ」

喫茶チェリオは甘味スイーツメニューも種類が豊富で人気です。あんこは小豆を炊くところからの手作りで、こちらも初代店長の秘伝の作り方があるそうです。

お食事メニューを楽しんだ後は、コーヒーとスイーツを楽しみながらゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

12月中旬の寒い取材時は、ぜんざいが人気の季節。

店内の様子

店内は昔ながらの雰囲気があり、あたたかみがあります。
1階と、目を引く赤い絨毯の階段を上った先の2階にもテーブル席があります。

2階席も広々としており、一番奥のテーブルは8人掛けでした。
おひとりでも、複数人でもゆったりとした喫茶時間を楽しむことができます。

赤色のソファは、創業時から生地を張り替えながらずっと使用しているそうです。
3代目となる現店長の稲垣さんは、店内もメニューも、創業時のまま変わらずあり続けることを大切にしています。

1階席は大きな本棚で仕切られており、入口からは座席が見えないつくりになっていました。次々にやってくるお客様の視線が気にならず、よりゆったりと過ごすことができると思います。

私は1階にある時計がお気に入りです。ゆらゆらと動く楽器の弓の部分を、ずっと眺めていたくなるんです。

喫茶チェリオでゆったりしよう

稲垣さんは喫茶チェリオの3代目店主。戦時中に横須賀の海軍で働いていた祖父が喫茶店の文化にふれ、富山でも喫茶店の文化をつくりたいと思い「喫茶チェリオ」を創業。

稲垣さんは東京の大学に進学し継ぐ気はなかったそうですが、お父さんが病気でお店をたたむか…となった時、生まれ育った「喫茶チェリオ」がなくなることは寂しいと感じ、3代目店主となることを決意。

「これからも創業時と変わらない雰囲気を守っていきたい。喫茶チェリオでゆったりとした時間を過ごしてもらえたら。」と話していました。

「チェリオ」はイギリス語で「ごきげんよう」という意味。
喫茶チェリオは創業時と変わらず、今日もゆったりとした時間が流れています。