富山市米田町「ガンジス川 豊田店」スパイスが効いたインドカレーのお店

2025年の春、富山市に新しくできたインドカレーのお店、その名はガンジス川。

ガンジス川といえばインドの人たちの沐浴の場所として知られる「聖なる大河」。なんともスケール感のある店名なんだ。そして何より覚えやすい。

このガンジス川で食べられるカレーはどんな味がするのか楽しみ！

インドカレーの店「ガンジス川」とは？

ガンジス川 豊田店の所在地は富山市米田町。国道8号線の豊田西交差点から、北に1キロあまりにある。店舗は和食居酒屋の「食楽工房しのげん」と同じ建物にあり駐車場は店ごとに決められている。

フェンスにはメインメニューが写真付きで大きく紹介されていて、内容や値段がわかりやすい。

ガンジス川のナンバーワン人気カレー

世代を問わず皆が注文するバターチキンランチ

ガンジス川ではカレーをはじめ、さまざまなインド料理が食べられる。

今回紹介するのは、ランチタイムに提供される一番人気のメニュー「バターチキンランチ 1,290円(税込)」だ。（土日祝もランチあり）

注文を受けてから焼かれるアツアツのナンに、大きなチキンがゴロリと入ったバターチキンカレー。

そしてサラダとチャイが並ぶ。飲み物はラッシー、チャイ、オレンジジュースなど7種類から選べ、加えてセルフサービスで無料のスープがつく。

バターと生クリームがたっぷり使われているからか、なめらかでコクのある口当たりが心地いい。スパイスの刺激を包み込むような優しい味わいがたまらない。

スパイスに漬け込まれたチキンは、しっとり柔らかく仕上がり、カレーソースと絡むことでさらにうま味が増す。このバターチキンカレーには10種類以上のスパイスが使われていて、その代表格がカスリメティーとコーリアンダーパウダー。

カレーに「カスリメティー」を加えるとナッツのような香ばしさが加わり味わいに深みを加えてくれる。もうひとつのスパイス「コーリアンダーパウダー」はレモンのような柑橘系の香りと、少し甘さを感じるまろやかな香りが特徴。スパイスの中では比較的マイルドなので料理に深みを出しつつも主張しすぎないのが嬉しい。

カレーの辛さは「子供向け0〜激辛5」まで6段階から選べる。今回は「普通２」レベルで注文したがスパイスの香りを楽しむには丁度いい辛さ。さらなる刺激を求める人は、ハイレベルの4や5を狙ってほしい。

ガンジス川の自信作　スパイス料理の王様「ビリヤニ」

試食していると店長のモハナさんが「これも食べて」とまかない料理のビリヤニを持ってきてくれた。ビリヤニはインドやパキスタンなど南アジア発祥の炊き込みごはん料理だ。

お店で提供されるビリヤニにはマトンやチキンが加えられ、これとは少し違うとのこと。一口ごとに広がる芳醇な香りがとても心地よく、ビリヤニが「スパイス料理の王様」と呼ばれることに納得できる。

ビリヤニに使われるインドの「バスマティライス」は、長粒で香り高く、炊き上がりはふっくら。油っぽくならず軽やかで上品な食感が特徴だ。

カジュアルでモダンな店内

落ち着いた照明と温かみのある木目の床が印象的でカジュアルでモダンな店内。壁に飾られたインドやネパールのビールが本場の雰囲気を演出している。

ゆったり座れるソファ席やテーブル席が並び、家族連れや友人同士でもくつろげる空間になっている。

ガンジス川は「あなたのインドの家」

「このお店があなたのインドの家の食卓だと思ってほしい」と店長のモハナさんが言う。

心を込めてつくられるガンジス川のこだわりスパイスカレーを味わいに訪れてみてはいかが！