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【最新版】ほたるいかミュージアムの楽しみ方と見どころ

道の駅「ウェーブパークなめりかわ」は、富山といえば「ホタルイカ」に関する生態や謎を楽しく学べる体験型ミュージアム「ほたるいかミュージアム」や、富山県の海鮮を堪能できるレストラン「光彩」が集う富山の人気の道の駅の一つです。

ミュージアムにはホタルイカになれるVRや、発光ライブショー、海の生き物に触れあえるタッチプールなど、道の駅とは思えないエンターテインメント型のクオリティは、富山県民も知らない富山湾の謎ばかり。見て、食べて、体験して富山を知ることができるほたるいかミュージアムのおすすめポイントを紹介します。

ほたるいかミュージアムとは

ほたるいかをイメージして設計されたほたるいかミュージアム(提供:ほたるいかミュージアム)

富山市滑川にある道の駅「ウェーブパークなめりかわ」の一角を担う「ほたるいかミュージアム」は1998年にオープンした博物館で、道の駅としての役割を持つ複合型施設でもあります。
年間約7万人が訪れるほたるいかミュージアムは富山県民にもおすすめのおでかけスポットです。

ほたるいかミュージアムの入館料

ほたるいかミュージアムの入場料は時期によって異なります。

2024年3月20日〜5月31日6月1日~翌年3月中旬
個人大人820円620円
小人410円310円
団体大人670円520円
小人360円260円
金額は全て税込

ほたるいかミュージアムの見どころ

ほたるいかミュージアムはその名の通り、「ほたるいか」に特化したミュージアムですが、ほたるいか以外の海の生き物たちにも触れることができます。

ここでは、ほたるいかミュージアムの見どころを紹介します。

ほたるいかとは

優雅に泳ぐ姿は可愛さを感じます(提供:ほたるいかミュージアム)

春になると産卵のために富山湾沿岸に集まる「ほたるいか」(学名:Watacenia sintillan)は、青く美しい光を放つ多くの謎につつまれた神秘的な生き物で、そのほたるいかが集まる滑川の海面は国の天然記念物に指定されるなど美しさはもちろん、食べても美味しい富山の代名詞のひとつです。
収穫期である春になると現れる「ほたるいかの身投げ」という現象は、その希少さも相まって全国のほたるいかファンを集める富山の風物詩にもなっています。

冷光と呼ばれ熱を持たない発光器を持つほたるいか(提供:ほたるいかミュージアム)

パネルで学ぶミュージアムギャラリー

小学校3〜4年生がわかるように作られているそうです

2階にあるミュージアムギャラリーはほたるいかと滑川地区の歴史について学ぶことができるコーナーです。
ほたるいかはまだまだ謎が多い生き物ですが、その生態や歴史についてパネルを通じて学ぶことができます。大人ももちろん勉強になりますが、お子さんにもわかりやすく解説されているので、一緒に学んだり、自由研究のテーマにもおすすめです。

ほたるいか海上観光は毎年超人気の観光イベントです

パネルコーナーでは人気観光イベント「ほたるいか海上観光」についても知ることができます。食べる前に予習しておけば、より美味しくありがたくいただけるかもしれません。

光るほたるいかが見られる「発光ライブショー」

ほたるいかのシーズンでもある3月中旬〜5月下旬にはほたるいかの発光を生で見られる「発光ライブショー」が人気で、生きたほたるいかを網にかけ揺らすと青く光る様子を間近で体験できます。
シーズン外でも発光性プランクトン「龍宮ホタル」を使った発光ショーが楽しめます。
上映時間は日によって変わりますので入場の際に確認してみてください。

目の前で発光の様子が見られ子供達にも大人気です(提供:ほたるいかミュージアム)

タッチプールで海の生き物と触れ合おう

大きな水槽の水はひんやり冷たくて気持ち良いです(入れません)

「深海不思議の泉」というコーナーはタッチプールになっていて、滑川沖の水深333mより取水された深層水を使い、富山湾の深海に住む生き物を展示しています。(魚の種類はシーズンによって異なります)

ほたるいかシーズンには生きたほたるいかなどと触れ合うこともできます。

この日はカニでした。もちろん食べたらだめです。

遊びながら学べる展示ホール

美術館のようなホール内には様々な展示物があります

ほたるいかの神秘と深海の不思議を探ることができる展示ホールでは、ほたるいかが光る理由や仕組み、生態について映像・体験装置を通じて学ぶことができます。
また、深海の生き物の展示コーナーでは生きている「ダイオウグソクムシ」にも会えます。(私は苦手です)

通路などはところどころ装飾が施されインスタ映えスポットとしてもおすすめ

富山県民も知らない?最新の体験ブースVRホタルイカ

VRホタルイカ(税込:600円)

2023年4月に登場したVRホタルイカは全国でもここにしかない、「自分がほたるいか」になれる新しい体験型VRです。
このVR、博物館にあるのは全国でほたるいかミュージアムだけ(2024年3月現在)だそうなので、富山に来たらぜひ押さえておきたいおすすめのスポットです。

編集部がVRホタルイカを体験してみました

ほたるいかミュージアムさんのご協力を得て、トイエバ編集部が実際に体験してみました。

ゴーグルをつける編集部みのりさん

緊張感の無い面持ちでVRゴーグルを装着。
冒頭はチュートリアル的にVRホタルイカの操作方法や動き方をVRの世界の中で学んでいきます。

ピースサインまでリンクします。すごい。

写真ではお伝えできないのですが、海中のゴミを拾ったり、海中回遊をして大きなほたるいかに遭遇したり、自分がほたるいかになったりと贅沢なぐらい様々なシーンでほたるいかを楽しむことができます。
しかも、自分の歩く動きまで反映されます。ぜひみなさんもその目で、その体で体験してみてください。

このVRホタルイカは細かくバージョンアップされているそうなので、去年体験した人も改めて体験すると感動するかもしれませんよ。

VRホタルイカ体験料600円(税込)
受付時間10:00〜16:00
(体験時間:約5分)
推奨年齢14歳〜(身長140~195cm)

海の幸も楽しめるほたるいかミュージアム

さすがほたるいかミュージアムで道の駅、ということもあり食事も充実しています。ほたるいかのみではなく、様々な海の幸を楽しむことができます。

オーシャンビューが望める レストラン「光彩」

広々として気持ちの良い店内

ほたるいかミュージアム隣接のレストラン「光彩」は、ほたるいかミュージアム館内で繋がっているので天気が悪くても、日差しが強すぎても安心して移動できます。
レストラン内の座席からは日本海を一望でき、優雅なひと時を過ごしながら食事を楽しめます。

レストラン おすすめの「蛍烏賊天丼」

蛍烏賊天丼 1,550(税込)

ほたるいかがこれでもかというぐらい入っている蛍烏賊天丼は出汁をかけてもよし、海洋深層水の塩で味わってもよしの贅沢な一品です。

最初に塩でいただいてから、残りは出汁でいただきました。

ほたるいかと季節の野菜3種が味わえるボリューミーな天丼。
ほたるいかの濃厚な旨みと出汁の香りがマッチした贅沢なコラボレーションは、これまでミュージアムで見てきたほたるいかの知識や姿がリフレインして、より深みのある味になります。

安定の美味しさ「蛍烏賊のしゃぶしゃぶ」

ほたるいか&しゃぶしゃぶという最強の組み合わせのほたるいかしゃぶしゃぶはもう説明不要の美味しさです。

蛍烏賊のしゃぶしゃぶ 1,250円(税込)

昆布だしのお湯に潜らせたあとはぽんずか酢味噌で召し上がれ。

ほたるいかは冷凍したものを使っているので、半生でも安心して食べられます。

コツはしゃぶしゃぶしすぎないこと。独特のぷりぷり食感とワタの濃厚さをダイレクトに感じられるしゃぶしゃぶは、お酒のお供にもぴったりです。帰りの運転はじゃんけんで決めることにして、お酒もぜひ一緒に楽しんでみてください。

ちょっと一息「みちcafe wave」

食事のあとはスイーツ、ということで、同じく館内にある「みちcafe wave」もおすすめです。

こちらも館内移動で行けるので移動が楽です

つかれた一息に、カフェって安心しますよね

みちcafe waveおすすめ「ほたるいかソフト」

みちcafe waveさんのおすすめは「ほたるいかソフト」

ほたるいかソフト 480円(税込)

道の駅全体で徹底したほたるいかブランド攻めには頭が下がります。
海洋深層水を使った塩ソフトはほんのり塩味で優しい甘味が特徴です。ソフトクリームには珍しく表情もあってお子さんにも人気だそう。ぜひご家族で味わってみてください。

おすすめのお土産は「カネツル砂子商店」さんへ

最後はやっぱりお土産、ということでみちcafe waveさん目の前にある「カネツル砂子商店」さんにお邪魔しました。

店構えもおしゃれで思わず足が止まります

おすすめのお土産「ほたるいかの姿干し」

ずらりと並ぶほたるいかやげんげ、白エビの素干し 1袋594円(税込)

こちらの姿干しは試食ができます。ほたるいかはもちろん、げんげや白エビなど富山で採れる魚の素干しがあるのですが個人的にはげんげのバジル味がたまらなかったです。ぜひお試しください。
そのまま食べるのはもちろんですが、ライターですこし炙るのがおすすめだそうです。なるほどたしかに、香ばしい香りがたって味に深みが増します。これこそお酒のつまみですね。
そして、忘れてはいけないのがほたるいかの沖漬けです。

カネツル砂子商店さんおすすめが「ほたるいか すがたづくり」

パッケージもおしゃれな「ほたるいか すがたづくり」1個1,080円(税込)

この「ほたるいか すがたづくり」は5種類(明太子・ゆず味・黒風仕上げ・赤づくり・たまり味)の味から選ぶことができます。
1番人気は定番の「たまり味」と「赤づくり」だそうで、お酒だけじゃなくご飯のお供にもおすすめです。

珍しいほたるいかの昆布締めもあります 1袋1,300円(税込)

パッケージはどれもおしゃれでお土産にもぴったりですね。
冷凍品や冷蔵品がありますが、中には常温で数日OKの商品もあるそうなのでお店の方に聞いて選ぶのもおすすめです。

シーズン以外もおすすめ

見て楽しい、学んで楽しい、体感して楽しい、食べて嬉しい、五感を全て使って楽しめる「ほたるいかミュージアム」は家族連れはもちろん、一人旅でもカップルでも楽しめる富山のおすすめ観光スポットです。

春シーズンが最も来場客が多いですが、オールシーズン楽しんでもらうための工夫を随所に感じることができ、スタッフのみなさんの情熱と優しさが伝わってくる素敵なほたるいかミュージアムは他にない新しい道の駅のスタイルです。

富山県民も知らないようなホタルイカの情報やアトラクションに触れながら、ぜひ旅の思い出やエピソードとして写真を撮って「これが道の駅」と周りに自慢してみてくださいね。

名称ほたるいかミュージアム
(道の駅 ウェーブパークなめりかわ)
住所富山県滑川市中川原410
入館料季節によって異なります
3月20日〜5月31日:大人820円/小人410円
6月1日〜3月19日:大人620円/小人310円
問合せ先076-476-9300
公式サイトhttp://hotaruikamuseum.com
営業時間9:00〜17:00
※入館は16:30まで
休館日年末年始
1月最終月曜日から3日間
6月1日〜3月19日の毎週火曜日
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クルミさん

クルミさん

私の体の80%は犬、10%はお酒でできています。もうほぼ犬です。

神奈川県生まれ、富山に移住して約30年。今や富山弁をネイティブに操ることができる生粋の富山人。富山の米と酒と犬が生きがいです。趣味は愛犬を吸うことです。

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