一棟貸しの古民家宿「土肥邸母屋」が富山県立山町にオープン！

土肥邸母屋とは？

土肥邸母屋（どいていもや）は、築130年以上の立山町の名家「旧土肥邸」を前田薬品工業がリノベーションした複合施設です。大きく立派な建物の土肥邸は、もともと地域の方が交流する公民館のような場所だったそう。5年ほど空き家となっていましたが、宿泊者と地域の方が交流できる古民家宿泊施設として、生まれ変わりました。

土肥邸母屋での過ごし方

土肥邸母屋ではどんな過ごし方ができるのか、魅力を紹介します。

一棟貸し切り型の宿泊

土肥邸母屋は一棟貸し切り型の宿で、最大12名まで宿泊することができます。

訪れる人「みんなの実家」であってほしいというコンセプト通り、「ただいま～！」と大声で言いたくなるような玄関がお出迎え。

部屋のタイプは、ベッドが2台ある洋室が1つ、和室が2室です。どちらの部屋も窓から柔らかい光が差し込み、土肥邸を囲う緑を見ることができます。

昔のまま残してある部分や、たたみ、ふすまなどがどこか懐かしく、実家に帰ってきたような気持ちに。まずは畳でゴロゴロ、ぼーっと過ごしたいですね。

シャワールーム、浴槽もあります。

ベッドルームや洗面所、お風呂場にある石鹸などは、前田薬品工業株式会社が手掛けるアロマブランド「Taroma」のものです。（Taroma公式サイト：https://www.taroma.jp/）

宿泊者の方は施設内のシェアキッチンも利用することができます。地元の食材でみんなで料理するもよし、シェフを呼んで料理してもらうもよし！ぜひ明るいうちに土間に出て、地元の方との会話を楽しんでみてください。

食事処・総菜「土肥邸母屋台所」

施設内「土肥邸母屋台所」では、地元の「おかん」たちが地元の食材でつくった食事を楽しむことができます。「おかん」たちは、台所担当の川端さんが回覧板で募集して集まったそう。

食事はだるまとこけしの2種類です。

今日は75歳の地元のおばあちゃんがつくってくれました。小鉢や春巻きの具材には地元でとれた山菜が使われています。あえて統一感のないお皿に盛ることで、「実家」感を出す工夫も。

仕事や作業などしながら食事をとりたい方もいるだろうと、「こけし」では片手でも食べやすいおにぎりでの提供。おかんの優しさを感じます。

総菜やドリンクのテイクアウトもできます。「今日の夕ご飯にあと1品足りない…」という時には、土肥邸母屋台所のおかんに頼りましょう！

レンタルスペース

土間、枠の内、シェアキッチンは一般レンタルが可能です。各種イベントや、企業の研修での利用もおすすめです。

緑に囲まれた庭

土肥邸の敷地内には、きれいな日本庭園があります。土肥邸を見守ってきた大きな松の木も、歴史を感じます。

土間の大きな窓から、ぜひ庭をゆっくり眺めてみてください。
とても暑かったこの日は庭にビニールプールが出ており、地元の子供が楽しそうに遊んでいました。ペット用のリードフックもありますよ。

みんなの実家「土肥邸母屋」で地域の方と過ごそう

土肥邸母屋は、前田社長の「過疎が進む地域の関係人口だけでなく、そこで暮らす人々を創出することに貢献したい」という思いを、株式会社エンジョイワークス（設計）と株式会社G E N風景（施工）の協力を得て実現したプロジェクト。完成に至るまでには、地域の人との会話も大切にしてきました。

土肥邸母屋女将の川口さんは、「おもてなしの心を忘れず、子どもも大人も楽しんでもらえるように努力したい」と話していました。

観光客の方はもちろん、おためし移住してみたい方にもおすすめです。