にゅうぜんフラワーロードとは、約7.3ヘクタールもの広大な畑に200万本のチューリップや菜の花が咲き誇る、富山県入善町の春の一大イベントです。
本記事では、にゅうぜんフラワーロードとは何か、歴史、見どころについて紹介します。最新の開催情報も載せているため、富山在住の方や、富山への観光を予定している方はぜひチェックしてみてください。
にゅうぜんフラワーロードとは

「にゅうぜんフラワーロード」とは、春になると富山県入善町で開催される、国内最大級のチューリップの祭典です。約7.3ヘクタールもの広大な畑に、200万本のチューリップが咲き誇ります。80品種もの色鮮やかなチューリップと、遠くにそびえる残雪の北アルプスが織りなす景色は、まるで絵画のような美しさです。
あたり一面に広がるチューリップ畑は、球根の生産組合が協力し合い、畑を1か所に集約することで生まれました。春の時期にだけ楽しめる、にゅうぜんフラワーロードの絶景は、まさに「花のじゅうたん」のようです。さらに、海では風力発電の風車が回り、チューリップと風車のコラボレーションはどこかオランダのような雰囲気を感じられます。
にゅうぜんフラワーロードでは、イベントの開催中も常にチューリップの開花状況をチェックしています。そして、花の咲く時期が終わったチューリップは、農家の方々による花部分の摘み取り作業が行われます。摘み取られた花は肥料となり、無駄になることはありません。農家の方々の丁寧な作業が、にゅうぜんフラワーロードの美しい景観につながっています。
また、入善フラワーロードの会場には、球根組合直営のフラワーショップもあります。会場では、チューリップだけでなくいろいろな花や球根などが販売されています。自宅でチューリップなどの花を育ててみたい方、珍しいチューリップを育ててみたい方は、ぜひフラワーショップにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
入善町によるチューリップ栽培の歴史

富山県入善町でのチューリップの球根は、1937年に栽培が始まりました。戦時中は一時中断を余儀なくされましたが、終戦後の1947年に砺波から球根を導入して栽培が再開します。
入善町にある黒部川扇状地は、水はけのよい砂質の土壌で、冬の積雪により地温と湿度が安定しており水切れの心配がなく、球根を守る自然の仕組みが揃っています。チューリップ栽培に理想的な環境が整っていることから、1960年前後には300人を超える生産者が活躍し、チューリップの一大産地としての地位を確立しました。
現在は、約20戸弱あるチューリップの球根の生産農家が、年間約300万球の球根を丁寧に育てています。長年にわたる生産者の努力により、入善町発の新品種もこれまでに数多く誕生しています。厳しい品質検査をクリアした球根は全国に出荷され、春になると各地で美しい花を咲かせています。
このような長い歴史と生産者の熱意があるからこそ、入善町では春の風物詩としてフラワーロードが開催され、色とりどりのチューリップを楽しめるのです。
ウェルカムイベントの見どころ

にゅうぜんフラワーロード開催期間中、楽しい催しが盛りだくさんの「ウェルカムイベント」が行われます。ここからは、大人も子どもも楽しめる、にゅうぜんフラワーロードウェルカムイベントの見どころについて紹介します。
はしご車に乗って「空中観覧」
毎年子ども達に人気なのが、はしご消防車に乗って高い位置からチューリップ畑を一望できる「空中観覧」イベントです。
周りの建物よりもずっと高い位置まで上がり、はしご消防車に乗る、上からチューリップを眺めるという2つの貴重な体験ができます。子どもはもちろん、大人も思わず歓声をあげるほどの「花のじゅうたん」を、ぜひにゅうぜんフラワーロードでお楽しみください。
空中観覧は、誰でも無料で体験できます。ただし、人気イベントのため事前に整理券を配布して対応しています。事前に整理券配布時間を確認しておくと安心です。
絶品地域グルメが集結
にゅうぜんフラワーロードの会場では、チューリップ畑だけでなく地域の絶品グルメも堪能できます。
たこ焼きや焼きそば、牛串焼き、ポテト、唐揚げなど定番の屋台グルメのほか、スムージーやクレープ、富山の新鮮な牡蠣まで豊富なメニューが揃っています。(屋台のメニューは変わる可能性があります)
子どもも楽しめる体験コーナー

にゅうぜんフラワーロードは、花やグルメがメインの年齢問わず十分に楽しめるイベントですが、子どもは途中で飽きてしまうこともあるかもしれません。にゅうぜんフラワーロードでは、小さな子どもでも楽しめる体験コーナーも出展されています。
専用のゴーグルを装着して、日常生活では体験できないような360°の立体映像を楽しめる「VR体験」や、ボールをゲーム盤上の穴に入れて遊ぶ「スマートボール」で、子どもでも飽きずに楽しめるでしょう。(体験コーナーの内容は変わる可能性があります)
にゅうぜんフラワーロードで満開のチューリップ畑を楽しんで
今回は、富山県のにゅうぜんフラワーロードとは何か、歴史や見どころについて紹介しました。
にゅうぜんフラワーロードでは、壮大なチューリップ畑だけでなく、絶品の地域グルメや、可愛らしい花や苗を購入できるフラワーショップ、はしご車に乗ってチューリップのじゅうたんを見渡せる体験など、魅力的なコーナーがたくさんあります。
入善町の町の花でもあるチューリップは、開花から摘花までの間、日々異なる表情を見せてくれます。花の鮮やかさだけでなく、風に揺れる姿や、日差しによる色の変化も楽しめるのが魅力です。
また、チューリップの美しさだけでなく、奥にそびえ立つ雄大な北アルプスや青空とのコントラストも一度は見る価値のある絶景といえます。思わず息を呑むほど美しい絵画のような景色は、写真映えすること間違いなしです。
地元の方はもちろん、観光で富山に訪れた際はぜひにゅうぜんフラワーロードで色鮮やかなチューリップ畑を楽しんでみてはいかがでしょうか。
住所 | 【2025年開催場所】 入善町中央公園南側(富山県下新川郡入善町入膳456) ※にゅうぜんフラワーロードは毎年会場が変わります |
開催時期 | 2025年4月5日(土)~4月下旬まで |
アクセス | 【車】 入善スマートICから約5分黒部ICから約15分 【公共交通】 黒部宇奈月温泉駅からタクシーで約15分 入善駅から入善町営バスで約15分→サンウェルで降車後徒歩約5分 |
公式サイト | https://www.town.nyuzen.toyama.jp/flowerroad/index.html |
公式Instagram | https://www.instagram.com/nyuzenkanko/ |
料金 | 無料 |
問合せ先 | 入善町フラワーロード実行委員会 (キラキラ商工観光課) 0765-72-3802 |
駐車場 | 入善町総合体育館駐車場(無料)または サンウェル駐車場(無料) ※駐車場から会場まで徒歩約5分 ※4/12(土)・13(日)のウェルカムイベント開催日のみ、JAみな穂農業倉庫、入善スマートIC山側駐車場よりシャトルバス運行 |