富山の新湊観光船とは?日本のベニス内川を船で満喫しよう

新湊観光船とは、日本のベニスと呼ばれる内川を満喫できる観光船です。本記事では、新湊観光船の運行ルートや見どころについて紹介しています。新湊観光船や、船での観光に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。

新湊観光船とは

引用:https://shinminatokankousen.jp/

新湊観光船は、富山県射水市の海王丸パークを起点として、水の都である内川を巡るクルーズです。乗船チケットは、海王丸パーク内にある「新湊観光船事務所」または「川の駅新湊」で購入できます。

新湊観光船で旅する内川は、富山新港から東西約3,420メートルを結ぶ運河です。長年地元の人々に親しまれている内川をゆったりと巡ることで、新湊の歴史や文化に触れられるでしょう。内川は、川べりに並ぶ古くからの民家や、両岸に停まっている漁船など風情ある光景から「日本のベニス」とも呼ばれており、静かに流れる川と調和した美しい景観が魅力です。

内川には、350年以上の歴史を誇る橋や、光の加減で虹色に輝くステンドガラスがはめこまれている橋など、魅力的なデザインが特徴の12もの橋が架かっています。新湊観光船のメインコースである「内川遊覧&12の橋巡り」では、1周約50分間かけて橋のデザインや川沿いの町並みを感じながら12の橋を巡ります。カモメの群れが船と並んで飛ぶ様子も、新湊観光船ならではの魅力の一つです。

運航ルート

引用:https://shinminatokankousen.jp/

新湊観光船は、海王丸パークを出航後、新湊大橋、新港大橋、二の丸橋、放生津橋、東橋、山王橋という6つの橋をくぐって、川の駅新湊に停まります。

川の駅新湊では、カフェやレストラン、お土産ショップなど魅力的なコーナーが充実しています。海王丸パークとは異なる雰囲気で、新湊観光船の旅をさらに楽しめるでしょう。

川の駅新湊を存分に満喫した後は、行きとは別のルートを通りながら海王丸パークまで向かいます。帰りは、神楽橋、中新橋、中の橋、新西橋、湊橋、奈呉の浦大橋という6つの橋をくぐり、帰航します。

新湊観光船の見どころ

引用:https://shinminatokankousen.jp/

船に揺られながら普段とは違う景色を楽しめる新湊観光船には、たくさんの魅力があります。中でも押さえておきたい見どころポイントを4つ紹介します。

魅力的な12の橋

新湊観光船では、新湊大橋、新港大橋、二の丸橋、放生津橋、東橋、山王橋、神楽橋、中新橋、中の橋、新西橋、湊橋、奈呉の浦大橋という12の橋をくぐります。

内川に架かる橋はすべて個性豊かで魅力的ですが、行きの船旅で見られる「東橋」は、歩行者用に赤色の屋根がついている全国的にも珍しい橋です。橋の両端にはベンチがあり、自由に休憩できます。

また、新湊市の木である松や市の花ケイトウ、曳山、カモメなどが描かれた72枚のステンドグラスが橋にはめこまれている「神楽橋」もあります。この橋は、太陽の光が当たると虹色に輝くことから、別名「虹のかけ橋」とも呼ばれています。新湊観光船の旅で見るべき橋の一つです。

その他にも、晴れた日に橋の上から立山連峰や二上山などの絶景が望める「奈呉の浦大橋」や、個性的なモニュメントが施してある「新西橋」など、新湊観光船では魅力的な12の橋があります。

川の駅 新湊

引用:https://kawanoeki.jp

川の駅新湊は海王丸パークと市街地を結ぶ玄関口として、地元の人はもちろん、観光客からも人気を集めているスポットです。

施設内では、新湊や射水の特産品を販売している「うまいもんショップ」や、内川を眺めながらのんびりとしたひとときを過ごせるカフェも営業しています。また、毎年10月1日に富山で開催される曳山まつりの「曳山」を常設展示しているコーナーもあります。

海王丸パークや内川周辺の神社などの名所を回りたい方は、レンタサイクルもおすすめです。3時間300円とリーズナブルな価格で、誰でも利用できます。

2階にあるデッキから内川を眺めると、川風がゆったりと吹く心地よさを感じられるのも魅力です。川の駅新湊でしか見られない絶景を眺められるでしょう。なお、川の駅新湊から船に乗る際は乗船チケットの予約が必要です。

イベントクルーズ

新湊観光船では、季節ごとに特別なイベントクルーズを運航しています。「花火遊覧」では、富山新港新湊まつりで打ち上がる海上花火を船上から楽しめます。夜空に広がる光の芸術と、水面に映る花火のコントラストが幻想的な光景を生み出します。

「新湊曳山遊覧」は、毎年11月1日に勇壮な新湊曳山が練り歩く様子を、船上から見学できるイベントです。迫力あるお祭りの雰囲気を間近で感じられます。

さらに、バレンタイン付近には「バレンタインナイトクルーズ&ディナー」のイベントクルーズも運行されます。海王丸と新湊大橋のイルミネーションを船上から見学でき、ロマンチックな雰囲気の中で特別なひとときを過ごせるでしょう。

副船長の「みーちゃん」

引用:https://www.facebook.com/people/

新湊観光船には、副船長の猫「みーちゃん」がいます。

もともとは海王丸パークの近くで拾われたそうですが、現在は愛される看板娘として訪れる人々に癒しを与えてくれる存在です。

新湊観光船に乗る際は、ぜひ愛くるしい副船長のみーちゃんとも会ってみてください。

新湊観光船に乗って特別な時間を過ごそう

今回は、新湊観光船のルートや見どころについて紹介しました。新湊観光船では、12の橋や新湊川の駅、季節ごとのイベントクルーズなど、魅力的なポイントがたくさんあります。

本記事を参考にしながら、季節によってさまざまな楽しみ方ができる新湊観光船で特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所富山県射水市海王町2
アクセス【海王丸パークへのアクセス】
・あいの風鉄道「高岡駅」から万葉線「高岡駅」から約40分、「海王丸駅」で下車、海王丸駅から徒歩10分
・北陸新幹線「新高岡駅」からJR城端線であいの風鉄道「高岡駅」下車、その後のアクセスは上記と同じ
・北陸新幹線「富山駅」から・富山地鉄ぶりかにバスで約35分、「海王丸パーク」下車
・北陸自動車道 「小杉IC」から車で約20分

【川の駅 新湊へのアクセス】
・あいの風鉄道「小杉駅」から射水市コミュニティバス(新湊小杉線)で約33分、「かぐら橋口」で下車、徒歩1分
・あいの風鉄道「高岡駅」から万葉線電車で約40分、「新町口駅」で下車、徒歩8分
・北陸新幹線「富山駅」から富山地鉄ぶりかにバスで約50分、「川の駅新湊」で下車
・北陸自動車道 「小杉IC」から車で約20分
※観光船乗り場、チケット販売所は「海王丸パーク内」と「川の駅 新湊」にあり
公式サイトhttps://shinminatokankousen.jp/
営業時間通常営業:3月〜11月/9:00〜16:00
冬期営業:12月〜2月/10:00〜15:00(平日は予約のみ)
定休日毎週水曜日 (祝日の場合は、木曜日)
※年末年始も運休
料金(2025年3月7日時点)【海王丸パーク(出航)→海王丸パーク(帰航)】または【川の駅新湊(出航)→川の駅新湊(帰航)】
中学生以上1,800円(団体1,600円)、小学生900円(団体800円)、未就学児無料※団体割引は10名以上
※障害者割引 
中学生以上900円、小学生450円(介護者1名にも適用)

【海王丸パーク(出航)→川の駅新湊(帰航)】または【川の駅新湊(出航)→海王丸パーク(帰航)】
中学生以上1,200円(団体1,100円)、小学生600円(団体500円)、未就学児無料
※団体割引は10名以上
※障害者割引(手帳提示)・身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳
中学生以上900円、小学生450円(介護者1名にも適用)
問合せ先0766-82-1830
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トイエバ編集部

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