ランドリールームとは？メリットや注意点を徹底解説

ランドリールームとは、洗濯家事における一連の作業をまとめてできるスペースのことをいいます。本記事では、ランドリールームとは何か、ランドリールームを設置することでのメリットと注意すべきポイントについてくわしく紹介しています。曇りや雪など天候による室内の湿気に悩んでいる富山在住の方、これから富山への引越しを考えている方、ランドリールームに興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

ランドリールームとは？

富山を含めた北陸地方は、曇りや雨などの天候が多いことから洗濯によるストレスに悩まされがちです。きれいに洗濯しても、部屋干しすると生乾き臭が気になるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、雨や雪の日は湿度が高いため、部屋干ししても洗濯物がなかなか乾かない、といった悩みを抱えている方も少なくありません。

富山在住の方や、これから富山に引越しを考えている方には、天候に左右されず洗濯家事の効率化が図れるランドリールームの設置がおすすめです。

ランドリールームとは、洗濯家事における一連の作業をまとめてできるスペースのことをいいます。洗濯と一言に言っても、洗う、干すもしくは乾燥機にかける、取り込む、畳んでクローゼットに収納する、シワになる衣類はアイロンがけするなど、さまざまな工程があります。すべて作業するには、干すための移動やアイロンを取りに行く手間など、多くの労力と作業スペースの確保が必要です。

また、ランドリールームを作ることによって、動線が短くなり洗濯における作業効率が格段にアップします。富山など北陸地方の不安定な天候にも左右されることなく、自分のペースで洗濯できるのが嬉しいポイントです。

ランドリールームは、富山をはじめとした天候ストレスに悩まされやすい地域の方や、富山への引越しを考えている方、毎日の洗濯を効率的にしたい方に、特におすすめのスペースといえます。

ランドリールームを設置するメリット

ランドリールームを設置することにより、どのようなメリットがあるのでしょうか。設置した際に期待できるメリットを具体的に紹介します。

花粉やPM2.5対策に有効

自然豊かな富山は緑が多く、花粉症に悩まされている方も少なくありません。春時期にピークを迎えるスギやヒノキ、夏から秋にかけてはブタクサなど草木の花粉も多く飛んでおり、ピークの時期を過ぎても1年中何かしらの花粉が飛び続けています。

ランドリールームは室内に設置することでを設置することで通年を通して室内干しができるため、花粉や黄砂、PM2.5対策に有効です。また、富山の天候に左右されず自分の好きなタイミングで洗濯できるほか、外干しにありがちな衣類へのゴミの付着や排気ガスのにおいがつく心配もありません。このことから、衛生面でも安心といえるでしょう。

生活感を抑えられる

乾いた洗濯物を畳む前に、一度リビングや和室に放置してしまう方もいるのではないでしょうか。一度放置した洗濯物をそのままにしておくと、共有スペースが散らかり生活感が溢れ出てしまいます。

ランドリールームを作ることで、見た目を気にせず乾いた洗濯物を作業台に置けるのも魅力の一つです。共有スペースが散らからないため、常にスッキリした状態のリビングで過ごせます。

効率的な動線の確保

ランドリールームは、洗う、干す、畳む、アイロンをかける、収納するという複数の工程を一つのスペースで完結できます。作業ごとに移動する手間が省けるため、効率的な導線の確保によって洗濯家事の時間が短縮します。

家事にかかる労力が減ることから、子育て中の方や仕事で忙しい方には特に嬉しいポイントです。

プライバシーを確保できる

急な来客があった際、リビングや和室に洗濯物を干しているとあわてて片付けなくてはなりません。しかし、ランドリールームを設置することにより、急な来客がある場合でも洗濯物が見えることなく、プライバシーを確保できます。
また、洗濯物を外干しすることで、家族の情報が漏れてしまう危険性があります。子ども用の靴下や女性用の下着、学校の体操着などから身元世帯構成や個人情報がバレてしまうことも考えられるでしょう。室内にあるランドリールームに洗濯物を干すことにより、人目を気にせず防犯対策にもつながります。

ランドリールームの広さはどのくらい必要？

ランドリールームは、洗う・干す・畳む・アイロンをかける・収納する作業をすべて行うため、余裕を持った広さがおすすめです。家族の人数や洗濯物の回数、衣類の量などによって、家庭に合うスペースを確保しましょう。

ランドリールームの広さは、平均2〜4畳設けるのが一般的といわれています。一番場所を取る洗濯物を干すスペースを考えた場合、最低でも2畳は必要といえます。2畳あると大体2mの物干し竿2本の設置と洗剤・柔軟剤などの収納スペースを確保できます。しかし、アイロンがけや衣類を畳む作業スペースが減ってしまうため、余裕があれば3畳がおすすめです。

3〜4畳にすると、洗濯物の量が多くてもゆとりを持って干せるほか、十分な作業スペースを確保できます。できるだけストレスなく洗濯するには、せま過ぎず広過ぎない大きさが理想的です。

ランドリールームを設置する際のポイント

ランドリールームを設置する際に気をつけたい点を4つ紹介します。富山在住の方は特に意識したいポイントもあるため、設置を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

最適な配置場所

ランドリールームは、生活動線に合わせて配置することが重要です。洗面所やお風呂場、脱衣場に隣接させた場合は、服を脱ぐことから畳むまでをほぼ移動なく行えます。キッチンのそばであれば、料理や洗い物の家事の合間に洗濯機を回す、干すなどができます。

ほかにも、衣類を畳まずにハンガー掛けという家庭にはウォークインクローゼットの近くや、天気が良い日は外に干したいという方は庭やベランダの近くなど、それぞれの生活動線を考えて配置しましょう。

湿気対策を徹底する

富山は曇りや雪の日が多いことから、室内の湿気が多くなりがちです。ランドリールームを設置しても、洗濯物が乾かなければ意味がありません。とくにバスルームの隣に配置した場合は、どうしても湿度が高くなってしまうため対策が必要です。

乾いた空気を循環させるためには、換気扇や24時間換気システムなどの空調システムの取り付けが最適です。洗濯物が乾きやすくなるだけでなく、カビの発生や悪臭を防ぐこともできます。また、珪藻土(けいそうど)や湿気を吸収する壁紙など、湿度を調整する壁材を使用するのも有効です。

湿気対策を徹底する

バスルームや洗面所の隣にランドリールームを設置すると、どうしても湿度が高くなってしまいます。また、富山は曇りや雪の日が多いことから、室内の湿気が多くなりがちです。

湿度が高い部屋で洗濯することで、洗濯物が乾きにくいだけでなく、カビの発生や悪臭の原因になります。そのため、湿気を効率よく排出できるランドリールームづくりを心がけましょう。

湿気対策には、湿度を調節できる壁材や、換気扇を設置するのが効果的です。また、日常的に十分に換気して、湿度を溜め込まないようにするのもポイントといえます。また、換気するための窓の取り付けや、除湿機、サーキュレーター、エアコンなどの家電を有効活用することも湿気対策として効果的です。

全館空調システムの導入

ランドリールームで室内干しをする際は、室温と湿度の管理が重要なポイントです。全館空調システムを導入することにより、季節問わず一年中快適で暮らしやすい室温と湿度を保てます。富山など雪が多い地域でも、室内の環境調節が簡単にできるのが魅力です。

また、洗濯する際の乾きやすい環境を作れるため、洗濯においても効果を十分に発揮してくれることでしょう。特に、梅雨や冬季など天候が不安定な時期ほど、効果を実感できます。

ドアは引き戸がおすすめ

ランドリールームを開き戸にした場合、ドアの開け閉めにもスペースが必要です。一方で、ドアを引き戸にすることにより、扉を開けるためのスペースが不要なため室内を効率的に活用できます。

引き戸にすることで、両手に物を抱えている場合でもドアを開けやすいのが嬉しいポイント。部屋を換気する際に、開けたままにしても廊下をふさがず、手軽に換気しやすく湿気対策にもなります。引き戸は構造上から、戸を閉めていても空気が通りやすいのも特徴です。

収納場所、コンセントの位置・数を想定しておく

ランドリールームは、洗う・干す・畳む・アイロンをかける・収納するをすべて行うスペースです。そのため、洗濯機や乾燥機、アイロンなどの機械を使用する際のコンセント位置や数が重要といえます。設置場所が悪いことで作業効率が落ち、余計な手間がかかる可能性があるため、コンセントの位置や数を事前に計算しておきましょう。

コンセントが足りない、洗剤を収納する場所がない、アイロンコードの長さが足りないということが起きないよう、細い箇所まで事前にチェックしておくことが大切です。

富山生活にはランドリールームで快適な暮らしを

今回は、ランドリールームとは何か、設置するメリットや注意したいポイントについて紹介しました。

富山を含めた北陸地方は、曇りや雨などの天候が多い分、できるだけ洗濯のストレスを減らしたいものです。ランドリールームを設置することにより、毎日の洗濯時間や労力を減らせて、心の余裕にもつながります。

本記事を参考に、家族に合った後悔のないランドリールームを設置して、家事をスムーズにしてみてはいかがでしょうか。