住宅

失敗しないハウスメーカーの選び方・メリットやポイントを徹底解説

憧れだったマイホームを建てたいとお考えの方向けに、ハウスメーカーの選び方を解説します。

実際に注文住宅を建てる際には、ハウスメーカーに相談するのが一般的な流れですが、日本には約1万社以上ものハウスメーカーがあり、どのメーカーに相談したらよいか迷ってしまいます。そこで今回は、失敗しないハウスメーカーの選び方や選ぶ際のポイント、メリットについて詳しく解説していきます。これから家を建てる予定のある方はもちろん、将来住宅を建てようか検討している方は必須の内容となっているので、ぜひ最後までお読みください。

ハウスメーカーと工務店の違い

ハウスメーカーとよく混同される言葉に、工務店や設計事務所があります。では、ハウスメーカーと工務店の違いは何でしょうか。

まずはじめに、ハウスメーカーと似ている工務店の違いについて解説します。ハウスメーカーと工務店の違いは、大きく下記の5つの点で異なります。

①規模や施工エリア
②住宅プラン
③施工に関する精度や納期
④アフターサービス
⑤価格

それぞれ解説します。

①規模や施工エリア

ハウスメーカーと工務店では、規模や施工エリアに違いがあります。ハウスメーカーは県内外に拠点があるなど、その規模の大きさから独自のアフターサービスや保証などが充実しているケースが多いです。

対して工務店は、地域密着型のパターンが多いのが特徴です。その土地に特化した注文住宅を作ることに長けています。

②住宅プラン

住宅プランにも違いがあります。ハウスメーカーはある程度、既存のプランが設定されている場合が多く、よりこだわりたい人にはそのプランに少しずつオプションを加えていく形になります。もちろん、間取りをゼロから考えることもできますが、設定されているプランは洗練されているものが多いのが特徴です。

工務店は間取りや設備といった住宅の基本的な部分から設計することができるため、ゼロから自分でこだわりを実現したい方におすすめです。(プランを提案してくれる工務店も多くあります)
地元企業が多く、富山の気候や環境、これまでの実績やノウハウから富山で住むことに特化した提案や相談ができます。そして何より地元企業という点でも親しみやすさが特徴としてあげられます。

③施工に関する精度や納期

施工に関する納期についても、ハウスメーカーと工務店では違いがあります。まずハウスメーカーの場合、工務店に比べて工期が短く済むのがポイントです。既存のプランから選ぶ方式がほとんどのため、設計にかかる納期が短い傾向にあるのが理由です。納期が早い分、工務店に比べると設計の自由度は低くなるのがデメリットです。精度に関しては、建築実績のある設計をベースにしており、動線や配置などが考慮された設計になるのが特徴で、大規模で多拠点展開をしているため、資材や設備などを比較的安定して確保・提供できるのも魅力です。

工務店は、ハウスメーカーに比べて納期がかかりますが、その分ゼロから設計するケースが多く、好きな間取りや外壁などオリジナリティの高い設計ができるのが大きなメリットです。また、設計と職人の距離が近く、融通が効きやすいのも魅力です。加えて、土地勘がある職人や設計士・建築士が多く、地域性を生かした家づくりが可能です。

④アフターサービス

住宅は作ったら終わりではなく、その後長く住み続けることを考えると、アフターサービスも重要になってきます。そしてハウスメーカーと工務店では、アフターサービスにも違いがあります。まずハウスメーカーですが、メーカー独自のアフターサービスが充実していることが多くあります。また、電話やインターネット等でいつでも相談可能な場合が多くあります。

工務店は地域密着型が多く、トラブルや確認事項があれば、現場に駆け付け、その場で判断・対応してくれるなど、工務店とお客さんの距離がハウスメーカーに比べて近く、親密にいろいろと相談できるのが魅力です。

⑤価格

ハウスメーカーと工務店を比較すると、住宅の価格にも違いがあります。ハウスメーカーは基本的に、工務店よりもかかる費用が大きくなることがほとんどです。研究開発費や広告費用がかかっていたり、工事を工務店に外注していたりするのが主な理由です。ただし最近では、ローコストで建てられる注文住宅も増えてきています。

一方で工務店では、大手ハウスメーカーに比べ安価に家を建てることができます。そして材料費に関していうと、材料費の高騰などそのときの情勢によって価格の影響を受けやすいのがデメリットですが、もちろん予算に応じて柔軟に設計ができます。

ハウスメーカーと設計事務所の違い

設計事務所に依頼する場合、設計士と直接やり取りするため、比較的柔軟に設計できます。デザイン性の高い住宅設計ができるほか、インテリア等を含めたトータルのデザイン設計を提案してもらえるため、設計に関する知識が薄い方でも安心です。しかし、ゼロから設計するためハウスメーカーに依頼するよりも、納期が遅くなるのがデメリットといえます。

自分に合ったハウスメーカーを選ぶポイント4つ

続いて、自分に合ったハウスメーカーを選ぶ際のポイントをお伝えします。ハウスメーカーを選ぶ際にチェックするポイントは以下の4点です。

営業担当との相性が良いか

ひとつ目のポイントは、営業担当と相性が良いかどうかです。実際にモデルルームを見学しに行っても、営業担当者が自分の理想を汲み取ってくれなかったり、話が合わなかったりすることも珍しくありません。

住宅購入は、人生に1度あるかないかといった大きな買い物になります。少しでも営業担当者に不信感を抱いたり、相性が悪かったりした場合には違うハウスメーカーを探すのも選択肢のひとつです。よりよい住まいづくりのためにも、営業担当者の質が良いか、相性が良いかはとても重要な要素です。

設計の自由度はどれくらいあるか

自分が設計できる自由度がどれくらいあるかどうかも、ハウスメーカーを選ぶ際の重要な要素のひとつです。長く暮らすことになる家なので、予算の都合もありつつ、少しでも自由に、自分の理想にあわせて設計することをおすすめします。より自由度高く設計したい場合は、工務店もしくは設計事務所、ある程度プラン化された中から選びたい場合にはハウスメーカーを選ぶと良いでしょう。

その会社の強みと自分が最も重視している点が重なるか

ハウスメーカーや工務店、設計事務所の強みが、自分が最も重要視している点と一致しているかどうかもしっかりとチェックしておきましょう。例えば資材にこだわっているのが強みなのか、保証が手厚いのが強みなのかといった具合に、各ハウスメーカーによっても強みはそれぞれ異なります。

自分自身がハウスメーカーに対して何を最も求めるかといった基準で選んでも良いでしょう。

アフターフォローがしっかりしているか

住宅を建設後のアフターフォローがしっかりしているかも、ハウスメーカーを選ぶ際に意識すべきポイントのひとつです。住宅は建てたら終わりではなく、長い間住み続けることになるはずです。そのため、住宅に不備や欠陥があった際の保証について、しっかりと事前にチェックしておきましょう。

なお、新築住宅を購入してから10年間の間は、「住宅品質確保促進法」という法律のもと、販売した住宅に欠陥が合った場合には販売者が責任を持って修繕や補修、交換をしなければならないと定められています。

どのハウスメーカーも欠陥に対応することが義務付けられていますが、メーカーによっては、独自の保証を用意しているメーカーもあります。定期点検をしてもらいたい、などの希望があるのであれば、独自のアフターフォローの有無と内容を確認してみましょう。

長い付き合いになるためハウスメーカー選びは慎重に

本記事では、ハウスメーカーや工務店、設計事務所の違いやハウスメーカーを選ぶ際のポイントについて紹介しました。ハウスメーカーと工務店の違いはさまざまありますが、どちらが良い悪いではなく、それぞれの特性を理解し比較したうえで、自分自身が求める基準に照らし合わせて選ぶようにしましょう。

本記事を参考に、ぜひご自身の納得のいく住まいづくりをしてください。

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トイエバ編集部

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