富山・夏の３大グルメ！名産と食べられるスポットを紹介

富山の夏・おすすめの3つの味覚

一般的に夏は海鮮類が減少傾向にありますが、富山には豊かな富山湾があることもあり、夏でも漁が盛んに行われます。そんな背景もあり、富山の夏は岩牡蠣や白エビなどの海産物が旬です。海産物のほかにも富山県民のソウルフードとも言える、大岩山のそうめんも夏の富山といったら外せません。

ここでは、岩牡蠣・大岩山そうめん・白エビの3つをそれぞれおすすめのお食事処と合わせて紹介します。

岩牡蠣

富山湾の岩牡蠣は4月から8月が旬の海産物です。富山湾には立山連峰をはじめとした、たくさんの山々から豊富な栄養分が注ぎ込まれるため、プランクトンが多いです。そんな海の豊富な栄養分で育つ天然の岩牡蠣は、濃厚な旨味がたっぷりで身も肉厚でとってもジューシー！

海のミルクとも呼ばれる岩牡蠣には、グリコーゲンやミネラルが凝縮されており、夏バテ、貧血、動脈硬化予防にも良いとされています。

牡蠣ノ星

牡蠣ノ星では、全テーブルに網を設けており、自身で調理するスタイルが楽しめます。店内にある水槽で牡蠣を管理しオーダー後に取り出すため、新鮮な牡蠣が食べられます。生・蒸し・焼きのすべての調理方法が楽しめるので、お好みのスタイルで牡蠣本来の味を堪能しましょう。

とるくや

とるくやは、ヤクルトスワローズファンの店主が営む定食屋さんです。女将さんのセンスが光る店内では、和・洋食が楽しめます。

特に人気なのは、1日限定10食の三日間でメニューが変わる三日坊主ランチです。他にも月替わりのランチで、カキフライや海鮮丼、パスタにわっぱ飯などが食べられるので、ついつい定期的に足を運んでみたくなります！

大岩山のそうめん

夏の風物詩ともいえる大岩山のそうめんは、富山の地元民もわざわざ出かけてまで食べたくなるというほどで、富山のソウルフードといっても過言ではないでしょう。大岩山のそうめんは普通のそうめんと違い、ぶっかけスタイルなのが特徴です。あっさりとしているのに出汁の効いた味で、暑くてもスルスルと喉を通る、夏には欠かせないグルメです。

麺はコシの強い手延べそうめんを使用し、茹でたそうめんを大岩の冷たい湧き水で締めるのが特徴です。あっさりとしているのに出汁の効いた味を織りなすのは、かつお節、ウルメイワシ、昆布、椎茸などいくつもの素材を使っているからです。

麺や出汁はお店によって異なるので、自分好みの大岩山のそうめんを見つけに行くのも旅行の目的の1つとしてみても面白いかもしれません。

ドライブイン金龍

百段坂の手前にあるドライブイン金龍は、大岩山の玄関口として古くから参拝者のお休み処として親しまれてきました。

ドライブイン金龍で使用されている麺は、崩すのが勿体ないほどきれいに並べられた淡路島産の3年寝かせた大古(おおひね)と呼ばれる手延べそうめんは、シコシコとした食感が特徴です。出汁は吟味された昆布、かつお節、椎茸などの天然素材を何種類もブレンドし、絶妙なバランスと、クセのないまろやかな味わいで、世代を問わず愛されています。

旅館 だんごや

風情ある木造3階建ての旅館だんごやは、創業120年以上の老舗旅館兼食堂。手作りの山菜料理をはじめ、大岩山の天然水でキュッと締めた大岩山のそうめんが食べられます。麺はコシを出すために3年寝かせた兵庫県播州産のものを使用しています。煮干しと椎茸のみで取られた出汁は、気温や湿度によって塩分を調整し、濃さが変えられています。

名前の通りお団子やさんを営んでいた旅館だんごやの白玉だんごは人気の甘味。テイクアウトもできます。

大岩館

大岩館は、大岩山で1番の歴史を持つ料理旅館です。日石寺の境内から階段を降りてすぐの場所にあることもあり、毎年参拝したあとに訪れるというお客さんも多いようです。大岩館のそうめんは、兵庫県播州産の麺を3年寝かせたものを使用しており、コシがたまらない食感！出汁は昆布、煮干し、粗削りのかつお節でとっていてスッキリとした味わいです。

テラス席もあるので、風を感じながらそうめんを食べられるのも夏の風情を感じられて良いでしょう。

白エビ

平成8年に「富山湾の宝石」として商標登録された白エビは、富山県を代表する水産物の1つです。白エビは透き通る淡いピンク色の体を持つ、淡白でありながら旨みとほんのりとした甘みが魅力的で、小ぶりなのが特徴です。

白エビの生息地は「あいがめ」という特殊な地形です。富山湾は、西側が能登半島に守られた日本海側の中央に位置する内海で、浅いところが少なく、岸近くから急に深くなっているという特徴があります。

富山湾の中でも海底に海底谷が刻まれた複雑な地形をした特に深い「あいがめ」と呼ばれる場所に生息する白エビは、富山でしか獲れない自慢のグルメです。あいがめには、白エビ以外に、バイ貝や紅ズワイガニなども生息しています。

道の駅 カモンパーク新湊

道の駅カモンパーク新湊は、「小杉インター」から国道472号線を新湊方向に進み、国道8号線と交わった「鏡宮」立体交差点のそばにあります。白エビを中心に、富山ならではグルメやお土産を豊富に取り揃えています。

ファストフードコーナーでは、「白エビバーガー」「白エビ天むす」「白エビブラックラーメン」など、多数のメディアで取り上げられた富山グルメが食べられます。レストランでも、「白エビかき揚丼」などのいろどり豊かな丼もの、富山の海産物を贅沢に堪能できる御膳、ボリューム満点の定食など、さまざまなグルメを楽しめます。

さらに、展示コーナーもあり、ここでは富山湾の魚を観察できる大型水槽があります。ドライブに疲れてしまった方やお子様連れに特におすすめのスポットです！お食事だけでなく観光にもぴったりな場所なので、富山に来る際には、ぜひ足を運んでみてください。

松月

松月は1911年（明治44年）創業の老舗の料亭です。富山港の東、岩瀬の浜より小路へ入った閑静な場所にひっそりと、でも存在感を放ちながら佇んでいます。

こちらでは富山湾の沖合にて水揚げされる、旬の魚料理が食べられます。中でも富山ならではの夏グルメである白エビの料理は絶品です。お刺身、唐揚げ、小判状にして焼いた福団子など、白エビの調理方法の可能性は無限大です。店主による工夫された調理で、富山湾の海の幸がさらに美味しく頂けます。

お店自体は歴史のある落ち着いた雰囲気です。風情たっぷりの庭園を眺めながら、贅沢な時間を過ごせるでしょう。個室しかなく予約必須なので、デートやお食事などで行こうと思っている方は予約をお忘れなく！

富山ならではの夏グルメを楽しんで

富山はたくさんのグルメが有名で、富山湾の豊かな海のおかげで夏でも海産物が豊富！夏ならではのグルメを楽しみにぜひ富山に足を運んでみてください。