災害時のトイレどうする？おすすめ商品8選

災害時のトイレの実態は？

災害が起きた際は命を守るのが最も重要ですが、被害に遭った後、生きていく上では排泄が欠かせません。食事やお風呂は意図的に我慢できても、生理現象である排泄を一定時間以上我慢することは難しいでしょう。

大きな災害が発生したら自宅や避難所でトイレに関する問題に直面する可能性があります。ここからは災害時のトイレの実態について解説します。

災害発生直後の場合

災害発生直後は、停電や断水、排水管・下水管の損傷などによりトイレが使えなくなる場合があります。

戸建ての場合、災害時に備えて日頃から雨水のタンクを溜めておくことで、トイレの水が断水してしまった際も快適にトイレを使い続けられます。しかし、排水管が壊れた状態でトイレの水を流し続けると次第に水の流れが悪くなり、トイレの水が溢れる危険性があります。トイレの排水管が地中で破損していた場合は気づくことは難しいため、下水の使用可否確認をしてから使用しましょう。

集合住宅の場合、地震によりトイレが断水した際は、汲み置きしておいた浴槽の水を使うことでトイレを流せます。しかし、多くの家で一斉に水を流すと上の階の汚水が下の階のトイレから溢れて、下の階のトイレが排泄物だらけになってしまう可能性があります。

このように、大きな災害が起きた場合は戸建てや集合住宅で行える一時的なトイレ対策とともにリスクも把握しておくことが大切です。

仮設トイレが届いた場合

避難所では災害が起きた後に仮設トイレが届きます。仮設トイレは届くまでに数日間かかり、避難所で過ごしている間は誰でも自由に使えます。

仮設トイレは大きく分けて2種類あり、便槽に貯留する方式とマンホールへ直結して流下させる方式があります。

1つ目は、イベント時や工事現場で使われるワンボックス型の仮設トイレです。流通数が多く手配しやすい一方、段差があり和式のものが多いため、高齢の方や車椅子などの身体障害を持った方は使うのが難しいという点があります。

2つ目は、トイレ室と便器が一体になり災害時に組み立てる、組み立て式の仮設トイレです。パネル型のものやテント型のものなどがあり、使用しないときはコンパクトに収納できます。また、バリアフリーに対応したタイプがあり、高齢の方や車椅子の方も使いやすくて安心です。

しかし、仮設トイレでは避難者に比べてトイレの数が少ないことや、衛生面の不安、暗くて怖い印象から長時間トイレに行くことを我慢してしまう方がいます。そして、トイレに行く回数を減らすために、食事の摂取や水分補給をなるべく少なくしようとする避難者が出てくるのが現状です。結果として熱中症などの健康被害や、血液の流れが悪くなり心臓に負担がかかるエコノミークラス症候群にかかる人もいます。

災害時に自宅で断水してしまった場合

災害直後の緊急的な対応として、携帯トイレや簡易トイレは非常に役立ちます。自宅で断水してしまった場合におすすめの携帯・簡易トイレを紹介します。

一時的な断水の場合

数日間など、一時的に断水が起きた際におすすめの携帯・簡易トイレを3つ紹介します。

使い捨てトイレバック ポイレット

引用：https://daianshin.com/SHOP/0488.html

自宅にあるトイレやバケツ、段ボール箱にゴミ袋などの保護シートを被せて本品をセットするだけで準備が完了する「ポイレット」。使用後は付属の処理テープでしっかり閉めれば衛生面やにおいも気にならずに処理できます。また、備蓄スペースに合わせたダンボール箱のサイズをオーダーできるため、自分の家に合ったサイズで必要な量の備蓄が可能です。

ポイレットは濃い青色の袋で作られているため中が見えずプライバシー保護も安心。万が一爪を引っかけてしまっても、破れにくいしっかりとした素材で作られており頑丈です。活性炭が入っている強力消臭機能により、後から凝固剤や消臭剤を入れる必要がないため手軽に使えるのもポイント。袋の内側は吸収シートで覆われており、2〜3回は繰り返して使用できます。

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https://daianshin.com/SHOP/0488.html

マイレット mini-10

引用：https://daianshin.com/SHOP/101932.html

1セットで約1人2日分のトイレ処理が可能で、凝固剤1袋で成人1回の排泄(平均200〜300ml)を十分に凝固できます。

皮膚刺激性試験、経口毒性試験済みで使用成分もしっかりしているため安心して使えて、凝固剤を処理する際もダイオキシンなどの有害ガスが発生することはありません。排便中に含まれる代表的な悪臭の素であるアンモニア、硫化水素、トリメチルアミン、メチルメルカプタンに対しても3か月以上の消臭効果があるため臭い面も安心。

コンパクトサイズのため収納場所を取らず、持ち運び袋とポケットティッシュがついているのも魅力です。

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https://daianshin.com/SHOP/101932.html

キュッとポン

引用：https://daianshin.com/SHOP/101937.html

名前の通り、ひも付きの袋で「キュッ」としばって「ポン」と廃棄できる手軽さが魅力の「キュッとポン」。1袋3回分×20枚入のセットです。

使用後は吸収パッドがジェル化する仕組みとなっており、ひも付きの処理袋をしばれば処理が完了するため誰でも簡単に使用できるのも魅力です。1袋で3回分450mlの吸収力があり、水分を素早く多く吸収してくれます。パッドがジェル化しなくなった時が容量オーバーの合図のため、パッドの替え時サインがわかりやすいのもおすすめポイントです。

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https://daianshin.com/SHOP/101937.html

長期的な断水の場合

断水はいつまで続くか分からないため、万が一の場合に備えて長期的な対策をしておくと安心です。断水が長く続いた場合におすすめの災害トイレを3つ紹介します。

ココレット100

引用：https://daianshin.com/SHOP/0351.html

1箱にトイレ100回分のセットが入っている「ココレット100」。5人家族の場合、1人につき3日分の排泄が可能です。100回分という大量のセットが入っているにもかかわらずA4サイズとコンパクトなため、備蓄する際も幅を取らず収納に便利。大きな棚を用意する必要がなく、洗面所や机の引き出しなど、普段使っている収納家具の中に収まるサイズ感なのも魅力です。

使用毎に専用の抗菌性凝固剤を入れるため、衛生面も安心で嫌なにおいが気になりません。本品についている凝固剤の凝固量は1袋で500mlとなっており、安心して使えます。

従来の排便袋はスーパーの袋のような素材音がしてしまい、特に女性などは音が気になることがありましたが、伸縮性のあるシルバーの袋にしたことで丈夫な素材で音が気にならない作りになっています。

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トイレの女神 PREMIUM 200回セット

引用：https://daianshin.com/SHOP/101956.html

防災士監修で使いやすさを追求した「トイレの女神 PREMIUM 200回セット」は、一箱にたっぷり200回使用分が入っています。凝固剤のパッケージを劣化しづらいアルミ素材にすることで、頑丈かつ15年の長期保存が可能です。また、セットに入っている凝固剤、排便袋、ポリ袋、防災ブックは全て日本製のため安心の高品質が実現しています。

設置時間は約20秒と取り付けが簡単で、排便袋に加えて独自開発した処理袋の二重袋を使うことでにおい漏れを徹底的になくします。200mlの場合20秒で固まるほどハイグレード抗菌凝固剤の凝固スピードも速いため、嫌なにおいを広げず菌の増殖を防いでくれます。

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マイレット S-100

引用：https://daianshin.com/SHOP/101934.html

B5サイズの箱にトイレ100回分のセットが入っており、収納場所を取らず備蓄できるのが魅力です。先ほど紹介した「マイレットmini-10」は1セットで約1人2日分ですが、家族全員分や長期的な備蓄をしたい方には大容量の「マイレットS-100」がおすすめです。

中には使用方法ポスター1枚が入っていて、詳しい使用方法が4か国語(日本語、英語、中国語、韓国語)で記載されているため海外の方にも優しい災害トイレセットになっています。

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https://daianshin.com/SHOP/101934.html

災害時に避難所で滞在する場合

大きな災害の場合、家で過ごすのが難しくなり避難所に滞在する可能性もあります。しかし、地震直後は揺れの影響で道路が寸断され、避難する人が乗った車や支援車両で道路は渋滞していることが多く、避難所に仮設トイレが届けられるまで1週間程度かかることも。

2011年の東日本大震災では、3日以内に仮設トイレが届いた自治体はわずか34%となっており、最も日数を要した自治体では仮設トイレが届くまで65日かかったのだそう。避難所で滞在する際は、仮設トイレが使えない可能性も想定して携帯・簡易トイレを備蓄しておくと安心できるでしょう。

避難所に仮設トイレが来るまで

避難所に避難してから数日間は、仮設トイレが届かず使えないことも考えられます。便器に設置するタイプの簡易トイレを使用する際、避難所のトイレは汚物で溢れている可能性があるため、コンパクトに持ち運べる携帯トイレがあると便利です。

周囲の目が気にならず、女性にも安心なポンチョ付きの携帯トイレを2つ紹介します。

マイレット mini-2α

引用：https://daianshin.com/SHOP/101933.html

排泄2回分セットの他に、ミニ便器、目隠し用トイレポンチョ、ポケットティッシュが入っている携帯トイレです。付属のミニ便器を組み立てて排便袋をセットすれば簡単に使用でき、ミニ便器は座らず和式トイレのように使用します。排泄する際は、大きなサイズの目隠し用トイレポンチョを使うことで周りの目を気にせずに用を足せます。

機能は他タイプの「マイレット」と同じく、1セットで約1人2日分のトイレ処理が可能であり、皮膚刺激性試験、経口毒性試験済みの安心成分と3か月以上の消臭力があります。

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https://daianshin.com/SHOP/101933.html

ほっ!トイレ

引用：https://daianshin.com/SHOP/101928.html

「ほっ！トイレ」は、女性の視点から生まれた携帯トイレです。世界初の石灰(カルシウム)作用が使われた処理剤による圧倒的な除菌成分で、衛生的にトイレが使えます。石炭には悪臭の分解作用もあり、排泄物のにおいの元となる雑菌も除菌できます。

使用する前にあらかじめ処理剤を入れ、付属のポンチョを使用しながら用を足せるため、プライバシーを保護しながら女性も安心して使用できます。

避難所では、仮設トイレが設置された後も正しく使えていないことによりトイレが機能しない可能性もあります。避難者の数に比べてトイレの数が少ないことからあっという間に排泄物の山が出来てトイレが封鎖されてしまう、強風によりテント型のトイレが崩れてしまう等の可能性も十分考えられます。万が一の事態にも備えて、携帯トイレを常備しておくと安心です。

▼購入はこちら
1回セット：https://daianshin.com/SHOP/101928.html
ラージセット：https://daianshin.com/SHOP/101929.html

気になる富山県の対策は？

魚津市では災害時に深刻化するトイレ問題解決のため、トイレトレーラー「みんな元気になるトイレ」の導入に向けたふるさと納税型クラウドファンディングを実施していました。

災害時のトイレ我慢や、トイレに行かないために食事や水分補給を制限するような事態を防ぐべく、みんなが助け合うことで解決する社会的取り組みです。このプロジェクトは日本各地で行われており、いざという時は各地のトレーラーが駆けつけて助け合う災害派遣トイレネットワークとなっています。

募金期間はすでに終了していますが、2024年1月31日時点での寄付総額は11,765,000円と、見事第一目標額6,000,000円を達成しています。クラウドファンディングに参加したお礼として、オリジナルステッカーやお礼状などがあり、希望者はトレーラーに名前を入れられます。今後、このプロジェクトが再開した際にはぜひ活動をチェックしてみてください。

もしもの時に備えて災害用トイレを用意しよう

今回は、災害時の実態やおすすめの携帯・簡易トイレを紹介しました。

災害発生直後は、断水や排水管の破損など様々な理由により自宅のトイレが使えなくなる可能性や、避難所でも仮設トイレが届くまでに時間がかかる場合が考えられます。いつ災害が起きても対応できるよう、万が一の時に備えて携帯・簡易トイレを常備しておくことをおすすめします。

地域や家族構成、年齢に合わせて、適切な災害トイレ対策をしましょう。