近年、戸建て住宅を建てる際に、人気を集めているのが平屋です。平屋と聞くと昔ながらの家をイメージする方も多いかもしれません。
しかし、最近ではおしゃれな平屋が20代、30代の若い世代から人気があり、また、50代、60代から第二の人生(セカンドライフ)を送る家としても人気を集めています。平屋が人気を集めているのはなぜなのでしょうか。平屋を建てるメリットとデメリットを実例と合わせてご紹介します。
平屋とは?今人気の理由
平屋とは1階建ての家のことで、ワンフロアにすべての空間が収まっています。階段がないことでライフステージ問わず生活しやすいという観点から、一生住みたい家として平屋を好む方が増えてきているようです。
平屋のメリット
平屋を選ぶのにはさまざまなメリットがあります。
バリアフリー
階段がなく、ワンフロアで動線のよい間取りを実現しやすいので、小さなお子さんや高齢者にも優しいバリアフリー設計がしやすい住宅です。階段からの転落がなくなるので、安全性も高くなります。
生活動線がスムーズ
上階への移動が必要ない平屋では、効率良く負担が少ない生活動線が確保できます。荷物を上階に運んだり、洗濯物を干すためにベランダに移動したりする必要もありません。
コミュニケーションが活発になる
家族全員が同じフロアで暮すことになるため、家族同士のコミュニケーションの機会は自然に増えます。それぞれ別のことをしていても家族の存在を感じられる空間は、家族全員の安心感にもつながるでしょう。
庭を作りやすい
上階がない分設計の自由度が高い平屋では、家の形をコの字型やロの字型にして庭を作るケースが多いです。庭の代わりにリビングから地続きのウッドデッキスペースを設ければ、屋外と屋内が繋がり、さらに広さを確保できます。
ペットを飼っている人にぴったり
上階への移動がないのは、犬や猫などのペットを飼っている方には大きなメリットを感じてもらえるでしょう。飼っているペットの種類によっては段差が負担になってしまうことも。その観点より平屋はペットにとっても暮らしやすい環境といえます。庭へとつながる小窓を設置すれば、ペットが自由に屋内と屋外を行き来できるようになります。
開放感ある天井が実現できる
上階がない平屋では、屋根の形状に合わせて部屋の天井を高く作れます。天井は高いほど家全体に開放感を持たせられるため、床面積を満足に確保できない場合、家を広く見せるのにももってこいの手法です。縦空間を利用してロフトを設置したり、大きな照明器具を取りつけたりしてこだわりを実現させてみましょう。
ライフステージの変化に対応しやすい
夫婦世帯は趣味を楽しむ空間、子育て世帯は子どもの様子が見やすい空間、高齢世帯は安全を確認しやすい空間と、ライフステージに合わせた暮らしができます。上階の部屋を子ども部屋や寝室として使っていたが、年齢を重ねるうちに階段が億劫になり使わなくなったということもありません。
耐震強度が強い
高さが出れば出るほど揺れやすく、地震によるダメージは大きくなる傾向があるため、1階しかない平屋は揺れにくく強い構造と言えます。また、四角形に近い形であるほど衝撃を分散しやすくなるので、平屋の耐震性が強いのは、正方形や長方形のシンプルな造りにしやすい点もあります。
平屋のデメリット
平屋ならではのデメリットは以下です。
十分な敷地面積が必要
平屋は上階がない分、1階にすべての空間を収めます。そのため、上階のある家と比較して広めの敷地面積が必要になります。希望の広さを確保するためにはそれなりの敷地面積が必要になるため、エリアによっては面積確保に苦労する可能性があります。
採光が悪くなる場合がある
周りの住宅に高さがあると、平屋は他の家の影に入ってしまい採光を確保するのが難しくなります。また、広い平屋では中央の部屋に日光を取り入れるのが難しい傾向にあるため、家をコの字型やロの字型にして中庭や天窓から光を取り入れるなど、間取り設計には十分に注意しましょう。
おしゃれな平屋にするためのポイント
最近ではおしゃれな平屋が増えていますが、どうすればおしゃれな平屋になるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
おしゃれな平屋にするためには、次のポイントを抑えてみましょう。
- 外観の色や素材・屋根のデザインにこだわる
- ドアや窓の選定にこだわる
- テラスやウッドデッキを活用する
- 動線をシンプルにし縦の空間を積極的に活用する
- 最大限に光を取り入れる
ここからは、これらのポイントを抑えたおしゃれな平屋の実例を5つご紹介します。
広さ別に紹介しますので、建てたい広さをイメージしながらお読みください。
平屋の実例①石友ホーム
おしゃれな平屋事例の1つめは、「石友ホーム」の35坪前後の間取りモデルです。
35坪前後の間取りモデル
平屋のような間取りの1階に、2階を半分プラスした平屋+αの家です。1階にはLDK、水廻り、主寝室を設け、1階だけでも日常生活が完結できる間取りになっています。2階の+α部分には、自分時間を楽しむ「隠れ家」を設けています。
生活のすべてをワンフロアで完結できるこの間取りは、何かと忙しい子育て家族の暮らしをスムーズにするのに長けています。天井高約3.3mの明るく開放感のあるリビングは、どこにいても家族の気配が感じられるオープンなレイアウトで家族の時間を充実させるのにぴったりです。
寝転がってくつろぐのに最適な和室は、リビングと一体になっていて日常使いもしやすいですし、扉を閉めることで別々の空間としての利用もできます。和室を客間として使用すれば、リビングを通ることなく玄関から直接入ることができるので急な来客でも安心です。
参考:https://www.ishitomo-home.co.jp/works/details_21225.html
石友ホームでは、これまでに培ってきた実績やテクノロジーよりお客様ひとり一人に合わせたライフスタイルを提案しながら設計してくれます。さらには家を建てる土地ならではの気候や風土に合った家づくりをしてくれるので、どんなニーズでも満たしてくれることでしょう。ライフスタイルを加味した住居設計を依頼したい方は、石友ホームを選んでみてはいかがでしょうか。
平屋の実例②オダケホーム
おしゃれな平屋事例の2つめは、「オダケホーム」の30坪前後の間取りモデルです。
30坪前後の間取りモデル(3LDK)
こちらの平屋は子育てを楽しむのにぴったりな、ワンフロアで家事動線がスムーズな点がポイントです。
LDKには家族みんなでゆったりくつろげる畳スペースがあるため、小さいお子さんがいる世帯でもみんなで床でごろんとくつろげます。さらには断熱性能の高さや、今後のメンテナンスが楽にできる外壁と屋根もポイントです。
「家づくりは家族の幸せづくり」とスローガンを掲げるオダケホームは、家は家族の歴史を刻み、家族の幸せと想い出を育んでいくかけがいのない場所と捉えています。そんな家を家族みんなにとって「気持ちいい」「暮らしやすい」と感じてもらえるよう、家づくりを通して家族の幸せづくりを実現してくれます。家族との暮らしをイメージしながら家を建てたい方はオダケホームに依頼してみてはいかがでしょうか。
平屋の実例③SHOEI
おしゃれな平屋事例の3つめは、「SHOEI」の40坪前後の間取りモデルです。
40坪前後の間取りモデル(3LDK)
無垢材フローリングのLDKには和室やワークスペースがあり、各自が別々のことをしていても家族の存在を感じることができます。同じ空間に集まりながらも自分のしたいことができ、程よい距離感を保てます。
ダイニングの大きな窓からは明るい光が差し込み、シックながらも暖かい空間に仕上げています。リビング横の和室は玄関から直接入ることができるので、家族の空間であるLDKにお客さんを通すことなく客間として利用できます。
参考:https://sho-ei.net/works/detail.php?id=15393
SHOEIは流行りにとらわれない設計が強みで、飽きることのない美しく整理された空間作りが特徴です。美容室や飲食店などの店舗、介護施設などの設計を手掛けたノウハウを住宅建築にも活かし、常に進化し続けています。さらに、構造スペックにもこだわり、見えない部分の力学デザインにも力を入れています。こだわり抜いたおしゃれな家作りを希望する方はSHOEIで家を建てることを検討してみてはいかがでしょうか。
平屋の実例④タカノ一条ホーム
おしゃれな平屋事例の4つめは、「タカノ一条ホーム」の30坪前後の間取りモデルです。
30坪前後の間取りモデル(3LDK)
一条工務店の性能に魅力を感じた方が依頼した、住み心地重視の家です。勾配天井や高窓を確保した明るく開放的なリビングは中庭へつながっており、窓を開けるとさらに開放感が生まれます。広いユーティリティには乾いた洗濯物をすぐに片づけられるよう大容量の収納が隣接されているので、日々の家事動線もしっかりと確保されているのがポイントです。
スタイリッシュでデザイン性がありつつシンプルな設計なので、こだわりのインテリアやクロスなどもおしゃれに馴染む内装となっています。他にもゆったりとした玄関や充実したパントリーなど、こだわりがたくさん詰まったこちらの平屋は、タカノ一条ホームならではの性能を感じられること間違いなしです。
住まいの性能が高ければ高いほど、暮らしや生活がより豊かで快適になると確信するタカノ一条ホームが目指すのは、ダントツの住宅性能です。住めば素晴らしい技術や性能を感じられること間違いなし。高性能の家づくりを希望の方は、タカノ一条ホームを候補に検討してみてはいかがでしょうか。
平屋の実例⑤玉家建設
おしゃれな平屋事例の4つめは、「玉家建設」の50坪前後の間取りモデルです。
50坪前後の間取りモデル
家の中心には庭木を眺めながらゆったりと過ごせるLDKがあり、広々とした生活空間で昼間は大きな窓から差し込む太陽光を浴びられます。
さらに寝室はそれぞれ自分の時間が満喫できるよう広々とデザインされているため、家族との時間はもちろんひとり時間を大切にしたい夫婦には気に入ってもらえるでしょう。くつろぎたくなる大人な雰囲気で、居心地豊かな住まいです。
シンプル&リッチを設計思想としている玉家建設は、機能性に裏付けられたシンプルなデザインの住宅を得意としています。使いやすい空間構成やゆとり・落ち着き・風格などをポイントとした心豊かな暮らしができる家づくりを希望の方は、玉家建設を検討してみてはいかがでしょうか。アフターサービスも充実しているため、長期的にみても安心できるハウスメーカーと言えるでしょう。
富山でおしゃれで快適な平屋を建てよう
今なぜ平屋が人気なのかについて解説しました。平屋には一階しかないからこその魅力がたっぷりとあります。家族の存在を感じられやすいLDKの間取りは、子育て世代からセカンドライフを満喫している世代にまで人気があります。
平屋と聞くと老後に住む家や二世帯住宅をイメージする方も多いかもしれません。しかし最近はさまざまなライフステージに適した平屋が増えつつあり、かつては昔ながらの日本家屋のイメージだった平屋も、最近は個性的でおしゃれなものが増えています。
ぜひ富山でおしゃれな平屋を建てて、快適な暮らしを楽しんでみてはいかがでしょうか。