防災

防災豆知識18選!知っておくと役立つ豆知識をケース別に紹介

災害時に知っておくと役立つ防災の豆知識を紹介します。避難準備の際に役立つ豆知識から実際に災害が起きた時、直後に使える豆知識、子どもにまつわる豆知識までケース別に細かく解説しています。いつ起きるかわからない災害に備えて日頃から万全な対策が出来るよう、記事を読んで参考にしてみてください。

災害時に事態を左右する「防災知識」の有無


近年ニュースでもよく目にする地震や火事、洪水などの大きな災害はいつ発生してもおかしくありません。しかし、災害に対する防災意識は、発生頻度が低くなるとともに危機感も薄れてしまうものです。私達が忘れた頃に突然襲ってきて、災害が起きた後に「あの時しっかり対策しておけばよかった」などと後悔してしまう可能性があります。

災害の被害を最小限に抑えるべく災害備蓄品や、災害用の便利グッズなどを準備しておくことはもちろんですが、防災に役立つ豆知識を日頃から蓄えておくと、有事の際にも冷静に行動できます。今回は、災害時に知っておくと役立つ防災の豆知識をケース別に紹介します。日頃から防災意識を高めて、万が一の時に慌てず行動できるよう参考にしてみてください。

避難準備に役立つ豆知識4選


災害が起きてから避難準備するのは難しいものです。日頃から準備をしておくことが出来る、避難に役立つ防災豆知識を紹介します。

新聞紙を溜めておこう

自宅にある新聞紙は、読み終えたらすぐに捨ててしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、10日程度の新聞紙は常に保管しておくと災害が起きた際の防災グッズとして有効活用できます。

新聞紙をインナーの上から巻いて、その上からセーターなど厚手の洋服を着ることで暖かくなり、くしゃくしゃに丸めた新聞紙を入れた袋に、足を入れて袋を閉じると防寒対策になります。冬場の停電時に暖房機器が使用できないときや、体育館など広い場所に避難したときなどに役立つでしょう。

自宅の動線に蓄光シールを貼っておこう

日頃から部屋の出入り口や廊下、ドアノブの周りなどに蓄光シールを貼っておくことで、災害で停電になった際に目印になり防災グッズとして役立ちます。
突然暗闇になると、毎日過ごしている自宅でもどこに何があるかわからず避難が難しくなるでしょう。そんな時に自宅の各所に蓄光シールを貼っておくことで避難の動線を確保でき、怪我のないスムーズな避難に繋がります。

ラジオや懐中電灯の乾電池には絶縁体を挟んでおこう

乾電池は、ラジオや懐中電灯などを使う上で欠かせないものです。しかし、日頃から乾電池を入れた状態にしておくといざという時に電池が切れてしまっている、液漏れが発生してしまうなどの可能性が考えられます。
そのため、乾電池を使う機器類には日頃から電池を入れた状態で絶縁体を挟んでおくことをおすすめします。

紙おむつも災害用トイレとして使える

万が一に備えて備蓄している方も多い災害用トイレですが、実は子ども用のおむつも災害時のトイレとして役立ちます。

成人の平均的な尿の量は一回あたり200〜300mlと言われており、警視庁は「子どもが成長して使い道がなくなった紙おむつを災害用の簡易トイレにできるか」を実験した結果、約1リットルの水を入れても漏れなかったと発表しています。子どもの成長によって余ったおむつがあるご家庭は万が一のために保管しておき、災害が起きた際はすぐ持ち運べるようにしましょう。

参考:警視庁公式サイト
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/saigai/yakudachi/life/trivia/1317960846652264449.html

災害時に役立つ豆知識7選


実際に災害が起きた時は、慌ててしまって思うように行動できないことが考えられます。災害が起きた後について、日頃から頭に入れておくと役立つ防災豆知識を紹介します。

風呂敷は荷物運び以外にも役立つ便利アイテム

荷物を包む際に使う印象がある風呂敷ですが、災害時にも便利な防災アイテムの一つです。災害時に骨折や捻挫をした際、そのまま放置するとさらに悪化する恐れがありますが、応急処置として患部に風呂敷を巻くことで簡易的なギプスの役割を果たします。
ほかにも頭に被って身を守る防災頭巾としての使用や、耐水加工のある風呂敷であれば雨風を凌ぐ傘としても大活躍する便利アイテムです。

ガスコンロの火は揺れがおさまってから止めよう

ガスコンロを使っている最中に地震が起きた場合は、火を消すよりも前に身の安全を確保し、揺れがおさまってから火を消しましょう。
調理中に揺れが起きたら何よりもまず火を消さなくてはいけないと考えてしまいがちです。しかし、揺れている最中に火に近づくことで体に火が燃え移るなど、ケガや火災の原因を作ってしまうことも十分に考えられます。そのため、ガスコンロの火は揺れがおさまってから止めることを徹底してください。

揺れがおさまってから1分はテーブルの下に身を隠しておこう

地震発生時は、テーブルの下などで身を隠すことはよく知られていますが、揺れがおさまってすぐに出る方が多いのではないでしょうか。地震は、最初の揺れがおさまった後も余震が来る可能性があります。そのため、隠れた後もすぐには行動せずに、1分間を目安にテーブルの下から出ないようにしましょう。

エレベーター内で揺れが起きたら速やかに降りよう

エレベーター内にいる時に地震が起きた際は、停電や故障などで中に閉じ込められる危険性があります。
エレベーターは揺れを察知すると最寄り階で自動的に停止するものが多いですが、万が一揺れを感じたら「行先階のボタンを全て押して、最初に停まった階で速やかに降りる」ことが重要です。万が一、扉が開かない場合は無理に脱出しようとせず、緊急ボタンで外部に助けを求めるようにしましょう。

避難時にスカートを使おう

避難時は動きやすさを考え、着替えとして防災袋にズボンを入れている方も多いのではないでしょうか。実は長いスカートは履くだけでなく、頭から被ることで着替えや簡易トイレ使用時の目隠しにも役立ちます。履く以外にも使える場面があるため、防災バッグに一枚入れておくことをおすすめします。

レインコートを着用しよう

フード付きのレインコートは、雨以外にも寒さ・風・火山灰・ホコリなど様々なものから体を守るのに便利です。透けない素材のレインコートであれば、目隠しにもなります。100円ショップで気軽に購入できるため、万が一の場合に備えて大きめのLサイズを家族分ストックしておくと安心できるでしょう。

小銭を多めに持っておこう

有事の際は電子機器が使えなくなり、お店によっては電子決済が使用不可になることも考えられます。現金での決済を想定して、日頃から小銭を多く持っておくようにしましょう。電話が使えなくなった時にも、小銭があれば公衆電話が使用出来るなど予期せぬ事態にも対応しやすくなります。

災害時に家で過ごす際に役立つ豆知識5選


災害が起きた後も、規模などにより避難所には行かず家で過ごすこともあります。災害時に家で出来る防災豆知識を紹介します。

飲料水は1日3リットル必要

水は、水分補給などの飲用とカップラーメンなどの調理用だけでも一人あたり1日3リットルが備蓄の目安と言われています。一見多そうに思えますが、水は生命の維持に欠かせないもののため十分量をとる必要があります。湯せんや簡易トイレなどにも使用するので、水分補給以外の場面も想定して、一人あたり1日3リットル以上の水を備蓄しておきましょう。

ペットボトルの蓋で節水しよう

水道の復旧までの間など、家で水を使うときは節水が大切です。普段捨ててしまいがちなペットボトルの蓋も、災害時に便利なアイテムになります。
画鋲などを使って蓋に細かい穴をいくつも開けたものを常備しておくことで、災害時にペットボトルをシャワーのように使用することで、節水ができます。

生ごみの臭いをおさえよう

災害時には、生ごみの匂いに悩まされることも少なくありません。そんな時に役立つのが「酢」です。ごみ袋の中にキッチンペーパーを敷いて水で薄めた酢を染み込ませると、酢で生ごみの臭いが中和されて、悪臭を緩和させられます。
特に臭いが充満しやすい夏場は、悪臭により食欲の低下や睡眠不足に繋がる可能性もあります。この豆知識を覚えておくとストレスが大幅に軽減されるでしょう。

懐中電灯で簡易ランタンを作ろう

懐中電灯は停電時に便利な一方、一方向しか照らせないという難点があります。そんな時、懐中電灯の大きさに合わせて切り取ったペットボトルの上部に懐中電灯を立てて入れ、さらに上から水の入ったペットボトルを乗せると、懐中電灯の光が部屋全体を明るく照らして簡易ランタンとして使えます。
ペットボトルがない場合や小さめの懐中電灯の場合は、膨らませた白いビニール袋を上から被せるだけで部屋全体が明るくなるため、安心して過ごせることでしょう。

ポリ袋を常備しよう

災害時には水が使えない場面が想定されるため、調理の時も出来るだけ手を汚さない生活を送りたいものです。そんな時に便利なのがポリ袋。
日頃から、コンビニやスーパーなどでもらうビニール袋を捨てずにストックしておくことで手袋代わりになり、災害時も衛生面で活躍します。もちろん手袋以外にも多くの用途があるため、ポリ袋を常備しておくと幅広い場面で活躍することでしょう。

避難準備の子どもにまつわる豆知識2選


避難準備の際、子どももきちんと行動できるように日頃から備えをしておくことが大切です。避難準備の子どもにまつわる豆知識を紹介します。

子どもに公衆電話の使い方を教えよう

公衆電話は災害が起きた際に便利な連絡手段です。ですが、近年の子どもはスマートフォンの使用に慣れている一方、大抵の子どもが公衆電話の使い方を知りません。実際に自宅付近の公衆電話まで行き、ルートとともに公衆電話の使い方を確認しておくといざという時に安心出来ることでしょう。

子どもの写真を撮影しておこう

万が一、避難する途中に子どもとはぐれてしまった場合、子どもの服装が重要になります。
日頃から子どもと出かける際は、出かける前に子どもの全身写真を撮っておくことで、迷子になった時にもすぐに子どもの服装を思い出せるためおすすめです。
また、日頃から写真を撮ることで災害時も忘れずに避難する前に全身写真を撮ることができます。兄弟がいれば同じ洋服を着せておくと、なお分かりやすくなります。

防災時も被災時も豆知識を活用しよう

今回は、災害時に役立つ防災豆知識をケース別に紹介しました。災害はいつ起きるかわからないからこそ、有事の際に役立つのが日頃の「備え」と「知識」です。災害が発生してから慌てることのないよう日々防災に関してシミュレーションしておくことで、実際に起きた場合も冷静に行動できます。

家族で暮らしている場合は、子どもと一緒に防災豆知識の実践や公衆電話の使い方など、準備することで家族全員が無事に避難できるイメージがついて安心できるでしょう。防災時も被災時も、今回紹介した豆知識を活用しながら万が一の事態に備えてください。

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トイエバ編集部

トイエバ編集部

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