【手打ちうどん どんたく】太麺がうまい行列ができる南砺市の人気店

数ある麺類のなかで、小さな子どもから大人まで多くの人に愛されるうどん。つるつるもちもちの麺は口にすると自然と笑顔になる力があります。そんな笑顔になれるうどんが南砺市福光地域にあります。

2025 年で創業26年を迎える「手打ちうどん どんたく」。お昼時には行列ができる南砺市の人気店です。南砺市に遠征してまで食べる価値があるどんたくにおじゃましました。

手打ちうどん どんたくとは？

JR城端線の福光駅から1kmほどの所にある手打ちうどんどんたく。創業は1999年12月。店主の吉崎卓士(よしざき・たくじ)さんが独立を機に地元の南砺市に開いた店です。

訪れる人の半数が注文するという看板メニューの「かつカレーうどん」をはじめ、温かいうどんに冷たいうどん、丼ものなど、どれを食べてもおいしい、間違いないメニューを楽しめます。

お腹がいっぱいになるどんたくのメニュー

「お腹いっぱいになって帰ってもらうことが幸せ」と話すどんたく店主の吉崎さん。その言葉通りメニューはどれも多めでうれしいサイズです。

その思いはうどんにも現れていて、麺は幅1センチほどと食べ応え十分。コシがありながらもちもちと食べさせてくれる秘密は、厳選した数種類の小麦粉をブレンドし、その日の気温や湿度に合わせて繊細に仕上げる熟練の技。

かつ丼や天丼などの丼ものにもミニうどんが付く心配りで、しっかりとお腹を満たしてくれます。

どんたくの一番人気「かつカレーうどん」

どんたくの一番人気「かつカレーうどん」。程よい辛みを効かせたカレーに、数種類の削り節で丁寧に取ったダシを合わせた濃厚な味わいがくせになる一品です。

太いうどんがダシに絡み、口に運ぶたびに幸せな気持ちにさせてくれます。

たっぷりのカレーに乗るのは、サクッと柔らかく揚げた富山県産豚ロースのカツ。

カツは注文を受けてから揚げるスタイルで、一口サイズに切ってあり食べやすさはもちろんのこと、ダシの旨味を吸ってよりおいしさを引き立てています。

箸休めのキャベツに、マイルドに味を変える卵黄。すべてが一つになって最後まであっというまに食べさせてくれます。

厳しい暑さを元気に乗りきる「ざる定食」※5月から10月 期間限定

うどんとそばの二種盛りに天むすが付いた「ざる定食」。かつカレーうどんと並ぶ、どんたく人気の暑い時期限定の一品です。冷たい水で絞めたうどんとそばはつるりと喉越しがよく、この量でもさらりと食べさせてくれます。

おにぎり2個分はあるビッグサイズの天むすは、大振りのエビを使い、こちらも注文を受けてから揚げるスタイルでサクッとした食感を楽します。天むすはファンも多く、単品でも頼む人が多いそうです。

店に足を運ぶ価値がある 「かつ丼(ミニうどんサービス)」 

かつカレーうどんと同じカツを使い、卵で閉じたかつ丼。ザクザクのカツの食感と少し甘めのタレが、食べるたび幸せにしてくれる一品です。

かつ丼のカツもかつカレーうどん同様に一口サイズに切ってあり、タレを含んだご飯と最後までバランスよく食べさせてくれます。

ミニうどんは店主いわく、味噌汁のような汁物の感覚で付けたそう。温かいの、冷たいの、どちらも選べてうれしいところです。

個人的には、これまで食べたかつ丼の中で3本の指に入るおいしさだと思っていて、訪れるたびに注文してしまいます。どんたくを訪れたら是非試してみてください。

一人でもゆったりと時間を過ごせる店内

和を貴重とした店内は、カウンター、テーブル、座敷 合わせて30席ほどあります。

天ぷらやイカの唐揚げなどのサイドメニューも充実しているのでお酒と一緒に楽しめ、一人でもゆっくりと時間を過ごすことができます。

ゾロ目の「7」がめでたいからと始めた「お客様大感謝祭」

「ゾロ目の7がめでたいから」と店主が日頃の感謝を込めて始めた、どんたくの「お客様大感謝祭」。2回目となる今回は、2025年7月7日の月曜日に開かれます。当日は「かつカレーうどん」と「かつ丼」がなんと600円で食べられます。

どんたくの日頃の感謝を込めたサービスデー。是非この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。事前の来店予約などはできませんのでご了承ください。

遠方からも足を運んでもらえる価値あるお店に

「うどん」の「どん」と、店主の名前「たくじ」の「たく」を取って名付けた「どんたく」。創業から26年たった今も目標は創業当時と変わらず「一人でも多くのお客さんに愛されるうどんを作ること」。

遠方から南砺市に足を運んでもらえる価値あるお店になりたい。店主の吉崎さんは家族とともにこれからも地元の南砺市でおいしいうどんを作り続けます。