あさひ舟川「春の四重奏」とは、朝日町で見られる北アルプスの残雪、桜のトンネル、鮮やかなチューリップ、菜の花を一度に楽しめる富山の春の風物詩です。
本記事では、あさひ舟川「春の四重奏」とは何か、歴史、見どころについて紹介しています。富山を代表するあさひ舟川「春の四重奏」について興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。
あさひ舟川「春の四重奏」とは?

あさひ舟川「春の四重奏」とは、富山県朝日町に広がる春の絶景です。残雪が美しい北アルプスの山々を背景に、舟川べりの桜並木や色とりどりのチューリップ、鮮やかな菜の花が楽しめます。
あさひ舟川「春の四重奏」は、例年4月上旬〜中旬頃の桜の開花シーズンが一番の見頃です。2026年のイベント開催期間は、4月3日(金)~16日(木)を予定しています。

舟川べりにある桜並木にはたくさんのソメイヨシノが植えられており、春になると川面や水面に桜が映し出される美しい景色も見られます。満開の桜が生み出す優しい薄ピンク色は、日本ならではの春の訪れを感じさせてくれます。
桜並木の周辺では、色とりどりのチューリップ畑と黄色い菜の花畑が広がり、鮮やかなコントラストを生み出します。背景には白銀に輝く北アルプスの山々がそびえ立ち、あさひ舟川「春の四重奏」でしか見られない雄大な景観を作り出します。
晴れた日は北アルプスの山々と青空のコントラストがより美しく感じられるため、つい写真を撮りたくなることでしょう。
桜並木の手前に並ぶチューリップや菜の花は、田畑の状況によって毎年並べる順番が変わります。毎年異なる景色を見られるのも、あさひ舟川「春の四重奏」の魅力の一つです。
あさひ舟川「春の四重奏」の歴史

あさひ舟川「春の四重奏」の景観は、地元の方々が長い年月をかけて作り上げてきた歴史ある名所です。中心となっているのは、朝日町のチューリップ農家「チュリストやまざき」の山崎久夫さんと修二さん親子。久夫さんは「朝日町の花咲かじいちゃん」として親しまれ、祖父の代から続くこの地の景観を丁寧に守り続けています。
1957年に地域住民の手で植えられた舟川べりの桜並木は、現在では約1,200mにわたり280本ものソメイヨシノが咲き誇ります。かつて30軒あった球根農家も、今では山崎さんの1軒のみとなりましたが、「たくさんの人に出会いたい」という願いを込め、桜に合わせて極早生のチューリップと菜の花を栽培しました。
その結果、春の花々と北アルプスの残雪が共演する「四重奏」のような奇跡の絶景が誕生したのです。この絵画のような景観は、富山県内のみならず、今や全国から多くの観光客が訪れる場所として愛され続けています。
シーズン中の見どころ
あさひ舟川「春の四重奏」は、例年4月上旬〜中旬頃の桜の開花シーズンが見頃です。シーズン中に楽しめるあさひ舟川の見どころを紹介します。
桜並木

堤防の両岸1,200mに広がる舟川べりには、毎年3月下旬~4月上旬に約280本のソメイヨシノが美しく咲き誇ります。春の風物詩であるあさひ舟川の中心といえるほど美しく、一際目を惹く存在です。
舟川の両岸を淡いピンク色に染め上げる満開の桜は、思わず見惚れてしまうほどの絶景。桜の木の下はトンネルのようになっており、整備された歩道を自由に歩けます。桜のトンネルをくぐると、まるで春の世界に入り込んだような気分になれます。
夜にはライトアップや期間限定のかがり火も焚かれ、日中とは一味違う幻想的な夜桜を楽しめるのも魅力です。どこを切り取っても絵になるロケーションは、SNS映えする写真撮影にも最適です。
さらに、満開の時期だけでなく散り際も格別です。風に舞う花びらや、地面を彩る花の絨毯、そして桜の花びらが水面に落ち、川の流れに乗って帯状に広がる光景も儚い美しさがあります。満開の華やかさとは一味違う魅力を感じられることでしょう。
菜の花畑

菜の花は、桜やチューリップとともに春を代表する花の一つで、あさひ舟川「春の四重奏」においても欠かせない存在です。
あさひ舟川では絵画のように美しく鮮やかな、まるで大きな絨毯のように広がる菜の花を眺めることができます。どこを切り取っても絵になるため、一面の菜の花を背景に写真を撮るのもおすすめです。
あさひ舟川「春の四重奏」の景観のために重要な菜の花畑ですが、この菜の花は菜種油を採るために作られています。写真を撮るために畑に入る、花を折るなどの行為はしないようにしましょう。
チューリップ畑

あさひ舟川には、3月下旬から4月下旬にかけて22品種・60万球のチューリップが咲き誇ります。「コンサート」や「スイートハート」、「ピランド」など、品種名のプレートを頼りにお気に入りを探すのも楽しみの一つです。
チューリップは、花を咲かせたままにしておくと球根の養分が吸い取られてしまいます。そのため、美しい景観を保つため、花びらが散る前に機械や手作業で花を摘み取る工程は欠かせません。摘み取った花びらを桜の養分として活用するのも、この絶景を維持する秘訣です。
また、桜や菜の花と開花時期を合わせるため、オランダから極早生品種を取り寄せるなど、農家の方々が長年試行錯誤を重ねて栽培に取り組んでいます。
チューリップは、少しの衝撃でも弱ってしまう可能性があります。観賞の際は、繊細なチューリップを守るため畑やあぜ道には入らず、砂利道からお楽しみください。農薬散布などの作業中は、妨げにならないよう風上へ移動するなどの配慮も大切です。
あさひ舟川はシーズン以外にも見どころが満載
春に花々の満開を迎えるあさひ舟川ですが、シーズン以外にも見どころが満載です。一年中楽しめるあさひ舟川の魅力を紹介します。
田んぼアート

毎年5月下旬になると、地域の親子150名が稲を使って田んぼに巨大な絵を描く「田んぼアート」が行われます。50a(1a=100㎡)の田んぼに7種類ほどの古代米などで描かれるユニークなアートは、2025年で20周年目を迎えました。人気の撮影スポットとしても注目を集めています。
あさひ舟川の田んぼアートは毎年描かれるテーマが異なるのも特徴です。地域とのつながりや富山の文化を意識した作品で、地元の方や観光客から高い評価を受けています。
9月下旬〜10月上旬に収穫したお米は「まるごとアート米」として、「まめなけ市場」や「らくち〜の」などで販売されています。
舟川べり

春には満開の桜並木を楽しめる舟川べりですが、夏の終わりから秋にかけては「ひまわり」や「彼岸花」が咲き誇ります。
9月中旬〜下旬には、1.06haに広がる田畑一面にひまわりが咲きます。鮮やかな黄色のビタミンカラーは、明るく元気な気持ちにしてくれることでしょう。ひまわり畑は、翌年のチューリップ畑の緑肥としても活用されています。
また、ひまわり畑と同時期の9月中旬〜10月上旬には、約600mに渡って舟川べりに彼岸花が咲き誇ります。舟川新町内会や町民有志の方々60名ほどが2016年から3年計画で植え、今でも丁寧に維持管理を続けています。約3万球もの彼岸花の真っ赤な絨毯が、人々を魅了しています。
2026年より駐車場は事前予約が必要!
富山県朝日町が誇る絶景、あさひ舟川の「春の四重奏」を楽しむために、2026年から駐車場の利用ルールが大きく変わります。混雑緩和と安全確保のため、、車での来場には事前のオンライン予約が必須となります。スムーズな観光のために、最新のアクセス情報をチェックしておきましょう。
駐車場の事前予約 https://webket.jp/pc/ticket/index?fc=52872&ac=9000
また、土日は会場周辺への車両進入が制限されます。平日は会場近くの駐車場(P3〜P5)が利用可能ですが、土日は離れた臨時駐車場(P1・P2・P6)に車を停め、そこから無料のシャトルバスで会場入りする形となります。警察の巡回も強化されるため、路上駐車は厳禁です。
あさひ舟川「春の四重奏」で富山の絶景を満喫
あさひ舟川「春の四重奏」は、毎年素敵な春の訪れを感じさせてくれる魅力的なイベントです。可愛らしい花々や北アルプスの壮大な絶景は、小さな子どもからお年寄りまで訪れたすべての人を楽しませてくれるでしょう。
あさひ舟川「春の四重奏」を訪れる際は、当日の天気や開花情報をチェックしてから行くことをおすすめします。朝日町が誇る春の風物詩を体感しに、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
| 住所 | 富山県下新川郡朝日町舟川新 |
| アクセス | 【車】 北陸自動車道「朝日IC」より5分 ※土日は会場周辺への車両の進入を制限 【シャトルバス】 あいの風とやま鉄道泊駅より10分 【あさひまちエクスプレス(要予約)】 北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅より直行18分 |
| 公式サイト | https://www.asahi-tabi.com/sijuusou/ |
| 公式Instagram | https://www.instagram.com/asahi_tabi/ |
| 協力金 | 500円 ※桜並木保護活動への協力金として |
| 問合せ先 | 0765-83-1100(朝日町役場商工観光課) 0765-83-2780(朝日町観光協会) |
| 開催期間 | 2026年4月3日(金)~4月16日(木) |
| 駐車場 | あり ※2026年より事前予約制(オンラインチケット購入) 詳細はこちら ※2026年は3月16日(月)より販売開始 ※駐車整理料として一般車1台1,500円 |