大岩山日石寺で、身も心も引き締まる「滝行体験」

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toiebaナビゲーターの島田理奈です!
今回は、大岩日石寺にある「滝行」を体験しに行ってきました!
大岩日石寺の見どころや滝行体験の楽しみ方を紹介しますよ。

大岩山日石寺 (おおいわさん にっせきじ)とは?

大岩山日石寺 本堂外観

起源は今から1300年前。仏教を広めようと全国を旅していた僧侶「行基」が北陸の地に来た時、不動明王(ふどうみょうおう)の霊気を感じ、石に彫ったのが始まりです。

不動明王は「父のように間違った方向に進みそうになった時に止めてくれるような、厳しく叱ってくれるような仏様」と言われており、そんな不動明王を見たいと人々は大岩山日石寺を訪れます。

手水舎

本堂の中にある不動明王の石仏は「日本最高傑作」と言われており、大岩山日石寺1番の見どころです。
あまりの大きさに圧倒されてしまいます。

本堂内 不動明王の石仏

そんな日本最高傑作の石仏が見られる大岩山日石寺では、修行体験として滝行体験写仏体験八十八ヶ所巡礼を行うことができるんです!今回はその中でも「滝行体験」について紹介します。

駐車場入り口

駐車場 (無料 ※敷地内に3ヶ所有り)

大岩山日石寺の駐車場入り口には目印となる大きな看板があります。
駐車場は全部で3ヶ所あり、1000台以上駐車が可能です。

大岩山日石寺で滝行体験してみた!

六本滝

1300年以上も昔、大岩川では修行の一環として滝行が行われていました。しかし、川での滝行は事故も多くとても危険だったそうです。後に大岩山日石寺が建立され、”目の届くところで修行をして欲しい”という想いで、川から水をひき、明治元年に境内にて滝行が始まりました。

大岩山日石寺のように自然の水で滝行が体験できるお寺は珍しく、 6本もの滝を楽しめるのは日本でここだけなんです。滝行体験に来る方は観光で訪れる方が多く、手軽に滝行を体験できるというところがやはり人気のポイント。また、スポーツの大会前や合宿の最中に訪れ、滝行を体験される方も多いそうです。

滝行は年中体験できますが、夏は特におすすめです。滝行をした後は2時間ほど汗をかかず、「滝行後はお経する際も汗をかかないし、虫も寄ってこず集中してお参りすることができる」と住職の方もお話しされていました。

①体験前の事前準備

事務所 (体験受付所)

滝行体験をする際は電話、またはメールで予約をします。予約申込に締切はなく、当日予約も可能です。予約をせず訪れることも可能ですが、貸出の行衣や草履に限りがあるためご注意ください。

また、雨の日でも体験は行えますが、かなりの悪天候時は落ちてくる滝に土砂が混ざってしまうため、中止になることもあります。

事務所で販売されているバスタオル 3,000円 

予約当日は肌着、タオル、替えの下着をお持ちください。女性は行衣の下に水着を着用される方も多いそうです。

フェイスタオルやバスタオルは事務所で販売もしており、体験の記念に購入するのもいいですね♪
(フェイスタオル500円、バスタオル3,000円)

薩摩祈祷のお札

まず事務所で受付を行います。体験料金には薩摩祈祷のお札代が含まれており、体験受付時に願い事をお札へ記入すると、ご祈祷をしていただけます。

”ずっと健康でいられますように”と願いを込めて私は「身体健康」にしました♪

身体健康を御祈願したお札

受付をした後は行衣と草履をお借りし、更衣室で着替えを済ませます。更衣室にメイク室やドライヤーなどの設備はありませんのでお気をつけください。

貴重品を貴重品ロッカーへ入れたら、いよいよ滝行体験開始です!!

更衣室 外観

更衣室 内観

貴重品ロッカー

②いざ、滝行体験へ!

六本滝の説明書き

人間の六根、目・耳・鼻・舌・身・意を清め、煩悩を洗い落としてくれるという六本滝。 名前の通り6本の滝がありますが、どの滝に打たれても六根全てお清めすることができます。

滝に入る前は草履を脱ぎ、滝に一礼した後、素足で中に入るのですが、少し水の温度に身体を慣らしてから入るのがおすすめです。

滝行体験前

いざ六本滝を近くで見ると迫力満点です!雨の日は川の水量が多くなるので滝の勢いもより一層増します。滝の近くは外の気温を忘れるほど涼しく、マイナスイオンを感じられました。

滝に打たれる様子

滝を頭に当てると水の勢いが強く、体温低下や心臓に負担をかける危険性があるそうです!肩の方から首元に当てるようなイメージで行います。

滝の近くは足元にくぼみなどがあり、水の中を歩くときには注意が必要です。

滝に打たれる様子

実際に滝に打たれてみると…「冷たーーーい!!!」と、思わず声が出てしまうほどの冷たさ!

”何分間滝に打たれなければいけない”などのルールはないので、気持ちよく終われるタイミングで終わるのが、滝行を楽しむためのポイントです!

私は寒さに耐えられず3分ほどで出たのですが、その後はとてもスッキリし、まさしく煩悩を洗い落とされた気分でした!梅雨時期でジメジメしていた身体は、その後もずっとサラサラしていて、これには驚きです!

富山の自然に囲まれながら、視覚的にも体感的にもリフレッシュができ、非日常を味わえる滝行体験。リピーターになる方も多いと聞いていましたが、納得の爽快感でした。また、受付から体験終了までわずか20〜30分と、気軽に体験できるのも魅力の一つです。夏とはまた一味違う、冬の滝行も是非体験してみたくなりました!

体験の後はタオルでしっかり髪を拭くのですが、髪の長い方はヘアゴムを持ってくるのをおすすめします。身体を拭くタオルとは別に、着替えた後に肩にかけておけるタオルがあるとより安心です。

滝行のあとは「大岩そうめん」を堪能!

旅館だんごや 外観

滝行体験が終わり、スッキリした体に是非おすすめしたいのが大岩そうめんです。
今回は「旅館だんごや」で人気の「生そうめん&そうめん 食べ比べセット」を堪能しました!

旅館だんごや 店内

通常の大岩そうめんは乾麺ですが、旅館だんごやではここでしか食べられない打ちたての生そうめんを提供しています。

乾麺よりも水分を多く含んでいたり、小麦粉の種類を変えていたり、3年ほどの年月を費やし生そうめんが完成しました。

メニュー表

生そうめん(右)&そうめん(左)食べ比べセット 税込1,500円

実際に食べ比べをしてみると、大岩そうめんはつるっつるで喉越し最高!生そうめんは麺にもっちもちの歯ごたえがありました!スープの出し汁は同じベースですが、配分を変えたり、使う醤油などを変えており、生そうめんのスープは甘味を感じます!

どちらも美味しくて…是非食べ比べして欲しい一品です。滝行終りのそうめんは身も心も胃袋までも満たされました。

「生そうめん&そうめん 食べ比べセット」はとても人気なメニューなため、開店前から沢山の人が並び、完売してしまう日もあります。

その他にも、春に収穫した山菜を大切に保管し調理している山菜定食も人気が高く、プラス300円で生そうめんに変更することも可能です。

繁忙月の7〜8月の土日祝とお盆(8月9日〜17日)は、食べ比べセットを含む生そうめんの提供をお休みしているそうなので、ご来店の際はお気をつけください!

公式サイトhttps://ryokandangoya.com
公式Instagramhttps://www.instagram.com/ryokandangoya
営業時間11:00〜15:00 (LO14:45)
定休日ランチは4月中旬〜10月中旬は休まず営業
※旅館は年中無休
予約可否ランチ予約可
※予約内容により異なるため要問合せ
問合せ先076-472-2306

滝行体験は思い出作りだけじゃない!

住職の中田弘乘さん

住職の中田さんは、滝行への想いについてこう話されます。

『新しいことを始めようとしている方や、行き詰まっている方の、何か開けるきっかけになったらいいなと思っています。もしかしたら滝行をきっかけに何か道が開けるかもしれないし、どこにきっかけがあるか分からないからこそ、色んな経験をしてほしい。その一つに滝行があってもいいのではないでしょうか』

何かに迷った時、誰かに背中を押して欲しい時、緑あふれる自然に囲まれた大岩山日石寺で、滝行体験をしてみてはいかがですか?

住所富山県中新川郡上市町大岩163
公式サイトhttps://ooiwasan.com
公式Instagramhttps://www.instagram.com/ooiwasan_nissekiji
営業時間拝観時間 9:00〜16:00
滝行体験 9:00〜15:00
定休日年中無休 
※滝行体験は悪天候の場合、中止の可能性あり
駐車場無料
敷地内に3ヶ所あり (1,000台以上)
問合せ先076-472-2301
予約可否
※貸出品に限りがあるため事前予約がおすすめです
体験料金滝行体験 3,000円
決済方法現金、PayPay

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島田 理奈

島田 理奈

【toiebaナビゲーター】富山でタレント活動をしている理奈です!

生まれ育った大好きな富山の良いところをたくさん発信していきます! 好きなことは、ダンス・サウナ・バスケ観戦など結構多趣味で、晴れた日は絶対に外に出たい性格です!

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