ペップクァメとは
富山県射水市三ケにある「ペップクァメ」。小杉駅の南側に位置し、すぐ近くにはアルプラザ小杉があります。大通りからもお店と看板が見え、アクセスしやすい場所ですね。
同じ建物には中華料理屋やベトナム食品のスーパーがあるほか、向かいの建物にはカレー屋や学習塾が入っていたりと人が行き交う一角にあります。
Bếp Của Mẹとは日本語で「お母さんの食堂」という意味だそうです。
2024年11月にオープンしましたが、以前も別の方がベトナム料理店を営業していたとのことです。
お店のすぐ横に駐車場があります。他のお店と共同の駐車場で1〜3番の場所が「ペップクァメ」の駐車場です。
入店するのに「少し勇気がいる」雰囲気のお店ですが、ひとたびドアを開けると・・・
そこは本場ベトナムのローカルレストランのような異国感を愛犬と楽しめる空間が広がっています!
「ペップクァメ」はペットも入店が可能なので、愛犬ルイと一緒に入口からお邪魔します!嬉しいですね。
マナーパンツ等の着用は必要ないとのことですが、心配な方は着用させるか、事前に排泄を済ませて入店することをオススメします。
ブルブルと身体を震わせた時に抜け毛が舞うので、対策の洋服も着用してみました!
「ペップクァメ」のおすすめメニュー
なかなか馴染みのない料理がたくさん並ぶ「ペップクァメ」のメニュー!
すべて日本語表記がついているので安心して料理を選ぶことができます。
味の想像がつかないものもあるので店長のアンさんにおすすめを聞いて食べてみました!
おすすめ①ベトナム料理の代表格!「フォー」
牛骨からダシを取ったスープに麺を入れて、薄くスライスした牛肉や牛肉団子、玉ねぎ、ネギが入っています。牛肉はテールのスライス。軟骨のプリっと感も楽しめます。
私は初めて牛肉団子を食べましたが、現地では「フォーボー・ビエン」といって牛肉団子がメインのフォーがあるそうです。歯切れがよく、「鶏つみれ」のような食感でした!
そして別皿にレモンと野菜が盛られて提供されます。初めて見たときは「セットのサラダかな?」と思っちゃいましたが、これがトッピングとのこと!
まずはそのままのスープを楽しみ、そのあとレモンを絞ってスープの変化を楽しみます。
さらに野菜は少しずつスープに浸して食べれば、シャキシャキとした食感を最後まで楽しむことができるのです。これは嬉しい気配りの別盛ですね。
そしてベトナム料理といえば、パクチーの独特な風味がつきものですが、なんとこちらのフォーはパクチー無し!
アンさん曰く「日本人はパクチー苦手だからね」とのこと。独特な風味やクセがないので誰にでも食べやすく、思いやりに溢れた味付けでした。
ちなみに、パクチー好きな皆さんへ朗報です。パクチーはお願いすれば無料で追加ができます!好きな方はぜひ追加しましょう!
おすすめ②カリカリ食感がたまらない!「揚げ春巻き」
アンさんのおすすめ2品目は揚げ春巻き。外側の皮が想像以上にカリカリでたまりません!
中には豚ミンチ、もやし、ニンジン、しいたけなどが味付けされてたっぷり詰まっています。
具にしっかり味付けがしてあるので、タレなしで美味しくいただけましたよ!
ここで、気になってたテーブルサイドのラー油が目に止まりました。
ちょっとだけ試してみましたが辛さはしっかり!そして旨味とコクも感じます!
レモングラスやエビが入ったベトナムのラー油「サテトム」にも近い調味料でした。
「ペップクァメ」の揚げ春巻きは食べやすい一口サイズでお酒のおつまみにも最高!パクパク箸が進みます!
おすすめ③土日限定!ベトナム風お好み焼き「バインセオ」
こちらは土日限定のメニューです!「バインセオ」というベトナム風のお好み焼き。
野菜と一緒にライスペーパーで巻いて、甘辛いタレに付けていただきます。
一見、手巻きの生春巻きのようにも見えますが、生地とお肉が入ることでボリューム感と食べ応えがあります。
さらに、パイナップルやグリーンマンゴーも巻くことができます!フルーツの爽やかな風味が楽しめ、軽くお腹を満たすのには丁度いい料理でした。
ちなみにこの「バインセオ」、ベトナムのホーチミン市内で主に朝食として食べられていると隣の席のベトナムの方が教えてくれましたよ!
ベトナム雑貨であふれる店内の装飾にも注目
「ペップクァメ」の店内で流れている音楽や、店内で飛び交うベトナム語の会話を聞いていると、つい富山にいることを忘れてしまいそうになります。
そして料理を待つ間も楽しませてくれるのは店内にある珍しい装飾品の数々です。
壁に掛けられて飾られていたのはノンラー。ベトナムの麦わら帽子のようなものです。
丈夫な作りで日よけや雨よけとして使われたり、最近はお土産や飾りとしてベトナムで売られたりしているそうです。
大人用と子供用があったので試しに被らせてもらいました。
ノンラーを被って記念撮影をすれば、観光気分♪
ノンラーと一緒に飾られていた顔の飾りもベトナム関連かと思い訪ねてみると、店内にいたベトナム人のお客さんたちも「?」の反応。
これはお店のオリジナルの飾り付けのようですね。
天井に吊り下げられたランプシェードもノンラーの形のものや、自然素材のものを使っています。
また伝統的なベトナムランタンも飾られており、いろんなデザインや色を楽しむことができますよ!
ここでずっと気になっていた店内にあるステージについて伺ってみました。
華やかな飾り付けをされた写真ブースのようなこちらのステージ。こちらは「テト」と呼ばれるベトナムのお正月の飾りなんだそうです。
最近はテトのシーズンに、アオザイを着た女性がカフェなどで撮影した写真をSNSに掲載するのが流行っており、それに合わせてベトナムの街中も写真映えするような装飾をしているところが増えたそうです。
「ペップクァメ」の店内ステージも写真撮影ができるとのことでした。ルイちゃんも記念に撮影してみましたよ!
華やかな装飾とルイの哀愁漂う表情をお楽しみください。
犬が人間のように暮らすベトナムと同じ環境の店内
近年ベトナムでもペットの飼育頭数が増えており、ペットとしては圧倒的に猫よりも犬が人気なんだとか。
また、現地ではリードがついていない状態で犬が放し飼いされていることが多く、店前や店内で犬が自由に歩き回っている・・・なんてことが多くあるようです。
なのでお店の中に犬がいても平気な方がベトナム人には多いみたいですね。
この日は10人以上のお客さんが店内で食事を楽しんでいましたが、皆さんルイに優しく接してくれました。
もちろん、ここは富山なのでノーリードというわけにはいきませんが、犬が人間と同じように暮らすベトナムに近い環境の店内だからこそ、気兼ねなく愛犬を連れて来ることができますね。
店長のアンさん
流暢な日本語でいろんなことを教えてくれた「ペップクァメ」の店長アンさんは日本に来て5年の25歳。富山には1年前から住んでいます。
「ペップクァメ」の店長になる前は千葉県のベトナム料理屋で働いていたそうです。
休日のランチの時間も、ほぼワンオペでこなすアンさん凄すぎます…!!
犬好きなスタッフやお客さんと出会えるドッグフレンドリーなベトナム料理店「ペップクァメ」
富山に居ながら、愛犬とベトナム観光に来たような雰囲気を楽しめちゃいます。
スタッフやお客さんとの会話や、料理を通して気軽に異文化交流を楽しんでみてはいかがでしょうか?
店名 | Bếp Của Mẹ「ペップクァメ」 |
住所 | 富山県射水市三ケ2572-4山崎ビル1階 |
公式Facebook | https://www.facebook.com/p/100063463943969/ |
営業時間 | 11::00~22:00 |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | 3台 |
問合せ先 | 070-1317-8341 |
予約可否 | 可 |
決済方法 | 現金のみ |
席数 | 40席 |