富山といえば、の代表的な海産物の一つ「ほたるいか」は富山湾の神秘とも呼ばれ、富山の春の風物詩として刺身や天ぷらなど様々な料理で嗜まれています。
春だけではなく年間を通じて干物や沖漬けとしても味わえ、富山県民にも身近な存在のほたるいか。
そんなほたるいかをはじめ富山の海の幸を扱う老舗、川村水産のおすすめ商品を紹介します。
ほたるいかとは

ほたるいかは深海200メートルから600メートルに住むイカの一種で、その生態上、毎年春にのみ収穫できることから「晩春」を意味する俳句の季語にもなっている春の味覚の一つでもあります。
日本では主に兵庫県や富山県で水揚げされ、「富山といえばほたるいか」と胸を張る富山県民も多く、富山を語るうえでは欠かせない食材です。
川村水産 おすすめ商品を紹介
富山県民のソウルフードでもある、ほたるいかの加工食品を扱う老舗「川村水産」がおすすめするほたるいか商品を紹介します。
ほたるいか沖漬 樽仕込み(しょうゆ味)
川村水産の定番商品が「ほたるいか沖漬 樽仕込み」です。

ほたるいかの沖漬け 樽仕込みは醤油の香ばしさと濃厚なほたるいかのうまみが調和して、食べた瞬間から日本酒が恋しくなります。
内容量もたっぷり210グラムで、しかもほたるいかの目玉は全て手作業で取られているため、ほたるいか独特の目玉の食感がなく形も綺麗なままぷりぷりで食べやすく作られています。

プレミアムほたるいか沖漬け
川村水産がおすすめするのは「プレミアムほたるいか沖漬け」

プレミアムほたるいかは富山湾で獲られたほたるいかのみを使用し、さらに有機栽培の富山産のしょうゆをブレンドした沖漬けで、オール富山産の商品。
風味豊かでまろやかな味わいがあり、プチ贅沢なお土産や贈り物としてとても喜ばれます。
そして、このプレミアムほたるいか沖漬けは2017年に品質等が優れた農林水産物へ贈られる「農林水産大臣賞」を受賞するなど、川村水産の技術が詰まった代表的な商品のひとつとも言えます。

食べてみると不思議と違いがわかるのでぜひ食べ比べてみてください。
プレミアムいかの黒作り
川村水産でもう1つ人気なのが「プレミアムいかの黒作り」です。

富山の郷土料理でもあるいかの黒作り。
川村水産のいかの黒作りはイカの肝とイカスミによって熟成された旨味があり、黒作りだけでも美味しいのですが、白米や日本酒にもとてもよく合います。ただ、食べた後は歯が真っ黒になるので大切な人と会う前は食べ過ぎに注意が必要です。
いかの黒作りが一番手間がかかっている、と話すのは代表の川村雅江さん。富山のイカを使っている川村水産の黒作りは、イカをさばくところからスタッフ総出で手作業しているそう。その技術や商品のクオリティの高さからジャパン・フード・セレクションのグランプリなど数々の賞を受賞しているのも納得です。
ちなみに、川村さんによるといかの黒造りをごはんに乗せてさらにバターを乗せるのもおすすめだそうです。それは絶対うまいやつですね。
ほたるいか天日干し
小腹が空いた時やおでかけにおすすめなのが「ほたるいか天日干し」です。

ほたるいかの天日干しは釜揚げしたほたるいかをそのまま天日干しにした珍味。
川村水産ではほたるいかの珍味として素干しや燻製など様々な種類があるなかで、この天日干しが一番人気だそう。

食べてみるとほたるいかの食感がほのかに残りやわらかく、うまみがぎゅっと凝縮されていて噛めば噛むほどほたるいかを感じることができます。
重さもなく、サイズ感も手頃なので持ち歩きやお土産にも最適です。

燻製もおすすめだそうなので次回必ず買います。
川村水産とは

昭和初期に創業し、ほたるいかの桜煮(ゆでほたるいか)の製造販売で始まった川村水産。
当時はほたるいかの季節でもある春のみ稼働していたスタッフに通年活躍してもらいたいと、沖漬け商品の開発に着手し1988年にほたるいかの沖漬けの販売を開始。今や県内でも有数の水産加工販売店です。
2023年12月に店舗をリニューアル
元々は事務所の駐車場だった場所を「お客さんにもっとゆっくり過ごせる場所を提供したかった」という思いから店舗を改装。

開放的な店内ではゆったりと商品を選ぶことができます。

丁寧に陳列された商品は選ぶ楽しさを刺激してくれます。


ほたるいかが群遊する富山湾沿い滑川にある川村水産は立地も良く2階からは海を望むことができ、日本海の恵みを目でも楽しめます。

店内は階段とエレベーターも完備しているので老若男女安心です。


また食べたくなる味、川村水産
うちの商品は決して安くはありません、と笑顔で話す代表の川村雅江さん。
「ほたるいかの目玉を一つ一つ外したり、イカを全て手作業でさばいたりというのも、お客さんにとって記憶に残る味、また食べたくなる味を提供するためです」と時折真剣な表情を見せます。
商品の素材や品質、パッケージ、お店作りに至るまで妥協を許さない姿勢は多くのお客さんの心と舌をつかみ、今は全国からお店にお客さんが買いに訪れるそうです。

取材時、常に楽しそうに受け答えをしてくれた川村さん。
とにかくお客さんに喜んでもらいたいという気持ちが溢れていて、ほっこりした気持ちにさせてくれる川村水産のみなさん。商品ももちろんですが、川村さんやスタッフのファンもきっと多いはず。
みなさんも次のおかずやお土産選びは川村水産でおすすめを聞いてみてはいかがでしょうか。

店名 | 株式会社川村水産 |
住所 | 富山県滑川市三穂町1666 |
公式サイト | https://www.kawamurasuisan.jp/ |
公式Instagram | https://www.instagram.com/kawamurasuisan_88/ |
営業時間 | 9:00~16:00 |
電話番号 | 076-475-7058 |
定休日 | 水曜日・日曜日 |
駐車場 | あり(10台) |
決済方法 | 現金・クレジット・Paypayなど |