犬が吠える6大原因には、警戒、要求、興奮、ストレス、不安、遠吠えがあります。本記事では、原因にあった効果的なしつけ方や、富山にあるおすすめのしつけ教室について詳しく紹介しています。犬の無駄吠えに困っている方や、富山で犬を飼っている方、富山のしつけ教室に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。
犬はなぜ吠える?
犬は本来、吠える能力を備えて生まれた生き物であるため、「吠える」という行為は当たり前のことです。実際に、犬は古くから人間と生活していく中で、猟犬や番犬として活躍してきました。
牧場では羊の群れを統制し、不審者や危険を察知した際には教えてくれるなど、昔から今に至るまで犬が吠えるという行動は、人間の暮らしを豊かなものにしてくれています。
しかし、犬の無駄吠えに頭を抱えている飼い主は少なくありません。状況や時間帯を気にせずに吠えてしまうと、ご近所トラブルになる恐れもあります。
ただ、人間にとっては意味のない無駄吠えだとしても、犬にとって吠える行為には必ず何かしらの理由があります。ひとえに「うるさい!」と叱るのではなく、なぜ吠えているのかを理解すると、お互いより気持ちよく暮らせるでしょう。
吠えやすい犬種
日本で飼われている約6割の犬種は、牧畜犬や狩猟犬として吠えることをしつけられてきた犬種といわれています。中でも、大きく4つのタイプに分けられます。
・愛玩犬
パピヨン、ポメラニアン、チワワ、ヨークシャーテリアなど、よく家庭で飼われている小型犬のほとんどが挙げられます。
小型犬は昔、ヨーロッパの上流階級の女性たちの間で流行し、不審人物などを察知して危険を知らせる「ベル・ドッグ」としても活躍していました。そのため、些細な物音や人間の足音などを敏感に察知して吠える能力が高く身についています。ヨークシャーテリアは昔ネズミを捕るために使われていたことから、動くものに対して敏感に反応し、吠えやすい性質を持っています。
小型犬種のほとんどがよく吠える愛玩犬である一方、フレンチ・ブルドッグ、シーズー、ペキニーズ、パグなどはあまり吠えない小型犬種として知られています。
・牧畜犬
牧畜犬として有名なのが、ボーダー・コリーやシェットランド・シープドッグ、ウェルシュ・コーギーです。
これらの犬種は、牧場で牛や羊の群れを動かしてまとめる牧畜犬として活躍していました。自分たちよりも大きい動物を統制するために、全体に目を配りながら走り回り、時には大きな声で吠えながら役割を果たします。このことから、牧畜犬は嬉しい時や威嚇する時など吠えやすい傾向にあります。
・狩猟犬
ビーグルやダックスフンド、ジャック・ラッセル・テリア、ヨークシャー・テリアなどが該当します。
野うさぎを追い詰めるビーグルや、巣穴に住んでいるアナグマを捕まえるために誕生したダックスフンドは、自分の声が遠くまで届くよう、ボリュームが大きくよく響く声が備わっています。
・日本犬
昔から番犬として使われていた柴犬、秋田県などの日本犬も、吠えやすい犬種です。
警戒心があり、些細な変化に反応する性質を持っています。西洋の犬に比べて吠えることをコントロールしやすい一方、子犬の頃にさまざまな環境に慣れさせておかないと他人に対して吠えやすい性格になる傾向があります。
犬が吠える原因と効果的なしつけ方
犬が吠える原因には、大きく分けて6つの理由があります。頭ごなしに叱るのではなく、原因に合ったしつけをすることで、吠える行動を減らすきっかけにもなります。ここからは、犬が吠える主な原因と、効果的なしつけ方について紹介します。
警戒している
犬が警戒して吠えるのは、自分や飼い主、縄張りを守ろうとするためです。インターホンが鳴ったときや、散歩中に見知らぬ人とすれ違うときなどに吠えるのが、警戒吠えにあたります。
インターホンの音に対して吠えているときは、見知らぬ人が家に来ることが危険であると認識しています。この場合、徐々にインターホンの音に慣れさせることが必要です。吠えなくなるまで無視し、吠えなくなったらおすわりをさせてクールダウンさせます。完全に静かになったら、褒めてあげましょう。家族や友人に協力してもらい、実際に訪問者が来る練習をするのもおすすめです。
散歩中に吠える場合は、人とすれ違うまでおすわりやおやつで気を逸らし、いい子にしていたら同じく褒めてあげるのがポイントです。
要求している
犬が要求するときに吠えるのは、自分の欲求を満たしたいという自己主張の一種です。おやつや散歩などを求める際、吠えることで飼い主の注意を引き、欲しいものを手に入れられると学習している場合が多いです。
この行動を減らすには、まずは吠えに反応しないことが重要です。犬が吠えても要求を満たさず、静かに待てたときは褒めてあげましょう。また、犬がストレスを抱えすぎないよう日常的な運動や一緒に遊ぶことも効果的です。
不安を感じている
犬は、飼い主が遠くに離れる、家に誰もいなくなるなど、不安を感じたときに吠える場合もあります。孤独感や不安を感じた際に吠えることで、飼い主を呼び寄せようとアピールしているのです。
この場合は、飼い主がいなくても安心できるような環境を整えることが重要です。まずは家の中で少しの間、犬と別の部屋で過ごす時間を作りましょう。いい子にしていたら褒め、別に過ごす時間を徐々に長くしていきます。もしも飼い主が留守にする際は、犬が気に入っているベッドやおもちゃを用意してリラックスできる空間を作りましょう。帰宅後は過剰に構わず、落ち着いた対応を心がけるのがポイントです。
飼い主の留守中に、強い不安感から物を破壊するなどの場合は「分離不安症」という障害の可能性もあります。気になる方は、動物病院に受診することをおすすめします。
興奮、歓喜
犬は、飼い主の帰宅や遊びへの期待、散歩の準備など、興奮する気持ちを抑えきれずに吠えることがあります。このとき、興奮している犬と一緒に喜ぶ、なでるといった行為は犬の無駄吠えを助長させてしまいます。
吠えを減らすには、犬が喜んでいる間は何もせず、落ち着くのを待つことが重要です。吠えている間はかまわないようにして、静かになったら褒めてあげましょう。
ストレスを感じている
犬は、不快な状況や環境に置かれるとストレス発散のために吠えることがあります。よくある例としては、運動不足や引っ越しによるものです。ストレスからきている無駄吠えを減らすには、まず原因を特定してストレスの元を取り除くことが重要です。
運動不足の場合は、お散歩や遊びの時間を増やしてエネルギーを発散させましょう。小型犬は1日1回、大型犬は1日2回のお散歩を1回あたり30分〜1時間程度かけてするのが望ましいといわれています。
遠吠え
遠吠えとは、本能的な習性により、遠くの犬や音に反応して吠えることです。仲間とのコミュニケーションや、自己主張の一環といわれています。
犬の遠吠えは、サイレンの高音に反応している、孤独や不安を感じているなどさまざまな原因があります。犬が遠吠えしたときは過剰に反応せず、落ち着いているときに褒めてご褒美を与えましょう。おもちゃなどで気をそらすのも効果的です。
富山にはたくさんのしつけ教室がある!
富山で犬を飼っている方の中でも、飼い犬が吠えているけれど要因がわからない、要因はわかったけれどしつけが思うようにできない、といった悩みを抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
富山には、飼い主と愛犬に合った方法で解決してくれるしつけ教室がたくさんあります。以下の記事では、富山にあるおすすめのしつけ教室を厳選してまとめています。
富山在住で、しつけのプロにすべてお任せしたい方や、自分でしつけるための方法を知りたい方など、目的に合ったしつけ教室を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
愛犬の吠えには効果的なしつけをしよう
今回は、犬が吠える原因と効果的なしつけ方、富山にあるおすすめのしつけ教室について紹介しました。
犬の吠えには、要求や警戒、ストレスなどの明確な理由があります。犬が吠えたときはただ叱るのではなく、理由にあった効果的なしつけをすることが重要です。
自分でしつけるのが難しい場合や、質問したいことがある場合はプロに頼るのも効果的です。富山のしつけ教室は魅力的な場所が多く、飼い主と犬のペースに合わせて講習してくれます。
犬と飼い主が気持ちよく生活していけるように、効果的なしつけ方で、吠える行動をなおしていきましょう。