富山市長江にある福順小食堂は中華の家庭料理が食べられる食堂です。
1プレート盛り放題(1回限り)1,000円(税込)のシステムが特徴で、このルールを良く知る常連さんは、プレートを山盛りにして満腹になって帰ります!常時10種類ある惣菜はどれも店長の手作りです。
福順小食堂とは?

富山地方鉄道、不二越駅から天正寺交差点に向かう途中に、民家を改装した中華料理店がある。
店の正面が大通側に向いていないため、初めての人はうっかり通り過ぎてしまいそうになるが、ここが知る人ぞ知る満腹スポット。ボリューム満点の中華料理をたっぷり味わえるお店「福順小食堂」だ。

福順小食堂は、お店のシステムが特徴的。お店に入るとまずプレートをとり、そこにお惣菜やご飯を盛り付けていく。ただし盛り付けるの1回のみで料金は一律1,000円。つまり一回限り「盛り放題」のお店なのだ。
常時10種類の惣菜をあなたはどう盛り付ける?



お惣菜は主に中華系の10種類。一般的なバイキングとは違い1回きりという条件なので、プレートにのせる前に「どの惣菜をどれだけ食べるか」を考えなくてはいけない。「とりあえず」が効かないのだ。
考えて盛り付けした後に店長に言われたのは「がんばればもっと盛れる」だった。

食べられる量だけ盛り付けるのが基本だが、もしたくさん食べられるなら、限られたスペースでいかに高く盛り付けられるかが勝負となる。
常連さんの盛り付け例を見せてもらうと、さすがとしか言いようがない。完璧にルールを熟知している。見栄えは一旦度外視して、プレートにどれだけ高く盛れるかに徹している。


提供:福順小食堂

これらの料理はすべて店長の姜可華(ジャン カカ)さんの手料理。お惣菜は日替わりだがお客さんからのリクエストが最も多いのが「酢豚」だ。
スーパーの惣菜コーナーに並ぶ高価な酢豚を見て、自分ならもっと低価格でしかもおいしいものを提供できると思ったという。

カリッと揚げた豚肉に、とろりと絡む特製タレ。シャキッと歯ごたえを残したピーマンや玉ねぎと合わさってごはんがすすむ、まさに“家庭の中華”だ。

ナスの炒め物も可華さんの自信作。胡麻とニンニク、豆板醤が入った甘辛な一品。ナスは大き目にカットしてあり食感も楽しめる。

可華さんの料理へのこだわりは、1日1品は本格中華を提供すること。可華さんの故郷の味を知ってほしいからだ。
この日の本格メニュー「豆腐皮」は日本で食べられる湯葉の中華版。豆腐を薄いシート状に伸ばした大豆料理で、日本の湯葉よりも厚みがあり、食感がしっかりしているのが特徴。
トウガラシなどで甘辛く調理されたこの品は、おかずとしてだけでなくビールのつまみにもピッタリとのこと。
古民家を改装した店舗の「落ち着き感」は実家級!

店舗は古民家をほぼそのまま利用したもので、押入れの段を利用したドリンクコーナーになっていたり、欄間がそのままつけられている。
この民家の面影を残した内観からは「気取らずに食事をしよう」というお店の姿勢が感じられる。
店長の可華さんの中華家庭料理で心身ともに満たされよう!

可華さんが日本に移り住んで約20年。料理をつくる原動力を聞くと「いつも食べに来てくれる人への感謝の気持ち」とこたえてくれた。さあ、福順小食堂にいって可華さんの手料理で心とお腹を満たしてもらおうではないか!
| 店名 | 福順小食堂 |
| 住所 | 富山市長江3-7-6 |
| 公式サイト | なし |
| 公式Instagram | なし |
| 営業時間 | 11:00~14:30 |
| 定休日 | 日曜、祝日 |
| 駐車場 | 10台 |
| 問合せ先 | 076-400-9012 |
| 予約可否 | 可 |
| 決済方法 | 現金のみ |
| 座席数 | 25席 |