焼鳥居酒屋 ひびきやキッチン2・3で食べられるこのラーメンには、焼き鳥が1本そのまま入っている。このビジュアルのシュールさ、実に見事ではないか!鶏が串から外されて具材として入っていたら、ここまでの感動はないだろう。また串が2本3本入っていてもダメで、1本だけ間違えて入ってしまったかのような、ちょっとした違和感が最高なのだ。
ひびきやキッチン2・3とは
富山市のまちなか中央通り、アーケードの東寄りにある「ひびきやキッチン2・3」。店の歴史は古く、精肉店としての開業からもうすぐ100年を迎える。現在は焼き鳥のテイクアウトも食事もできる焼き鳥居酒屋として営業している。
ひびきやキッチン2・3の個性派ラーメン
この店の名物メニューが焼き鳥が一本そのまま入った「とりラーメン」。最高のビジュアルをしているこのラーメンの特徴は見た目だけではない。
スープはもちろん鶏ガラベースで、具材として「下味のついたゆで鶏」と「甘みのあるつくね」が入っている。ここまで鶏で統一されたら「とりフルコースラーメン」と言ってもいいのではないだろうか。
このラーメンはもともと夜の居酒屋メニューで出されていた「とり鍋」のシメのラーメン。「ラーメンだけで食べたい」との声が多くあがりソロでメニュー化された商品だ。スープからは鶏ガラのさらっとした味わいに加えて深いコクが感じられ、麺との相性も抜群。スープの熱さが許せば一気に食べ切りたい衝動にかられる。
やはり「とり鍋」から生まれたメニューだからか、ラーメンでありながら麺よりもスープが主役に感じる。もしメニューにこのだしを使った雑炊があったならば、そちらも人気が出るに違いない。
スープに串が入ることで、焼き鳥からスープに香ばしさが移り、また焼き鳥にはスープのだしがしみ込む。相乗効果で互いに恩恵を受けあう間柄だ。
ヒビキヤキッチン2・3に2024年の秋に新しいラーメン「グラタンラーメン 」が登場した。ラーメンのスープにホワイトソースとチーズをたっぷり浮かべてバーナーで焼いたもの。
多ジャンルとコラボするグラタン商品はたくさんあるが、汁物のスープに浮かすのはどうなのか?との疑問はすぐに杞憂におわる。食べるとわかる、鶏ガラスープとグラタンは合うのだ。例えるならグラタンのスープパスタに似たおいしさだ。チーズ派とラーメン派が互いの良さを認めて仲良くなれた見事なマッチングだ。
ひびきやキッチン2・3店内の様子
ヒビキヤキッチン2・3の店舗には昭和の時代を彩ったアイドルのポスターや、懐かしのおもちゃが展示されている。シックなテーブル席の店内レイアウトも相まってタイムスリップしたような気分になれる。流れているBGMは常にビートルズで、この世界観はすべてオーナーの趣味とのこと。昭和に青春を過ごした世代には懐かしさが感じられ、昭和を知らない世代にとっては、このレトロ感がとても新鮮に感じる。
ひびきやキッチン2・3で昭和にタイムスリップ
昼のみができるお店なので、休日の昼下がりノスタルジックな店内でアルコールと焼き鳥をいただき、心地よく酔ったところでとりラーメンでしめたい。ああ、なんて贅沢な時の過ごし方なんだろうか!
店名 | ひびきやキッチン2・3 |
住所 | 富山市中央通り2-3-18 |
公式ホームページ | http://www.hibikiya.jp/ |
営業時間 | 11:30~14:30 17:00~23:00 土日祝は通し営業 |
定休日 | 第2火曜・水曜 |
駐車場 | 3台(店舗裏) |
問合せ先 予約方法 | 076-421-4423 電話にて予約可 |
予算目安 | 昼 700円~ 夜 2000円~ |
決済方法 | 現金のみ |
席数 | 20席 |
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