落差日本一「称名滝」を見に行こう!特徴や見どころを紹介

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称名滝(しょうみょうだき)とは?

©(公社)とやま観光推進機構

「称名滝」は、日本一の落差を誇る富山県屈指の秘境スポットです。立山連峰・雄山から流れ出る称名川がつくり出すこの滝は、なんと落差約350メートルもあります。4段にわたって豪快に流れ落ちるその姿は、まさに自然が描く壮大なアートといえるでしょう。

称名滝が位置する「称名廊下」は、V字型に浸食されたダイナミックな地形で、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。古くから立山信仰と深く関わり、神聖な雰囲気が漂っているところも魅力の一つです。

称名滝の見どころ

富山が誇る称名滝には、多くの見どころがあります。中でも主な見どころを5つ紹介します。

落差日本一の大迫力

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称名滝最大の魅力は、日本一を誇る落差350メートルの滝です。4段構造で流れ落ちる水が岩肌を打ち、轟音とともに舞い上がる水しぶきは、まさに大自然の迫力そのものです。その壮大な光景は、訪れる人すべてを圧倒するでしょう。

国の名勝および天然記念物に指定されているほか、「日本の滝百選」「日本の音風景100選」にも選ばれており、美しさと音のインパクト両方で高く評価されています。間近で感じる壮大なスケール感は、一生に一度は体験したい絶景といえます。

見られたらラッキー「ハンノキ滝」

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「ハンノキ滝」とは、称名滝のすぐ隣に期間限定で現れる滝で、別名「幻の滝」とも呼ばれています。雪解けの季節や大雨の後にだけ姿を現すハンノキ滝は、称名滝と並んで落ちる迫力満点の光景を見せてくれます。

落差は称名滝を超える約500メートルとも言われ、日本一の高さを誇ることもあるのだそう。ダイナミックな滝の流れと、V字状に並んで落ちる2本の滝の景観は非常に珍しく、まさに自然が生み出す奇跡の一瞬といえるでしょう。運が良ければ見られる特別な景色を、ぜひ体感してみてください。

断崖絶壁の景観「悪城の壁」

称名滝へ向かう途中で出会える「悪城の壁」

称名滝へ向かう途中で出会える「悪城の壁」は、まるで天然の城壁のようにそびえる大迫力の断崖絶壁です。高さ約500メートル、長さはなんと約2キロにもわたって続いています。日本一の一枚岩ともいわれるスケールの大きさは、見る者を圧倒する大迫力です。

少し不気味な名前とは裏腹に、秋になると紅葉が色づき、思わず写真に収めたくなるような絶景が広がります。専用の展望スポットからはその雄大な姿をゆっくりと楽しめるため、立ち寄りスポットとしてもおすすめです。

称名滝展望台からの絶景

秋の称名滝展望台からの眺め。渓谷一帯が赤や黄色の紅葉に染まり、滝の白い流れと紅葉のコントラストが鮮やかに映えている写真

称名滝展望台からの眺めは、四季折々の美しさを堪能できる絶景スポットです。とくに秋になると、渓谷一帯が赤や黄色の紅葉に染まり、滝の白い流れと紅葉のコントラストが鮮やかに映えます。

称名滝展望台へ向かう遊歩道でも、色づいた木々や称名川沿いの風景が楽しめるため、秋の訪れを感じられるでしょう。秋以外にも、春や夏にはみずみずしい新緑に包まれ、滝の水しぶきが心地よい涼しさを届けてくれます。

無料休憩所「レストハウス称名」

称名滝を訪れる際に立ち寄りたいのが、駐車場すぐそばにある「レストハウス称名」です。食事やお土産を楽しめる施設で、地元の味が楽しめる食堂のほか、ソフトクリームやかき氷などの甘味も揃っています。

滝見台までは片道約30分の道のりがあるため、歩く前や帰りにひと息つく際にぴったりのスポットといえるでしょう。また、無料で借りられる「愛の杖」も用意されているため、足元が不安な方でも安心して散策を楽しめます。

称名滝までのアクセスと所要時間

称名滝には、「車」または「称名滝探勝バス」のいずれかでアクセスできます。

【車の場合】
車で行く場合は、カーナビやGoogleマップを活用しながら駐車場を目指しましょう。現地には無料駐車場が複数ありますが、称名滝に近い場所から順に埋まっていくため、混雑時には少し離れた駐車場を利用することになります。

【公共交通機関の場合】
公共交通で訪れる場合は、立山駅から発着する「称名滝探勝バス」を利用します。1時間に約1本の運行のため、待ち時間が発生することもあるでしょう。時間に余裕を持って、ゆったりと観光したい方は、レンタカーや自家用車での訪問がおすすめです。

駐車場から称名滝のある滝見台までは、ゆるやかな上り坂を歩いて約30分です。普段あまり歩かない方には少し負担に感じるかもしれませんが、道中にはさまざまな見どころが点在しているため、自然を楽しみながらのんびりと進めるでしょう。

滝見台に到着するまでの間にも、滝の魅力を紹介する「称名滝展示館」や「レストハウス称名」、湧き水が楽しめるスポットなどがあります。滝見台まで、休憩をはさみながら無理なく進むと、より自然を堪能できるでしょう。

称名滝まではたくさん歩くため、履き慣れた歩きやすい靴で行くことをおすすめします。また、滝の下は晴れていても、水しぶきがかかる可能性があります。レインコートを持参すると安心です。

富山県屈指の秘境スポット「称名滝」を見に行こう

富山県が誇る秘境「称名滝」は、落差日本一の迫力ある滝と、四季折々の自然が織りなす絶景が魅力のスポットです。展望台からの眺めや道中の見どころも豊富で、散策そのものが楽しみのひとつといえるでしょう。

富山の大自然を体感できる称名滝で、特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

住所富山県中新川郡立山町芦峅寺
アクセス【車】
北陸自動車道「立山IC」より約50分後、徒歩約30分
【バス】
富山地方鉄道立山駅「称名滝探勝バス称名滝行き」約15分後、下車徒歩約30分
※称名滝探勝バス通行期間:4月下旬~11月中旬
立山観光案内所(立山駅)よりE-BIKE(電動アシスト付きマウンテンバイク)・電動キックボードレンタルあり
公式サイトhttps://www.town.tateyama.toyama.jp/kankojoho/index.html(富山市立山町公式サイト)
公式Instagramなし
営業時間通行可能期間(積雪状況による)
・称名道路 桂台~称名平駐車場~(歩行者専用)~飛龍橋:例年5月上旬頃~11月下旬頃
・飛龍橋~滝見台園地:例年5月上旬頃~11月中旬頃
【ゲートの開門時間】
4~6月、9~11月:7:00~18:00
7~8月:6:00~19:00
※夜間、荒天時通行止め
※冬期通行止め期間あり称名道路の通行時間桂台地点にゲートを設け、以下の通行制限(通行止)を実施
・通行規制:連続雨量70mm、時間雨量30mm/h、風速30m
通行制限の詳細については、富山県富山土木センター立山土木事務所の公式サイトをご確認ください。
休業日冬季閉鎖
料金無料
問合せ先076-462-9971(立山町商工観光課)
駐車場247台(無料)
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トイエバ編集部

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