富山市に本社を置く株式会社リッチェルは、創業以来60年以上にわたり、独自の技術とデザイン力で家庭用品からペット用品、ベビー用品に至るまで幅広いプラスチック製品を企画から販売までを一貫して手がける富山を代表する企業のひとつです。
今や売上の30%を占める主要事業の一つになっているというリッチェルのペット用品。愛犬とともにリッチェル製品に囲まれている私も気になっていたリッチェル本社のショールームにお伺いしてきました。
株式会社リッチェルとは

株式会社リッチェルは、1956年の創業以来、富山市の水橋地区を拠点に生活をより楽しく、快適にする製品を次々と生み出してきました。
創業時は家庭用品を中心に展開。70年代から園芸用品へ拡大し、その後ライフケア用品など幅広いカテゴリーを手がけ、90年代にはペット用品市場に参入し急拡大。今やリッチェルのペット用品は2024年の売上の約30%を占めるまでに成長しました。

もとは「シルバー樹脂工業所」として創業したリッチェル。
1991年の社名変更を経て、独自のブランド「Richell」として市場に認知されるようになりました。
「Richell」は高級感やゆとりを表す「Rich」と、高品質や信頼感を表す「Well」を組み合わせた造語で、創業以来、常にユーザのニーズに応え、プラスチックの新たな可能性を模索してきた経営姿勢は、製品ラインナップの豊富さと品質の高さに表れています。
2023年には新社屋「本社R&Dセンター」を竣工するなど、研究開発体制も強化し、次世代の製品開発に挑戦しています。

富山を代表するプラスチック製造加工販売メーカー「リッチェル」

リッチェルの秘密は、プラスチック成形技術と独自の商品開発力にあります。これまでの家庭用品で培った技術をペット用品にも応用し、安全性や耐久性はもちろん、見た目もおしゃれで使いやすい製品を作り出しています。
本社R&Dセンター内にはショールームが

ペット用品をはじめ、日用品やベビー用品など全種類で約3,000にものぼるリッチェルの商品。リッチェルの本社内1階にあるショールームでは新製品や売れ筋商品がおよそ300アイテム展示されています。(ショールームでの購入は不可)

リッチェルの商品は既製品から改善点を見出し改良したものを開発、さらに実際に消費者から得た声やヒアリングなどから商品開発に活かすなど、ユーザ目線で日々商品開発や企画、改良を続けてきた結果ユーザの高い支持を受け、富山の代表的な企業としてここまで成長できた、と総務の土井さんは話します。

ペット用品といえばリッチェル

リッチェルといえば、ペット用品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
およそ500点もの種類を揃えるリッチェルのペット用品はまさにかゆいところに手が届く商品も多く、「リッチェル」と書いたグッズを見るとなぜか安心する自分がいます。


暮らしに笑顔と豊かさを
富山を拠点に、国内外に広がるネットワークと最先端の技術力で、リッチェルは「暮らしに笑顔と豊かさ」を提供し続けています。
総務部の土井さんは「企画からデザイン、製造・販売までを一貫して自社で完結できるのが強みです」と笑顔で話してくださいました。
今後も革新と挑戦を続け、新たな価値を創造しながら、より多くの消費者の生活をサポートしていくリッチェルの歩みと未来に、ぜひ注目してください。

企業名 | 株式会社リッチェル |
住所 | 富山県富山市水橋桜木136 ※ショールームでの商品購入はできません |
公式サイト | https://www.richell.co.jp/ |