ヒスイ海岸で絶景を楽しもう!ヒスイの見つけ方や魅力を紹介

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ヒスイ海岸とは

©(公社)とやま観光推進機構

ヒスイ海岸は、幅100m・東西約4kmに渡って広がる海岸です。日本でも珍しい小石の海岸で、富山県朝日町の最東に位置しています。

ブルーやグリーン、コバルト色など色鮮やかな小石が多くあり、海岸はまるで宝石がちりばめられたかのように輝いています。日本のヒスイ産地は険しい山の中がほとんどですが、ヒスイ海岸では、ヒスイの原石が海から打ち上がる珍しい光景を見られるところも魅力です。

ヒスイ海岸は、その美しさから「日本の渚百選」「快水浴場百選」にも選ばれている、富山が誇る美しい海岸です。

ヒスイ海岸で見つけられる「ヒスイ」

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ヒスイとは、まが玉などで知られる美しい鉱物の一種です。鮮やかなグリーンが特徴のヒスイは約6,000年前の縄文時代から親しまれており、2016年には日本鉱物科学会によって日本の国石にも選ばれました。

以前までは中国から輸入していたという説が提唱されていましたが、古墳時代のまが玉工房跡「浜山玉つくり遺跡」が朝日町で発見されたことから、日本のヒスイ文化が始まります。その後、発掘調査団が、宮崎・境海岸一帯を「ヒスイ海岸」と命名しました。

ヒスイの色は、半透明なものから鮮やかな青緑色までさまざまな色合いがあり、一つひとつ異なる魅力を感じられます。

宝石のように輝く「ヒスイ」の見つけ方

ヒスイが見つかる浜のイメージ画像

ヒスイを見つけるには、5つのポイントがあります。「白っぽい色合い」「角ばった形」「表面に見えるキラキラした結晶」「重たい」「なめらかな触り心地」という条件を満たしている石です。この5つの特徴をヒントにしながら、ぜひヒスイを探してみてください。

特に、波打ち際の濡れた石が集まっている場所はヒスイを見つけられる可能性が高いといえます。波が強かった日の数日後は新たに石が海から打ち上げられるため、見つけやすいでしょう。

敷地内にあるヒスイテラスでは、子ども用・大人用の長靴無料貸し出しサービスと、無料ロッカーが完備されています。「ひすい恵みの会」であるガイドさんが、1人10個まで見つけた石を判別してくれるサービスもあるため、石を拾った際はぜひ立ち寄ってみてください。

ヒスイ海岸には、ヒスイとは違った色鮮やかでユニークな形の石もたくさんあります。思い出作りとして、自分だけのお気に入りの石を見つけてみるのもいいかもしれません。

ヒスイ海岸の魅力

ヒスイ海岸には、ほかにも素晴らしい魅力がたくさんあります。ヒスイ海岸の主な魅力を3つ紹介します。

時間帯によって変わる海岸の絶景

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ヒスイ海岸は、時間帯によって変わる海岸の絶景が魅力の一つです。晴れた日は、ヒスイのように透き通ったエメラルドグリーンの海が目の前に広がります。思わず深呼吸したくなるほど開放感あふれる海の絶景は、写真映えすること間違いなしです。

また、夏至の前後約1ヶ月のあいだ、海から朝日が昇り、同じく海に夕日が沈む特別な光景に出会えます。1日のはじまりと終わりをどちらも海越しに楽しめるこの絶景は、宿泊してこそ体験できる贅沢なひとときといえるでしょう。

ぜひ朝日町に滞在して、幻想的な一日を過ごしてみてください。

毎年夏開催の「トレジャーハンティング」

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ヒスイ海岸では、毎年夏になるとガイドと一緒にヒスイ探しなどのイベントを楽しめる「トレジャーハンティング」が開催されます。

ヒスイや蛇紋岩、薬石などさまざまな石の違いや見分け方を教わりながら、自分だけのお気に入りの石を見つけられます。「まが玉」「お守り袋」「キーホルダー」の手作り体験もでき、ヒスイ海岸ならではの夏休みの思い出を作れることでしょう。

また、ヒスイ海岸の国道8号周辺は、タラ汁を食べられるお店が豊富なことから「タラ汁街道」と呼ばれています。トレジャーハンティングに参加した方には、タラ汁街道のお店で使える500円のお食事券をもらえます。ヒスイ探しの後は、絶品タラ汁で富山の海の幸を存分に味わってみてください。

なお、トレジャーハンティングに参加する際は「濡れてもいいように水着の着用」「夏場は石が熱いためマリンシューズの着用」「シャワールームを使用する方は着替え」を持っていくことをおすすめします。

2025年4月オープン「今日もかえりたい。~Melon et Cafe~(メロン エ カフェ)」

翡翠(ひすい)メロンフラッペ (引用:https://www.instagram.com/kyoukae_cafe/)

ヒスイテラスでは、朝日町草野にある植物工場で作られたメロンをメインに提供しているカフェ「今日もかえりたい。〜Melon et Cafe〜(メロン エ カフェ)」が、2025年春にオープンしました。

カフェでは、カレーなどの食事メニューやケーキ、コーヒーなどのカフェメニューが充実しています。中でもおすすめの看板メニューが、朝日町を代表する春の風景をイメージした「春の四重奏パフェ」、ジューシーな朝日町産メロンの甘さが絶妙な「翡翠(ひすい)メロンフラッペ」です。華やかな見た目のスイーツは、海を背景に写真を撮ると、写真映え間違いなしでしょう。

ヒスイテラスでしか味わえないカフェスイーツを、ぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか。

夏のヒスイ海岸に行く前に知っておきたい注意点

ヒスイ海岸にいく際は、事前に知っておきたい注意点がいくつかあります。中でも重要なポイントを3つ紹介します。

縦方向には泳がず「横に泳ぐ」

ヒスイ海岸の海は、2〜3mほど進むと一気に深くなります。そのため、「縦には泳がず横に泳ぐ」ことがポイントです。

大きくて綺麗な海を目にすると、つい遠くまで泳ぎたくなってしまいます。特に子どもがいる場合は、事前に「横方向に泳ぐ」ということをしっかり伝えておきましょう。保護者は子どもから決して目を離さず、安全第一で海水浴を楽しんでください。

マリンシューズ・帽子は必需品

ヒスイ海岸のような玉砂利の海岸では、日差しが強い時期になると砂利の温度が上昇します。素足で歩くとヤケドしそうなほど熱くなることもあるため、マリンシューズは必須です。

また、海は日差しが強く、特に夏場の炎天下では熱中症の危険性もあります。日差しを避けるために帽子も持参しましょう。

無料レンタル品「フローティングベスト」を着用する

ヒスイテラスでは、夏休み期間中の9:30~16:00に、フローティングベストの無料レンタルサービスを行っています。フローティングベストとは浮力材入りのベストのことで、水に落ちた際に浮力で体を支える機能が備わっています。

子ども用から大人用まで、豊富なサイズ展開があるところも嬉しいポイントです。ヒスイ海岸で遊ぶ際、特に子どもは必ず着用しましょう。

ヒスイ海岸で絶景を見ながらヒスイを探そう

ヒスイ海岸は、日中は太陽に照らされた海がエメラルドグリーンに輝き、季節や時間によってさまざまな表情をみせてくれる魅力的な海岸です。

特にヒスイ探しは、子どもから大人まで楽しめる特別な思い出を作るのにぴったりの体験です。ヒスイ海岸で存分に楽しんだ後は、タラ汁での塩分補給や、カフェのスイーツで心と体を癒してみてはいかがでしょうか。

住所富山県下新川郡朝日町宮崎・境
アクセス【徒歩】
あいの風とやま鉄道越中宮崎駅より約1分
【車】
北陸自動車道「朝日IC」より約10分
公式サイトhttps://www.asahi-tabi.com/hisuikaigan/
(一般社団法人朝日町観光協会公式サイト)
公式Instagramhttps://www.instagram.com/asahi_tabi/
(一般社団法人朝日町観光協会公式Instagram)
問合せ先0765-83-2780
((一社)朝日町観光協会)
駐車場(2025年5月6日(火)時点)【ヒスイ海岸】
あり
普通車:約200台(大型車不可)
夏季間は有料(500円/回)
【ヒスイテラス】
あり(無料)
普通車:39台
大型車:要予約
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トイエバ編集部

トイエバ編集部

様々な富山の情報をお届けするトイエバ編集部です!

地域情報メディア、toiebaでは「グルメ」「住宅」「防災」「ペット」「観光」をテーマに、富山を知り尽くした地元のライターや防災に関する専門家、ただただペットを溺愛する飼い主など、多様なライターが集まるtoiebaが楽しくにぎやかに、そしてためになる情報をお伝えしていきます。

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