富山の土地の個性が育んだ県産野菜「とやまテロワールベジ」を、県内飲食店の一皿として味わえるフェアが始まります。
8月1日(土)から31日(月)まで開催されるのは、「YOJOフェア」。県内14店舗の飲食店が、とやまテロワールベジをはじめとする県産野菜を使い、それぞれの料理スタイルで個性豊かなメニューを提供します。
厳しい暑さが続く夏に、食を通じて心と体をいたわってほしい。そんな思いから、フェアのテーマとなったのが「養生」。古くから「くすりの富山」として知られる富山らしく、旬の野菜をおいしく味わいながら、健やかな食生活を意識したメニューがそろいます。
フェア開幕に先立ち、富山市山室の「発酵おばんざいとそば 福籠(ふくろう)」で試食会が開かれました。今回は、実際に味わった料理を中心に、とやまテロワールベジの魅力とフェアの見どころを紹介します。
福籠で味わう、2つのテロワールベジメニュー

フェアメニューとして紹介されたのは、福籠の平日限定ランチ(11:30~14:30)「発酵おばんざいのおにぎりセット」に入る2品です。
使われているとやまテロワールベジは、富山市五福エリアで育てられる「五福オクラ」と、南砺市などで海藻由来の肥料を使って栽培される「海藻アルギットにら」。
五福オクラは、ハトムギぬかと塩麹で漬け込み、その日の野菜と合わせた「五福オクラのハトムギ薬膳漬け」に。試食会では、新川きゅうりやトマトと一緒に提供されました。
海藻アルギットにらは、「蒸しどりのアルギットにら塩麹ソースがけ」として味わえます。
福籠らしい発酵や薬膳の考え方を取り入れながら、それぞれの野菜が持つ食感や香りを引き出したメニューです。
シャキシャキ、ネバネバ! 五福オクラのハトムギ薬膳漬け

まず驚いたのは、オクラを漬物として味わうこと。正直、オクラの漬物は初めてでした。
食べてみると、オクラのシャキシャキとした歯ごたえがしっかり残っています。さらに、オクラならではのネバネバ感もそのまま。塩麹のまろやかな塩味によって、野菜そのものの甘みとうまみが引き立ちます。
暑い時期にも食べやすく、思わずご飯がほしくなる一品でした。
生のにらの香りを楽しむ、 蒸しどりのアルギットにら塩麹ソースがけ

もう一品は、蒸しどりに「海藻アルギットにら」の塩麹ソースをたっぷりとかけたメニュー。
福籠の店主・大田さんは、にらの使い方について、こう話します。
「海藻アルギットにらのおいしさを生かしたくて、加熱しないで生で調理しています。麹と合わせることで、甘みとうまみを引き出せるので、余計な調味料は使わず、シンプルに仕上げました」
ひと口食べると、にらの香りはしっかり感じられますが、塩麹のまろやかな味わいと合わさることで、蒸しどりにもよくなじみます。

福籠を訪れるなら、もりそばを合わせて楽しむのもおすすめ。福籠のそばは、八尾在来種のそば粉を使ったこだわりの一品です。
つるりとしたそばの喉ごしに、発酵おばんざいのやさしい味わい、五福オクラのシャキシャキ感や、海藻アルギットにらの香りが重なります。
地元野菜を、発酵や塩麹、そばと組み合わせて楽しむ。福籠らしい、とやまテロワールベジの味わい方です。

「海藻アルギットにら」の詳細・簡単レシピはこちら👇
「五福オクラ」の詳細・簡単レシピはこちら👇
キッシュやカッペリーニも!県内各店のYOJOフェアメニュー
福籠のほかにも、県内の参加店舗では、とやまテロワールベジなどの県産野菜を使った個性豊かなメニューが登場します。
同じ野菜でも、料理人の手が加わることで、甘みや香り、食感の楽しみ方はさまざま。ここでは、フェアで提供されるメニューの一部を写真で紹介します。
電気ビルレストラン
◆炙り水蛸と五福オクラ、新川きゅうりのマリネ・煎り酒ジュレ

香ばしく炙った水蛸に、五福オクラと新川きゅうりを合わせた一皿。煎り酒のジュレが、野菜と魚介の味わいをまとめます。
ホテルJALシティ富山
◆テロワールベジのキッシュプレート

県産野菜の味わいを、キッシュや彩り豊かな付け合わせで楽しめるプレートです。
◆温泉もろこしのカッペリーニ

温泉もろこしの甘みを生かした、夏らしいカッペリーニです。
◆雪玉ねぎのブラマンジェ トナミ醤油のカラメルソース添え

雪玉ねぎのやさしい甘みを、ブラマンジェとして楽しむデザート。トナミ醤油を使ったカラメルソースが味のアクセントになっています。
参加店舗一覧は、とやまテロワールベジ公式Instagramで確認できます。
富山の土地の個性が育んだ「とやまテロワールベジ」とは?

「テロワール」とは、気候・土壌・地形・水、そしてそこに暮らす人々の営みが織りなす“土地の個性”のこと。もともとはワインの世界で使われてきた言葉です。
富山のテロワールは、立山連峰から富山湾へと注ぐ豊かな雪どけ水、山と海が近い地形、そして自然と向き合ってきた生産者たちの知恵と技術によって形づくられています。
「とやまテロワールベジ」は、そんな富山ならではの風土の中で育てられた県産野菜です。
単においしいだけでなく、なぜその野菜がその土地で育つのか、どんな人がどんな想いで作っているのか。その背景まで知ることで、一皿のおいしさがさらに深く感じられます。
どんな野菜がある?とやまテロワールベジ15品目
toiebaでは、とやまテロワールベジ15品目について、特徴や旬の時期、生産者のこだわり、主な販売場所、簡単レシピなどを紹介しています。
地元で育った旬の野菜を選ぶことは、新鮮なおいしさを味わえるだけでなく、富山の農業や、地域で野菜を作り続ける生産者を応援することにもつながります。
いつもの買い物や外食で、野菜が育った土地や生産者に少し目を向けてみる。そんな身近な選択が、富山ならではの食文化や農業を次の世代へつないでいく力になります。
「とやまテロワールベジにはどんな野菜があるの?」「旬の時期や販売場所を知りたい」という方は、ぜひこちらもご覧ください👇
8月は、とやまテロワールベジをお店で味わってみよう
旬の地元野菜をおいしく食べたい人。体にやさしい食事を楽しみたい人。友人や家族と、富山らしい外食を楽しみたい人。「とやまテロワールベジ YOJOフェア」は、そんな方にぴったりのイベントです。
同じ野菜でも、料理人の手が加わると、知らなかったおいしさに出会えます。富山の土地の個性が育んだ野菜を、県内飲食店の一皿で味わってみませんか。


